けこりん日記

英語教室のレッスン、ネットでの活動、アメリカの思い出、
おすすめの本などつれづれに・・・。
(交流はミクシィでね!)

おもしろEnglish レッスンのヒント

2006-11-19 15:23:37 | レッスンのネタ
カラオケを利用した応用編です。
谷口先生、図子先生のセミナーからもたくさんヒントをいただきました。

1. 数字の歌

  ただのリピートがやさしすぎたら、1-1,2 など追いかけパートを変更。
  1-10 2-20 3-30・・・10-100 などの10倍モード。
  1-1st などの序数モードなどいろんなアレンジを。

2.曜日・月

  数字同様、続く曜日や前の曜日を言わせる。
  日本語⇒英語でバラバラにして確認(以外とじゅげむみたいに最初から
  歌わないと出てこなかったりするので、バラバラ大切)

3.ハウスツアー

  実際その部屋で見えるものでやっていく。
  air-conditionerとか早口になるのがまた楽しかったり。

4.レストランの会話

  こどもの好みでどんどん変える。コーヒーは頼まないよね?と
  デザートにしたり。

5.世界一周

  地球儀で場所を確認する。歌いながら指し示せるようになる。
  オリジナルが歌えるようになったら、首都シリーズにしてもいいし
  国際理解で習った国などを組み合わせて、新曲を。

  うちのおちゃらけ組みは Let's go around Sakae-ku.
♪本郷台、小菅ヶ谷、公田(くでん)とか「それなんの英語にもなって
  ないやん!!!」な鼻歌を歌ったり。

  デパート案内、学校案内などにも応用できるでしょう。

6・タイマーとしての利用

  どの歌でもいい、短めなのが多いので(1分程度)ゲームや会話練習の
  タイマーがわりにBGMにする。自然と終了間際だとわかるので
  収集つきやすいのでは?

とりあえず、このあたりのご提案いかがでしょう?








  

「新しい英語教育へのチャレンジ」小学校から英語を教えるために

2006-11-19 15:07:31 | お薦め本など!
新しい英語教育へのチャレンジ―小学生から英語を教えるために

くもん出版

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小学生に英語を教える先生(小学校でも英語教室でも個人レッスンでも!)に
とって、どっちを向いて、何を目標に教えるのか?のガイドラインになる
本です。

たくさんの共感部分がありましたが、かいつまむと・・・

◆「金魚鉢モデル」=外の海では生きていく力(英語力)のない軟弱な金魚を、
 テスト・受験の動機で勉強させる従来の英語教育ではなく

 「大海モデル」=正しさの追求が第一でない。大海(多様な価値、多様な英語)
 の中でも使える英語力の育成を目指す。

◆ 「大海」に出る準備としての小学生の英語が具体的に目指したたいこと

 1.言語要素(発音重視、英語の型=語順の提示)

 2.コミュニケーション要素(正確さより通じる喜び)

 3.技能 

 a 聞き取り重視
 b 簡単な会話 
 c コミュニケーションに必要となる読み(看板を読む、製品名を読むなど)
 d cと同様の書き
  
◆ 英語が楽しい!と思わせるには、外の動機(テストがあるから~など)で
  なく、内的な欲求に答える授業をする。

   もっと知りたい=知的欲求
   外国人と話してみたい=冒険を求める欲求
   英語の話せるタレントにあこがれる=刺激を求める欲求
   英語を言ったら、相手が予想どおりに反応してくれた=操作欲
   ほめてもらいたい=自尊心への欲求

◆ 小学校の総合的な学習(国際理解)は焦点がぼけやすい。
  年に数回ならいいが、長期にわたり異文化の「体験」だけで終わって
  いいのか?


◆ 昨今のいじめ問題とも密接にかかわるのデータ例
 
 ・いじめを注意したことがあるか
 ・けんかをやめさせたことがあるか
 ・困っている友達の相談にのったことがあるか

 の項目で、日本が最低の率(英、米、独、韓、日の5カ国。対象11~14歳)。
 他人に無関心な様子が伺える。まずは日本語でのコミュニケーション力育成が
 重要。日本語を基盤に英語でのコミュニケーション力も高めていく。

◎いっぱい線を引いて読んだのですが、特にそうそうと共感したのは・・・

 小学校のうちに重視したい力のトップは聞き取り。

 子どもにとって必要な表現、言いたいことを英語にする。

 英語は語順が命。語順提示をしっかりやるということ。

この3点でしょうか。語順というのは文型といってもいいでしょう。
最低限の通じるための文法です。文法学習とは違いますが
単語を並べただけで通じる日本語と語順が変わると意味が変わる
英語の違いは大切。

このラインにそって教えていくことに迷わなくていいという
意を強くしました。

追記*

私が大学時代に1年交換留学してさらに教職過程をとって
教育実習をこなし、留年せずにすんだのは、吉田先生のお計らい
だったのです。
通常はムリなカリキュラムになっていました。

なのでめちゃくちゃ恩師!

なのにほとんど卒業以来ご無沙汰です。
ヨシケン先生!会いに行っていいですかぁ・・・とつぶやいてみる(笑)