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奈良のお祭り(無形民俗文化財)~室生の獅子神楽~

2020-01-28 06:48:28 | 地域と文化
奈良の無形民俗文化財~室生の獅子神楽(ししかぐら)~
 室生の獅子神楽は、五穀豊穣、悪疫払いを祈願し、室生龍穴神社の5垣内(かいと)の氏子による地域の行事です。
室生村史によれば、安政年間に室生寺が火事になった時に、
地域の若者が力を合わせて火を消して大事に至らなかったお礼に、室生寺から一対の獅子頭を与えられたことが始まりとされています。
今も、10月の秋祭りには、宮司や正装して御幣(ごへい)を携えた氏子と一緒に獅子が一度、室生寺の境内にある天神社に御渡りをし、神楽を奉納しています。
祭り当日は、朝から5垣内の集会所や当屋(とうや)宅をまわり、笛と太鼓の演奏で雄雌一対の獅子が鈴や刀、御幣を持って舞います。午後からは、室生寺の天神社への奉納後、室生龍穴神社へ御渡りし、笛と太鼓の演奏で雄と雌がそれぞれ4曲ずつ約45分間舞います。
室生獅子神楽の奉納は年に1回、10月の秋祭りです。
保存会の方が言うには、「神社の境内を広く使って大きく舞うので、見応えがありますが、獅子頭は重く、舞う側はかなり体力がいるのです。」
「加齢による体力的なことで保存会を卒業する人はいますが、その場合でも、後任を連れてきて、教えてから辞めていきます。」ということです。
これは、獅子神楽は、楽しいし、伝統文化を継承してほしいという思いがあるからだと思います。
最後に、「いろいろな人に見てもらうことも活動の励みになります。是非、見に来ていただけたらと思います。」と言っておられました。
室生の獅子神楽のお問い合わせは、宇陀観光協会:TEL0745-82-2457まで
室生龍穴神社へは、近鉄大阪線室生口大野駅下車奈良交通バスで、室生寺バス停下車東へ約1.2㎞です。

        

      


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