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特別支援教育研修・講演会 覚書

2008-09-12 10:53:58 | 講演会覚書
日々たまっていく書類の整理をしていたら、
夏休み後半に特別支援教育コーディネーターの先生から誘われていった
特別支援教育研修・講演会のレジュメが出てきたので、覚書。

福岡県立養護学校「福岡高等学園」が主催で行われた講演会。
出席者のほとんどが福岡県の小学校・中学校の先生方でした。
(知っている保護者の方もちらほらといましたが)

通級教室の先生の実践発表
高等学園の先生の自立のために必要なことの提言
鹿児島大学教育学部准教授 雲井先生の発達障害児への学習指導の講演

どの先生も熱心で発達障害児への視線がとても暖かく、こういう先生にぜひ指導してもらいたい!!と思った保護者も多かったはず!

そして、とてもとても嬉しかったのが次の部分

テクニックよりも必要なこと

・共感と受容:安心して失敗できる関係・雰囲気
・負担をかけないこと 努力と苦労は違う 継続が必要
(人並みの努力でできるように工夫する。障害があるからと苦労しなければいけないのでしょうか。)
・自尊心への配慮:自己効力感⇔学習性無力感
・意思の尊重:内容、量を本人と相談して決める
・指導と支援:読み書きそのものの「指導」と読み書きを介しての学習・評価における「支援」
(漢字の練習のノートのコメントが「丁寧な字で書きましょう」は良いが
 運動会などの作文のコメントまで「丁寧な字で書きましょう」には涙が出ました・・・)
・急がないこと:本来的に苦手な部分で時間を要す
(1回でうまくいくことなんてそうないのです。)
・マニュアルではなく、その子に合った学び方がどこかにあるはず。それを子どもと一緒に探す営み。それが特別支援教育ではないでしょうか。

こうした講演会を先生方が聞かれてるってことが素晴らしいではありませんか。
もう、どんな先生が転任されてきても大丈夫な気がします。
だって、教育委員会も共催の講演会だもの。
特別支援教育の主流がこうした考えなんですからね。

これ・・・子育てにもそのまま通じますよね。

高等学園の卒業生の方も19年度卒業生の9割が一般企業に就職(正社員はそのうち2割くらいですが)されている現状を知り、心が軽くなりました。
・・・高等学園入学は狭き門らしいんですけどね。

以上、覚書でした。



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