僕とわたしの歩く道

日々のいろんなことを。。。

就学相談

2007-06-22 10:04:11 | 学校生活
そろそろ、就学相談説明会だったり、小学校見学の季節。
昨年の今頃、ネットで就学相談と検索したり、自閉症児のお母さんたちのブログで就学相談の時期を検索して読んだり、不安がいっぱいで調べまくっていた私。

就学相談とは・・・教育上特別な配慮を要すると思われるお子さんの就学に関して、心配やお困りのある保護者のために、相談に応じるもの。

と、ありますが、要は、就学指導委員会(呼び名は市町村によって異なる)と保護者が子どもの状態や希望などを話し合い、また、子どもは発達検査と幼稚園などでの様子を検査され、「特別支援学校判定」「特別支援学級判定」「通常級判定」という判定が出て、入学先が決定される・・・というものです。

で、その判定に不服な場合は小学校や委員会とまた何度も話し合い・・・となるのですが、

引っ越す前の市で行われた昨年の就学相談説明会では

「通常学級しか入れるつもりがないのに、その中で配慮をしてほしい人は就学相談には来ないでほしい。就学相談の人数が多くて大変だ!」

というような発言を教育委員会の人が言ったもんだからさあ大変!!

「じゃあ、どんなに障害が重くても通常級に行かせたければ就学相談は受けなくていいのか!!」
「通常級でやっていけるのかがわからないからこその就学相談ではないのか!!」

と、保護者からは不平不満の発言が紛糾し、
結局、「心配のある保護者の方は書類を提出していただいて、その上で就学相談を受けていただくか、教育相談としてお話させていただくか、決定いたしますので、ご心配な方は出してください。」と、通園施設の園長先生方が後日皆に報告するようなことにありなりました。

「光とともに」2巻や、先輩のお母さんに「就学相談大変よ~」と聞いていたこともあり、就学相談委員会とかそりゃもう嫌~なおじさんが嫌~に対応する想像ばかりが膨らみ、

特に私の場合は、小学校入学前に引越しがあり、そのような場合、前市で受けた就学相談はまったく役に立たず、引越した市でもう1度受けなおさないといけない・・・ということもお聞きして、ただでさえ環境の変化に弱い子なのに、立て続けに検査なんて受けられるのか??と不安がいっぱいで、ネット検索しまくっていたのでした。

そして就学相談我が家の場合。

引っ越す前の市はやはり引越しが決まっている状態だったら、就学相談を受けても仕方がないということで「受けません」とお電話したら、「丁寧にお電話いただきありがとうございました。おかあさんも大変でしょうが、新しい市で頑張ってくださいね。」と暖かいお言葉をいただき、評判の悪かった前市の教育委員会に対して好印象。

そして現在住むK市。

昨年10月、1人で転入届を出しに行くとそのまま「来年度入学予定のお子様がいらっしゃいますので教育委員会へこの書類を」となり、そのまま教育委員会で、「障害のある子ですので特別支援学級への入学を希望しているのですが・・・」と話し、そのまま担当の人と30分くらい、おひさまの発達状態のアンケートと、聞き取り、また以前に受けている発達検査の結果と通園施設の様子や資料を使っていいという承諾をして、「あの~本人の検査は」と聞くと、「就学前検診がありますので、そのときに僕も行きますから」となりました。この時の対応もとてもわかりやすく丁寧で好印象

そして就学前検診、検診内容は事前にお聞きしていたのでスケジュールをし、「特別支援学級への入学を希望しています。」と問診票に書き一言いうと、「大丈夫です。聞いています。」と私も一緒に付き添いさせていただき、滞りなく検査も終了。
知能検査は教頭先生に通していただき、全然聞いてないおひさまに「おかあさん、この小学校には専門の勉強をした教師がおりますから、何も心配しないでくださいね。」と言っていただき、教育委員会の担当の方も、「よく頑張りましたね。」「就学適正委員会の結果は郵送でお送りしますから」と安心して終わることができました。

そして忘れもしない11月○日。就学適正委員会が行われるとなっていたので、いつ結果がくるのだろう・・・とドキドキしていたら翌日にすぐ封書が。迅速で丁寧な対応に感動して、お礼状まで書いてしまいました。

このお礼状がきいたのかどうかはわかりませんが・・・後日、おひさまの入学先に決定していた情緒の特学の生徒さんが転校により、おひさま1人になることで、知的と情緒と1クラスになるかも(1クラスになっても4人だから)となったときも、校長先生や現特学の担任の先生も2クラスあったほうがいいと掛け合ってくださったこともあり、おひさまはめでたく情緒の特別支援学級に入学となりました。

通常級を希望していたらもめていたのかな~と思いますが、私が出会った就学相談の担当の方はどなたも丁寧にわかりやすく、親の気持ちも考えお話くださり、感想として「就学相談よかったな~」って感じ。

なんだか敵!と会うような印象をもっていた就学相談でしたが、誰もその子に悪い方向にいくように考えるわけはなく、皆でその子にとってどうするのがいいのかを考えてくださっているんだし(こう夫に言われた私・・・)、その上で丁寧に敵対するのではなく、しっかり親の考えを伝えていけばより良い方向に進むのではないかな~と思うのです。

でも、就学相談により嫌な思いや、悲しい思いをした人がいるのも事実。
就学相談前にはそれにより判定されるということに、超不安を感じた私。

埼玉県東松山市の「障害児全員希望する小学校へ」のニュースは、どの小学校に入学してもそこで本当に適切な支援が得られるのであれば、素晴らしいことだなあと思うのです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 懇談会 | トップ | ハルネット♪3ヶ月終了♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

学校生活」カテゴリの最新記事