英語で国際理解教育―小学校でやってみよう! (小学5・6年版)小学館このアイテムの詳細を見る |
たくさんのご著書のある吉村先生ですが、今日の模擬授業の題材「Is this garbage?」
(環境~ゴミ)が載っている本がこちら。小学校の総合教育でも英語教室でも、テーマ別学習としてぴったりの素材です。
さて現在南アに在住の吉村先生。国際理解教育の第一人者でいらっしゃいます。
掲示板にも書いたとおり「本物」のすてきな教育者でいらっしゃいました。
いろんな問いかけがあった中、私の心に残ったものは・・・・
1)国際理解教育って何?英語教育と同一視していいの?
2)英語教室の先生としてゴールは何?生徒にどうなってほしいの?
3)小学校から英語を学ばせる意義は何?
4)英語を口移しで言わせる→言えた→パチパチ それでいいの?
5)フォニックスってEFL環境の日本の子に本当に有効なの?
6)日本の子に英語を教えるとき日本語を使ってはいけないの?
読めない子がカタカナふってるのをとがめる必要があるの?
主なものですが、いかがでしょう?
すらすら答えがでましたか?
私は結構、う~~~~でした(笑)。
テーマを与えて子供が自分の知識や経験を生かして答えられる質問をする。
「えっ?どういうこと?」と推量・考察するような質問をする。
そしてテーマ(環境、人権、平和、異文化、地域など)をみんなで掘り下げ
解決しながら、学んでいく。
これはただのレクチャー授業に比べると何倍もの効果があるとのこと。
語り手である吉村先生の確かな経験を実力が説得力を増していました。
ただ週一の英語教室で、あれもこれも、はできないのも事実。だから
上記の2)の生徒をどこに持って行きたいのかが明確にならなくては
アプローチもメソッドも決まらないわけで。
英検合格、高校合格、大学合格、これらもゴールになりえる。
英語を武器に社会にでられるように、英語で稼げるように(笑)・・・これもアリだろう。
一方「世界のチームプレーヤーになれる人材を育てる」とか
「地球市民を育てる」とかいうややでっかいゴールもありえる。
さぁ、どうしましょう?
たくさんの気づきと問題提示のあるセミナーでした。