美容室が楽しみになるまで

今日は夫と２人、近所の美容室に行って、
先にカットし終わったら、一人で帰ってきたおひさま。
手には自分で自動販売機で買ったコーラを持っている。

「水曜日ね♪」とニコニコ笑顔で、頭のところでチョキで切る真似をして、
先週から楽しみにしていたんだよね。
昨日だって、「寝て起きたら、カレー食べて、髪チョキチョキ行くよ。」
って。

数年前に自閉症のＴＶで泣き叫びながら髪を切る子を見て、
おひさまもあんなふうになるのかと思ったけれど、

おひさまにとって美容室でのカットはとっても楽しみになった。

イヤだと言ったバリカンやドライヤー、すきバサミ（痛かったらしいよ）は一切使わずに、切ってくれた美容師さん。
一緒に行って、横で切る娘はお手本だったし、
美容室の前が公園で、終わったら行くってことも目で見てわかった。

今は引越しで美容室も変わり、すきばさみはＯＫになって、
あいかわらずバリカンやドライヤーはイヤを認めてもらっている。
でもシャンプー台で後ろ向きに倒れて、髪をシャワーで流すことが出来るようになっているらしい（夫談）
もう、公園もないけれど、１人でコーラを買って帰ってくる。

「おひさまくんもなれてきてくれて、僕も嬉しいです。」
私がカットに行くと、美容室の兄ちゃんもそう言ってくれる。

障害名なんて言ってないけど、そのままのおひさまを受け止めて相手をしてくれている。前の美容師さんも今の美容師さんも。

「この人、おひさま、たぶん大丈夫！」そういう嗅覚は私も夫もおひさまを育ててるうちになんとなく身についた。おひさまはそれ以上に敏感だし。

なんだろうね。心を感じるっていうのかな。
だからこそ、小さい美容室なのに（前のところも今のところも２人で切り盛りされている完全予約制）固定客がしっかりついているんだろうと思う。

髪を切った男２人は電気屋さんにゲームソフトを買いに出かけた。
娘は友達と遊びに出かけた。

休日なのに１人の私は、こうしてブログは書きながら、
幸せだなあ・・・これからもずっと幸せだろうなあ・・・と思っている。

休日の朝

休日の朝でも６時に起きるおひさまは、
朝起きるとすぐ「お母さんカレー食べよう！」って言ってくる。

はいはい～って、リビングにきて私はソファで毛布にくるまってゴロン。

昨日作ったカレーを自分であたためるおひさま。

皿にごはんとカレーを入れて、テーブルに持ってきて食べ始めたんだけど、
きっとまだあたたまっていなかったんだろうね。

電子レンジに入れてあたためていた。

なんて自立したおこさまなのだろう。。。

「どこまで支援をすればいいですか？家ではどうですか？」

と家庭訪問で聞かれたんだけど、
家で支援するところなんてないんだよね。

スケジュールは書くし、
カレンダーも書くし、
簡単で肯定的な言い方もするし、
書いて伝えあうこともするけど、

全部、おひさまがわかるようにしているだけで、
もうあたりまえのことなんだもの。

さかだち記念日

そうそう、娘のことだけれど書いておこう♪

昨日は娘の逆立ち記念日なの。

運動会では５、６年生は組体操があって、
まあピラミッドやら扇やら、色んな団体演技ものもあるけれど、

子どもたちが一番苦労するのは逆立ち！

で、うちの娘、体育が苦手なんだけれど、
負けず嫌いで努力の人だから４年生の頃から逆立ち、練習していました。
私も６年生の時、必死で練習したなあ・・・と、娘の姿を見てると思い出します。

夜寝る前にふとんで、ずいぶん上がるようになったけど、
クラスで一番背が高いから、もっときちんと上がらないと、
持てる人がいないだろうな・・・なんて思っていたら、

昨日夕方友達と遊んで帰ってきたら、
「おかあさん！Ａちゃんに教えてもらったら逆立ちできた～！」
って。
お母さんが「もううちの子はサルなんで～」っておっしゃる運動神経抜群の女の子に教えてもらったらしくって、

見て！ってしてみると、
ほんとうに壁にすっとキレイに逆立ち出来てるの！
スゴイ！

子どもって子ども同士で学ぶなあ・・・
おひさまはそれが圧倒的に少ないもんなあ・・・

Ａちゃんのおかげで他にも３人、出来るようになったんだって。

朝、登校の時に迎えにきてくれたＡちゃんを、
娘が待たせてるときに娘には見つからないように、

「Ａちゃん、ありがとう！Ａちゃんのおかげでヒナ逆立ちできるようになったよ！
　私ビックリしたよ。本当にありがとうね♪」
「はい、次の体育の時にはもう出来ると思いますよ。」

って、とっても活発で礼儀正しくてＡちゃん素敵！！

ヒナも本当によかったね。
お母さん、体育はとっても苦手だったからあなたの気持ちは痛いほどわかるけど、教えてあげることができないもんね。

「いやだな～運動会」だったのが、少し楽しみになってきた様子です。
出来ると嬉しいものね！

あいかわらず上手♪

家庭訪問でおひさまの絵を見た特学の先生から

「おひさまくん、キャラクターとかすごく大きくとかも描けるんですか？」
と聞かれたので、「はい、描けますよ。」と答えた。

そんなの私に聞かないで、
おひさまに頼んで実際描いてもらえばいいのになあ・・・と思って、

Ｏ先生におひさまの大きな絵をプレゼントして！と、おひさまに言うと、
さらさらとドンドン描いてくれた。

（写真　クリックしたら少しは見やすいかも）

あいかわらず、とっても上手♪

Ｏせんせいへ　おひさま
って書いて、一緒に連絡帳にはさんだ。

昨日交流級担任から聞いたおひさまが手がでるポイントにも、
スケジュールを作って連絡帳にはさんだ。

百聞は一見にしかず。

先生にも視覚支援♪

家庭訪問 交流級担任編

今日は、３年２組の担任の先生と、
ヒナの５年の担任の先生の家庭訪問。

おかげで先週から部屋がキレイだわ～♪

おひさま、学校で、
特学担任や、介助でついてる先生に、
叩いたり蹴ったりしているらしく、

それは、おひさまのイヤだ！うざい！って表現なんだろうけど・・・
と思いつつ、

見せて伝えていただくこと、
簡単で肯定的な声かけをしてもらうこと、
絵になる言葉なら理解できていること、
出来るところで交流させていただきたいことを話した。

おひさま、言葉で言っても反応するので、
わかってるのに言うこと聞かないって思われがちなんだけど、
実は全然わかってないことがあることを、
具体例を交えてお話した。（やきそばの話）

話していて、
先生、とってもベテランなので、お任せできそうな感じがして、
なんだか嬉しい♪

ヒナの先生も見た目怖いけど、私は話していて、この人なら大丈夫だなあと思った。

２人が毎日、明るく小学校に通ってくれるだけで、
なによりなんだもの。

他害は本当にやめさせていきたいことだし、
困ったことなんだけど、
横につく先生にのみ（友達には全くないらしいのよね。）ってことは、
対応を見直すきっかけになる。

問題点は今後のより良い対応を生む。

そう思うと
何もこわくない。

絵の教室でのお話

おひさまが行っている絵の教室の先生は、
障害のある人のアート活動を支える団体の事務局もしてらっしゃって、

まだ３年くらい前に出来たばかりなんだけど、
少しずつ活動を広げていかれている。

昨夜、その今年度の総会があって、
もう大人になっている障害のある方の親御さん方とあって、
元気になりたいなあと思って、参加してきました。

自己紹介の時にね、重度の自閉症のお子さんを持つ方が、

「私は、最初に先生が、

　お母さん、自閉症の子を育ててるわけじゃないのよ、
　画家を育ててるのよ

　って言ってくださったので救われて・・・」

というお話があって。

自閉症の子はちゃんと自閉症の子として、
きちんと手立てをしていかないといけないけれど、

そのうえで、やはり可能性は無限だなあ・・・と。

これからホームページやネット販売もしていく話があり、
今年はおひさまもポストカードを作ろうと思っています。

また出来上がったら、希望の方にお配りしますね♪

信じなきゃ

遠足のあとなのに、聞いてみると「行く！」と言う療育。

ここでの療育は
駐車場→窓口で受付→１階診察室で医師の確認（名前と元気かどうか）→４階個室ブースで療育（私はブース外で待っている）→４階先生と今日の様子などの話→１階窓口で会計→駐車場
の流れです。

駐車場から病院窓口に歩く途中、
「あっカバン」と気づいたおひさま。

「カバン、車に忘れたね。取りにもどろうか。」
と言うと、
「お母さんが持ってくる！」
と言うので、そうか～と、受付だけをすませて
「（ソファを指差し）ここで待っててね。お母さんがカバンを取ってくるね。」
って、車に取りに戻りました。

ロビーに戻ると、おひさまがロビーから診察室へのろうかにいてね。

「行ってきたよ。」と言うのです。
「え？お医者さんところ行ってきたの？」
「行った。」
と、さっさとエレベーターに向かうおひさま。

でもでも・・・なんだか気になって、エレベーターの前で待っててね。と、
走って医師のところに確認しにいってしまいました。

「おひさまの母です。本人もう行ったって言うんですけど、きましたか？」
看護婦さんとお医者さんが、
「はい、ちゃんと名前もはっきり言ってましたよ。」

「そうなんですね。すいません。信じてあげればよかったです。」

と急いでエレベーターに戻り、
「おひさま、待たせてごめんね。１人で出来てえらかったね。」
と一緒にエレベーターに乗りました。

療育が終わったあとも、先生と私が話すとき、
「１人でエレベーターで行って待っとく。」
わかったよ。そうしてね。

話が終わって階段をかけ降りると、ちゃんとロビーのソファでくつろいでいました。

そうだよね、自分のことあれこれ言われるの聞きたくないよね。

もっともっと信じなきゃ。君の力。
もっともっと信じなきゃ。君の言葉。

木の上に立って見守るのが親なのよ。と母に言われた言葉。

心配で帰り道の途中まで迎えに来ていても、
友達と帰ってくる姿が見えたらさっさと帰って、なんでもなかったような顔をしてくれていた母のように、

信じる・見守る　に移行していかなきゃなあと思う、今日この頃のおひさまです。

遠足

＜朝、先生にしたメール＞

はりきって今登校しました
先生が作ってくださったスケジュールは激見して、
首から下げていくと言うのでそうしました
一緒に自閉症の子の噛むグッズである赤いネジネジのものも持っていくと言うので持たせています。
お弁当もほぼ自分で作りました
ウィンナーとか本当に上手に包丁を使います
よろしくお願いします

＜昼過ぎにいただいたメール＞
今朝はメールありがとうございました
私は出張先に到着しました。おひさまくんはもうすぐ集団下校くらいですかね。
朝はやる気満々でしっかり旗を持ち、6年生のおねえさんと出発しました。
公園について歓迎集会オリエンテーションをこなしていけてたのですが…話が長いお弁当が食べたいでなかなか落ち着きませんでした。
が、ちゃんと待てましたよ
お弁当の前で分かれたので少し心配ですが、きっと大丈夫です！
帰宅後のフォローが大変かもわかりませんが、どうぞよろしくお願いします。


担任の先生が出張後、おひさまと一緒にいた先生（この方もはじめての方）から、
昼からの自由時間は、１人で行動していて、私は離れて見守っていて、
なかなか皆と一緒に遊べなくて申し訳ない・・・と言うようなことを言われたので、

いえいえとんでもありません！
それでいいんですよ！自由時間なんですから。
ありがとうございました。

と笑顔答えてきました。本当にいいのよそれで。
皆と遊ぶことが楽しい子ばかりじゃないのだから。

おひさまに「遠足どうだった？」と言葉で聞くと、「いった。」
そりゃそうだ。
◎○△×その他でえらぶメモで聞くと、
○だって。

それは何より♪

明日は遠足♪

明日は歓迎遠足です。

ヒナも一緒に買うはずだった友達が、もう買っちゃったってことで、
一緒に遠足のおやつを買いに自転車でスーパーへ。

おひさまは、自分のお財布を自分のカバンに入れて持っています。

じゃがりこをサッサとかごに入れて、
もう１つは少し悩んで、アンパンマンのペロペロチョコ。
２００円以内だものね♪

いつも、私がレジに並ぶときは、スーパーの自動扉外のベンチで待っているのですが、
こうして自分の買い物の時は、ちゃんとならびます。

財布からお金を出してトレイに入れて、
レシートとおつりをもらって財布に入れて、

レジの人に「これ遠足のおやつ、おひさまくんのよ。」
とか言って、いいね～とビニール袋に入れてもらって。（こうして彼は知り合いをどんどこ増やしてるんだなあ・・・）

スムーズだなあ。すごいです。
ヘルパーさんとの毎週の買い物の成果ですね。

ヒナは吟味に吟味を重ねておやつを選んでいて時間がかかりそうだったし、
夫が早く帰ってきて家にいたので、
「おひさま先に家に帰っとく、スーパーにいる　どうする？」
と聞くと「帰っとく！」と1人で自転車で家に帰りました。

自分でやりたいことなら、おひさまは何でも出来るんだよ！

ヒナと他の買い物もして家に帰っておひさまに

「おやつどうした？」と聞くと、
「かばんに入れた！」と言うので

見てみると、ちゃんと明日の遠足のリュックサックにおやつが入っていました。

彼はこの間のＷＩＳＫⅢの発達検査では重度の判定です。

でも、個人生活能力（こんな言葉ないけど・・・）は本当に年齢相応で、かっこいい奴です。明日は遠足。楽しんでおいでね♪

眠れない夜は・・・

気になることがあると、一気に眠れなくなる私。
こういうときは眠ろうとすると悪循環なので、色々とネットで遊んでみる。

ほめられサロンで、
「ひまわり、君の煮物は神田川敏郎級だぜ」
「お前の餃子は陳健一級だ」
「脚がキレイだ」「肌がキレイだ」「君の主婦業を年収に換算すると１２００万円だ！」とほめまくられ、

つきあって１年目の恋人から手紙をもらう

（Ｎちゃ～ん、また勘違いしちゃだめよ。
あなたの恋愛を分析して架空の１年付き合った恋人から愛情溢れる手紙をお届けします！ってサイトによるものだからね！！）

「今日で付き合って1年。あっという間だったね。
ということで、今日ぐらいは真面目に手紙でも書こうかと思った次第です。おれにしては珍しい試みだけど。

さて、何から書こうかな。
あー、前から思ってたんだけどさ、ひまわりっておれ以外の男と話すときは声がかわいいよね…凹。
ってわざわざ記念日に書くようなことじゃないか。この話はナシ。

そうそう、最近思うんだけど、ひまわりってすぐ「束縛とかのない自由な付き合いにしよう」とか言うよね。そういう考えはいいと思うんだけど、おれが同意していないのに自由すぎる気がする。ひまわりは結構モテるし、そのあたりは心配なんだよね、ぶっちゃけ。
ひまわりが浮気しそうなタイプには思わないけど、少し自由さを抑えておれに気を遣ってくれたらありがたいなぁと思う…。

ひまわりってさ、単に自由人で何も考えていないのか、おれから逃げようとしてるのか、いまいち掴めないよね。楽しそうに生きてるけど、おれがいるかいないかはあまり関係がない気がする。…とかうじうじ言ってるから面倒くさいのか。
冷たい感じはしないし、ひまわりって男からすると人気があるのは分かるんだよね。でもいざ付き合ってみると、雲みたいにフワフワとしていて、いつ消えてしまってもおかしくないとも思う。今は、付き合っている感じがしなくて、遠い。

あー、おれってほんと悪い方向にばっかり話を進めるなぁ。
記念日だしもっと前向きなことを書くようにするよ。話を変えよう。

さんざん文句を書いた後にこう言うのもなんだけど、おれはそれでも、一年間幸せだったと思うし感謝しているんだよ。
付き合ったばかりのころ、ひまわりの明るさは、少し人生にふてくされ気味だったおれにとって生きるためのエネルギーそのものだった。おれがごちゃごちゃこの関係を壊すようなことを言っても、ひまわりの理解があるからここまで壊れずに来られたんだと思う。

ひまわりが言ってくれた「いつか二人で一緒にいる意味が、生きる意味にもなればいいね」っていうセリフをおれは今でも大切にしているから、これからも手探りながらにうちらなりに進んでいけたらと思う。ひまわりは自分が放ったその言葉、覚えているんだろうか。この手紙で思い出してくれたら嬉しいよ。

これからも決して平坦ではないと思うけど、お互いを信じて乗り越えていこう。あ、それとそろそろ大根おろし以外の料理を覚えてくれ。

では、これからも末永くよろしく。ひまわりがいてくれてよかったよ。ありがとう。

P.S.誕生日にあげた指輪をオークションで売って、かに道楽に行ったらしいな。」



つくづく私って、オークションで指輪を売る人なんだなあ・・・
誕生日がそうなんだろうか？？？

とりあえず、こんな手紙を書くような男には、絶対惚れないと思う私。