奈良の無形民俗文化財~ススキ提灯献灯行事~
ススキ提灯献灯行事は、鴨都波神社で、7月16日の夏季大祭と10月の秋季大祭宵宮に行われる祭礼行事で、五穀豊穣。家内安全、無病息災を祈願して氏子を中心に地域で行われています。
祭り当日は、参加の各自治会がススキ提灯と呼ばれる先端に御幣を施した3段組み10張の提灯を組み立てます。
提灯の火は、古代の技法で神職さんが熾(おこ)した神聖な火が使われます。
ススキ提灯は毎回30本余りが参加し、夕暮れに御神火(ごしんか)を点灯させて、神社へ奉納します。
各自治体からススキ提灯を持ち寄るときに歌われていた伊勢音頭を再興し、高齢化が進む各自治体にかつてのような賑わいが戻るようにと思いを込め、また祭りのベースとなる伝統は守って地域を元気にするために子どもから若い人が参加しやすい行事としていきたいと祭事の関係者の方が語っています。
提灯が奉納される様子は壮大ですので、7月16日と秋季大祭宵宮には是非ご覧下さいと言っています。
鴨都波神社へは、JR・近鉄御所駅より南へ約1㎞です。また、祭事のお問い合わせは、鴨都波神社・TEL0745-62-2176
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