Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

オバマ 人種に関する新しいパラダイム

2008年06月28日 04時13分16秒 | Weblog

Ralph Nader's guilt complex

Political opponents keep trying to push Barack Obama into a one-dimensional box labelled 'race'( Lola Adesioye・ guardian.co.uk, Friday June 27, 2008)

 大統領選挙キャンペーンを通じてオバマ氏のジレンマを問題提起していますが、そこから人種問題に関して新たなパラダイムが生まれ来るのではないか、と思わせる記事。

 要するに、オバマ氏は黒人であることを強調すると、マイノリティしか念頭にない、と批難され、アメリカ全般の利益についていうと、人種問題を忘却している、と批難され、成功すれば白人の罪悪感ーーーwhite guilt と言うんですねーーーを利用していると言わる。反オバマ派はそれを利用しようとしている。
 このように人種の枠組みに彼を組み込もうとしているが、彼は人権活動家ではなく、大統領候補であり、例えば、貧困や健康保険、厳しい借金の取り立て、あるいは、イラクなどアメリカ全般にかかわる問題に黒人も利害関係があり、あえて、黒人性を強調させるのは、反オバマ派の陰謀である、というわけです。

 そこから見えてくるのは、もうアフリカ系だとの日系だの言っていないで単にアメリカ人でいいじゃないか、といった視点ではないでしょうか? 
 確かにそれ以前に人種間の激しい対立があり、それと格闘するためにやれ、ブラックビューティだのブラックパワーなどそのアイデンティティを強調する必要があったかもしれませんが、もうその時代は終わった、と。

 で、日本の場合に置き換えてみても同じだろうと思います。
 日本で差別がないとは言わない。賃貸関係や雇用関係などで差別がある。これに関しては、裁判やメディアを通じて意識を高めていかなくてはいけない。しかし、その際でも、賃貸関係や雇用関係でマイノレィティーを受け入れていくことが経済的にも双方の利益になることを強調していくべきだと思います。

 そして、アイデンティティの差異ではなく、同じ日本人として、あるいは、同じ人間としての共通の側面、共通の利益を強調していく。そもそも叫びあいや対峙よりも話し合い、妥協、調和が得意な社会で、我を張りあることを嫌う社会ですから、可能ではないか、と思います。

 もっとも我を張って、母国礼賛日本を罵倒して、対話を拒否する一部帰化人、在日外人などにどう対処したらよいか、頭の痛い問題であります。

 




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