Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

誰にも知られずに殺処分になる命

2013年12月23日 14時56分01秒 | Weblog
小川 かおる
誰にも知られずに殺処分になる命があった…



今日、用事があり保健所の保護動物収容施設に入った。

「どうか収容されている犬がいませんように…」祈る気持ちで向かった。

中に入ると1匹の小型犬がいた。
鳴く事もせず、鉄柵に近寄り尻尾を振り続けている。

私は引き出しボラはしていないし、可哀想だと思っても連れて帰れる立場ではない。
今日は別件で来ているのだと分かっていても、冷たいびしょ濡れのコンクリートの上にいる犬の詳細を聞かずにはいられなかった。

「この犬は迷子ですか?」と訪ねると職員は抱いても良いですよ…と扉を開けてくれた。

足先はびしょ濡れで冷たく、お尻は下痢をしている様子でびしょびしょに便で汚れていた。


この小型犬は収容されて1週間。
マイクロチップから飼い主が分かっている。
その飼い主に連絡を取ったが迎えに来ない。
その後も留守電に用件を入れているが飼い主からの連絡がない。
内容証明を送ったので、このまま連絡が無ければセンターに送られ殺処分になる。

マイクロチップが入っていて飼い主も分かっているので収容動物のHPには載らないので、里親として個人が申込みすることも、愛護団体の目にとまることもない。
事務的にセンター送りになり処分器に入れられるそうだ。

マイクロチップが入っていなければ、HPに載り多くの人の目にとまる。
命が繋がるチャンスがあるのだ。

こんな理不尽なことがあるなんて今日始めて知った。


私は「今夜は雪も降るようだし、下痢もしている2kg弱の痩せて震えているこの犬をここに置いて帰れません。可能であれば飼い主から連絡があればすぐに連れて来るので預からせてください。」とダメ元でお願いしてねみた。

答はNO!

保健所の責任もあるそうだ。
そうなんだろうが…
それならば、せめて床の水分くらい拭き取ってほしいと思った。
凍死するかもしれない。
コンクリートの建物は暖房もなく、バスマットの上にバスタオルが敷かれているだけ…
改善してほしいと思った。

食い下がって、飼い主からの連絡がなかったら連絡をもらえることを約束頂いた。

2時間いる間に次々と犬が収容されて5時の時点で収容犬は5頭になった。

暖房もないコンクリート仕様の広い施設でこんな寒い夜を過ごすなんて…

飼い主、しっかりしてよ!

職員さんも忙しいだろうし、大変かもしれないけど…
出来る限り協力するからもう少し優しく接してほしいよ。



帰り道…霙混じりの雨が降ってきた。
涙も一緒に降ってきた。

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