Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

”9条を抱きしめて”

2014年07月05日 20時27分26秒 | Weblog


諸泉 悦子
元米海兵隊員のアレン・ネルソン(Allen Nelson)さんは、ベトナム帰還兵です。彼は1947年ブルックリンに生まれ、家が貧しかったため18才で海兵隊に入隊しました。(海兵隊は志願制で、徴兵制ではない)ベトナムを共産主義から救う、というアメリカのこじつけで、アメリカはベトナム戦争に突入しました。しかしやっていたことはテロ行為そのもの。寝静まった村に火を放つ、逃げ惑う無防備の村人たちを殺す、そんな毎日でした。(ベトナム戦争で亡くなったアメリカ兵は5万8千人)

アメリカ国内での反戦運動の中、なんとか帰国できたネルソンさんに、彼の母親は「お前は私の息子ではない」と言い放ったそうです。さらに彼はベトナムでのショックによるPTSDで引きこもるようになり、家族からも家を出て行ってくれと言われ、ホームレスになりました。そんなとき、彼は高校の同級生に偶然会います。彼女は大学を出て小学校の先生になっていました。彼女は彼がベトナム帰還兵だと知って、是非子どもたちに戦争の話をして欲しいと頼みました。
小学校4年生の授業で、彼はあまりにも残虐な戦争体験をありのままに話すことはできず、ありきたりの話をして聞かせました。そのとき、一人の少女が彼をまっすぐに見つめ、「ネルソンさん、人を殺したんですか?」と質問しました。彼は口ごもりましたが、子供たちにうそは言えない…やっとのことで、「イエス」と答えました。子どもたちは彼を責めたり、軽蔑したりするどころか、「ネルソンさん、かわいそう…!!」といっせいに彼の元に駆け寄り、彼をハグしました。彼の目からは、大粒の涙があふれていました。「こんな自分のために子どもたちが…!」

この体験が彼を変えました。戦争について本当のことを語ろう、語り継がなければと。彼は子供たちのおかげで、徐々にPTSDから立ち直っていきました。それでも完全に立ち直るには、18年間の歳月が必要でした。
戦争は悪いことというのは理論では語られますが、その悲惨さは体験したものでなければわかりません。地獄を見てきた人たちはみな同じことを言っています。「二度と戦争を起こしてはいけない。」と。体験者の言葉は、なによりも重いと、私は確信します。彼の言葉は真実です。それはこんな言葉です。

「日本国憲法第9条は、いかなる核兵器よりも強力であり、いかなる国のいかなる軍隊よりも強力なのです。」
「世界平和はここから、この部屋から、私たちひとりひとりから始まるのです。」
(諸)

https://www.youtube.com/watch?v=ktrMikJRxoY
(DVD「憲法9条を抱きしめて」PR版の動画)

(記事にしたストーリーの参考。動画のほかにこちらから → 
http://www.rokkogakuin.ed.jp/public_html/diarymt/2009/11/post_10.html)


PR版「9条を抱きしめて」~元米海兵隊員アレン・ネルソンが語る戦争と平和~




 左翼の人たちは、はっきりと、戦争好きなアメリカのようになりたくない、アメリカ軍よ、日本から出て行ってくれ、と言えばいいのに。

 戦争はいやだ。

 武力攻撃される場合以外、武力を使いたくはない。

 日本が平和でいられるように真剣に考えよう。

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