Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

イスラム教徒観光客急増

2013年06月11日 12時37分32秒 | Weblog
観光客:イスラム教徒が急増 食事や礼拝、態勢整備2013年06月11日 11時57分

 インドネシアやマレーシアなどイスラム教徒(ムスリム)の多い東南アジアの国からの旅行者が急増している。経済発展で所得が増えたことや格安航空の運航拡大などが理由とみられる。尖閣問題などで中国からの旅行者数が落ち込んでおり「ムスリム市場」への期待は大きい。観光の現場では食事や礼拝など受け入れ態勢を整える動きが広がりつつある。【小泉大士】

 「すごい勢いで予約が入っている」。うれしい悲鳴を上げるのはイスラム教徒向けのツアーを手がける旅行代理店「フィールジャパンwith K」(東京都新宿区)の岸田武雄社長だ。5月の利用客は100人超で震災の影響があった昨年同時期の倍以上に増えた。

 一般ツアーとの違いは、食事とお祈りへの配慮。イスラム教徒が口にできる「ハラル料理」を提供するレストランに案内、礼拝場所や時間も確保する。ハラルとはアラビア語で「許された」の意味で、イスラム教の戒律に反していないことを示す。ただ「道徳観には個人差があり、多様な要望に柔軟に対応するのが大事」(岸田社長)。熱海では芸者さんに酒の代わりに水を入れたとっくりでお酌をしてもらったこともあったという。

 日本政府観光局によると、東南アジア諸国からの訪日客は2003年に約44万人だったのが昨年は約77万人に。なかでも世界最多のイスラム教徒(約2億人)を抱えるインドネシアとマレーシアからはいずれも前年比約6割増となる約10万人、約13万人が来日した。

 豚肉やアルコールが禁忌という特有の事情に配慮し、昨春からイスラム教徒向けの「ハラル御膳」(2625円)を始めたのは京懐石の老舗料理店「美濃吉」(京都市)。天ぷらや炊き合わせ、湯葉のサラダと特別な献立ではないが、アルコールを含むみりんや酢などは一切使わない。

 北海道留寿都(るすつ)村の「ルスツリゾート」はハラルの食材に加え、冷蔵庫や調理器具、食器も専用に用意した。礼拝場所として会議室を提供し、メッカの方角を調べるコンパスも貸し出す。運営する加森観光(札幌市)の仙野雅則社長室長は「非イスラム圏ででき得る最善の環境」と説明する。

 韓国などに比べてイスラム圏の観光客誘致が立ち遅れていた政府も今年に入り、飲食店や礼拝所のガイドブックを作製したり、自治体などを対象にしたセミナーを開催。観光庁の担当者は「設備投資までは難しくても一工夫すれば対応できることも多い」と期待する。

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