外国人の方でで日本語でブログを書いている。わりにめずらしいので紹介する。
チャート・デイビッドのブログ
外国人によるブログで、勝手に、分類すると、鑑賞型、参加型があるように思う。
前者は、旅行者が日本に行って、特に目をひいたものについて紹介するようなもの。日本人にとっては、見飽きたり、当然と思っている風景についてなので、ああ、外国人の目からはそう見えるのか、という斬新さがある一方、紹介される事項について知識があやふやだったり、評論が偏ったりしたりすることがある。
後者は、日本人と結婚したご家族のブログのようなもので、「ぼくらこんな風に日本で日本人と協力して生活していますよ」といったブログ。
私は、将来のモデルとして、後者のようなブログを沢山、紹介したいのだが、なかなかない。どうしてもいくつかのご家族のブログに限定されてしまう。
さらに分類すると、本国語でかかれているものと、日本語で書かれているもので、後者のものは少ない。
日本語で書かれているものは、日本人が参加しやすいの相互理解にやはり有益である。
今回のデイビッドさんの投稿は外国人参政権についてである。
例の外国人参政権反対活動に対する評論を加えながら、結論として、外国人に参政権を与えた方がいい、としている。
冷静な分析で、文章構成もうまい。
私の意見は、賛否について決定打はなく、この件は重要な案件で、諸外国にもまだ例は少ないので、国民の間でもっと議論を尽くすべきだ、という意見である。
デイビッドさんの議論を評論しながら、決定打はない、ということだけ示しておこう。
まず、2番目の本国で地方参政権がないから、日本で地方参政権をもつことで、あわせて一人の日本人の参政権と同じ権利を持つようになる、というが、しかし、基本的人権はとにかく、、どこの国でも、権利の性質上、外国人に認められない権利はあるのであって、当然に日本人と同様な権利をもつ権利があるわけではない。
3、4,5番目はほぼ同感である。
6番目の大量移民して、特定議員に投票する、という意見に対して、そうとも限らないというもの。
これについては、すでにいる大量な在日外国人が投票を通じて本国に有利なように、影響力を行使していくことは単純な妄想とは言い切れない。
実際には、投票を通じなくても、移民が本国に有利なようなにーーーもっともそれが日本に不利とも限らないがーーーー影響力を行使することは指摘されている。
International Migration参照
(ついでにいっておくと、このように、投票を通じなくても、表現の自由や団体行動などによって、日本の政治に影響力を与えることはできる。)
おっしゃるように、「、「当然」母国の利益を優先するわけはない。」が、しかし、当然に日本の利益を優先するわけでもない。
もっとも、いずれにせよ、その影響力の大きさについても不定である。
「一番目に戻ろう。帰化せずに参加したいということだ」という点について、「外国人参政権に反対する人は、簡単に全ての在日韓国人や中国人を帰化させる方針を支持するだろう」、とも限らないし、現状でも、帰化すれば投票権が得られるという事実はかわりない。
かりに、「永住権を取った意味は、ずっと日本に住むつもりがある証拠か、少なくとも確定的な帰国予定はない証拠だ」というならついでに帰化すればよい。
。
では、結局「外国人にはその影響力を与えたほうがいい理由は何だろう」というと、
「日本で生まれて、日本で育った「外国人」だ。・・・このような人に参政権を与える理由は、日本人に与える理由と同じだ。自分の故郷の社会に参加する権利だから」で、また、「もう一つの範疇は、日本の永住権を積極的に選択した人だ。それは、世界中の国、自分の母国も含めて、を考えたあげく、日本に住む決意した人・・・こういう日本を好む人に、日本の国益を支持する人に、影響力を与えたら、日本の利益になるはずだ」という。
が、しかし、そのために帰化という手段がある。
(すると、今度は2重国籍の話になるわけである。)
で、最初に言ったように賛否両論あって、それぞれ全く理由のない話ではない、というのが私の意見である。しかし、こうした重要な案件は、国民が案件の意味を理解し、より広い範囲で議論していくことが重要である。
有道ブログのように、日本・日本人に関して悪意ある嘘や誇張をいって憎悪を駆り立て、日本人の参加や訂正さえ拒むことが多い外国出身者の集団は、外国人について嘘や誇張をいって憎悪を駆り立てる一部の日本人の極端な集団と同様に、日本社会に害悪しか及ばさない、ということは、良識ある人々が自覚すべきであろう。
日本語がわからない、日本や祖国の制度についてよく知らない人々が、欧米中心主義、人種差別を前提に、敵意に満ちた嘘や誇張の情報を基にして議論しているのをみるのは心地よいものではない。
外国人の一部が日本人の一部極端な団体についてレイシストと思うように、日本人の一部がそうした集団を白人至上主義の集団かと間違えるのも無理はない。
デイビッドさんのような開かれた日本語ブログがもっと増えることを望んでいる。
なお、トラックバックをおくっておいた。
チャート・デイビッドのブログ
外国人によるブログで、勝手に、分類すると、鑑賞型、参加型があるように思う。
前者は、旅行者が日本に行って、特に目をひいたものについて紹介するようなもの。日本人にとっては、見飽きたり、当然と思っている風景についてなので、ああ、外国人の目からはそう見えるのか、という斬新さがある一方、紹介される事項について知識があやふやだったり、評論が偏ったりしたりすることがある。
後者は、日本人と結婚したご家族のブログのようなもので、「ぼくらこんな風に日本で日本人と協力して生活していますよ」といったブログ。
私は、将来のモデルとして、後者のようなブログを沢山、紹介したいのだが、なかなかない。どうしてもいくつかのご家族のブログに限定されてしまう。
さらに分類すると、本国語でかかれているものと、日本語で書かれているもので、後者のものは少ない。
日本語で書かれているものは、日本人が参加しやすいの相互理解にやはり有益である。
今回のデイビッドさんの投稿は外国人参政権についてである。
例の外国人参政権反対活動に対する評論を加えながら、結論として、外国人に参政権を与えた方がいい、としている。
冷静な分析で、文章構成もうまい。
私の意見は、賛否について決定打はなく、この件は重要な案件で、諸外国にもまだ例は少ないので、国民の間でもっと議論を尽くすべきだ、という意見である。
デイビッドさんの議論を評論しながら、決定打はない、ということだけ示しておこう。
まず、2番目の本国で地方参政権がないから、日本で地方参政権をもつことで、あわせて一人の日本人の参政権と同じ権利を持つようになる、というが、しかし、基本的人権はとにかく、、どこの国でも、権利の性質上、外国人に認められない権利はあるのであって、当然に日本人と同様な権利をもつ権利があるわけではない。
3、4,5番目はほぼ同感である。
6番目の大量移民して、特定議員に投票する、という意見に対して、そうとも限らないというもの。
これについては、すでにいる大量な在日外国人が投票を通じて本国に有利なように、影響力を行使していくことは単純な妄想とは言い切れない。
実際には、投票を通じなくても、移民が本国に有利なようなにーーーもっともそれが日本に不利とも限らないがーーーー影響力を行使することは指摘されている。
International Migration参照
(ついでにいっておくと、このように、投票を通じなくても、表現の自由や団体行動などによって、日本の政治に影響力を与えることはできる。)
おっしゃるように、「、「当然」母国の利益を優先するわけはない。」が、しかし、当然に日本の利益を優先するわけでもない。
もっとも、いずれにせよ、その影響力の大きさについても不定である。
「一番目に戻ろう。帰化せずに参加したいということだ」という点について、「外国人参政権に反対する人は、簡単に全ての在日韓国人や中国人を帰化させる方針を支持するだろう」、とも限らないし、現状でも、帰化すれば投票権が得られるという事実はかわりない。
かりに、「永住権を取った意味は、ずっと日本に住むつもりがある証拠か、少なくとも確定的な帰国予定はない証拠だ」というならついでに帰化すればよい。
。
では、結局「外国人にはその影響力を与えたほうがいい理由は何だろう」というと、
「日本で生まれて、日本で育った「外国人」だ。・・・このような人に参政権を与える理由は、日本人に与える理由と同じだ。自分の故郷の社会に参加する権利だから」で、また、「もう一つの範疇は、日本の永住権を積極的に選択した人だ。それは、世界中の国、自分の母国も含めて、を考えたあげく、日本に住む決意した人・・・こういう日本を好む人に、日本の国益を支持する人に、影響力を与えたら、日本の利益になるはずだ」という。
が、しかし、そのために帰化という手段がある。
(すると、今度は2重国籍の話になるわけである。)
で、最初に言ったように賛否両論あって、それぞれ全く理由のない話ではない、というのが私の意見である。しかし、こうした重要な案件は、国民が案件の意味を理解し、より広い範囲で議論していくことが重要である。
有道ブログのように、日本・日本人に関して悪意ある嘘や誇張をいって憎悪を駆り立て、日本人の参加や訂正さえ拒むことが多い外国出身者の集団は、外国人について嘘や誇張をいって憎悪を駆り立てる一部の日本人の極端な集団と同様に、日本社会に害悪しか及ばさない、ということは、良識ある人々が自覚すべきであろう。
日本語がわからない、日本や祖国の制度についてよく知らない人々が、欧米中心主義、人種差別を前提に、敵意に満ちた嘘や誇張の情報を基にして議論しているのをみるのは心地よいものではない。
外国人の一部が日本人の一部極端な団体についてレイシストと思うように、日本人の一部がそうした集団を白人至上主義の集団かと間違えるのも無理はない。
デイビッドさんのような開かれた日本語ブログがもっと増えることを望んでいる。
なお、トラックバックをおくっておいた。
ご意見ありがとうございます。
投票権に関しては、高額納税者以外にも、女性にも、というように、範囲は縮小する方向ではなく拡張する方向にある、というのは了解しているのですが、欧米でも、大概は、非EU人、あるいは、非米国人以外に投票権を認めていない。
推測ですが、これはやはり、国家間の紛争の可能性を反映しているのではないか、とも思います。
EU圏内の国家間では、戦争の起きる可能性も少なく、また、紛争が起きても解決の手続きが統一しており、また、制度自体も類似したものが多い。
しかし、そういった共通の土台がない場合、また、そういった共通の土台や価値観を共有しない人々に国家の政策にも間接的に影響のある地方の政治に関して投票権を与えることに一抹の不安があるのではないか?とも思います。
日本の場合ですと、中国北朝鮮との関係がある。
一部の欧米人の人が考えるほど、日本・中国・北朝鮮の人々同士が仲が悪いともおもいませんし、これから、もっとよくなっていくでしょうけど、これらの国家とはやはり、いまだに利害が対立する場面が多い。
そこで、地方参政権の場面で、あえて帰化しない在日中国人や朝鮮人に投票の権利を与えるのに一抹の不安があるのも理解できます。
いずれにせよ、国会議員がちょこっと議論して決めてしまえる問題ではなく、もっとも国民の間でしっかりとした事実を踏まえて議論してくべき問題だと思います。
移民に関してもおっしゃる通りですね。
大量移民の受け入れというのは、要するに、当該国家の経済的な理由で受け入れる場合が多いと思うのですが、その結果、文化的摩擦やら社会の亀裂など、大きな問題が欧米で起きている。また、移民の権利が十分に補償されていない、という問題もある。
問題を自覚せず、また、有り得る問題について予防的な対策も練らずに、大量移民受け入れというのはいかがなものか、と思います。
日本には少子高齢化の問題が大きな問題を抱えているのですから、この移民問題もひろく国民が自覚し、議論していくべき問題だと考えます。
コメントありがとうございました。
ブログの方もときどきのぞかせていただいております。頑張って下さい。
ああ、それと、ご著書の、Theory of understanding は面白そうですね。
応用として日本文化や社会に対するUnderstanding を英語や、そして、日本語で披露されたら、また、面白いかな、とも思います。
科学哲学なんかも、英米圏の議論がほぼ同時期に紹介されたり、ハイデガー・ガダマーなどの研究者も多いので、読者も案外広いかな、とも思います。
確かに賛否の両方に圧倒的な理由はないし、両方には理由があります。ですから、私の意見は賛成ですが、反対する日本人を敵として考えません。国民の間でより広く論じるべきだと言う意見にも同意します。日本に住んでいる外国人が増えつつありますので、国民がそれに対してどうやって対応するかをちゃんと考えたほうがいいです。そうせずに大量移民を許した西欧を見たら、恐れるべき問題が簡単に見えるでしょう。
移民に対する政策といえば、日本は西欧を真似すべきだとは言いません。西欧には移民問題はかなり深刻で、方針としてよくないからです。日本が日本らしい政策を企てたほうが良いと思わざるを得ない。特に個人的に多文化社会に対して、疑問を抱えます。多民族や多人種な社会はいいことだと思いますが、共通文化があったほうがいいのではないでしょうかとも思います。日本には、かなりいい文化がありますので、基盤はあるのではないでしょうか。
参政権は一つの話題にすぎませんが、国際社会との接し方は大変重大な課題だと思いますので、日本を始め、世界中でより真剣に論じてほしいのです。
最後に、私のブログを誉めてくださって、本当にありがとうございます。これからも頑張ります。
在日の方々が帰化したと仮定しますと、「最終的に憲法25条を盾に生活保護支給申請をする」という考え方になると見ています。
楽しみにしております。
宜しくお願いします。
そういえば、ありましたね。
うちのブログでも扱ったことがある。
朝鮮会館減免不許
http://blog.goo.ne.jp/kentanakachan/e/9036755c722f315cdf3f46026c31474d
伊賀のケースについても、これについて廃止されたようですね。残っている地域があるのかどうか?
また、
あと年金問題などもある。
在日朝鮮人韓国人に対する優遇措置
http://blog.goo.ne.jp/kentanakachan/e/b5ee598014a3cb6d3061a50ce7500fa3
これは多少難しい問題ですね。
日本人に帰化したら法技術的にどうなるんでしょうね?
とはいえ、いうところの在日特権は、廃止されているか、あるいは、仮にあるにしても、微々たるもので、地方参政権の問題に影響するか、どうかはわからない。
つまり、日本に帰化したら、言うところの特権を奪われて、損するから、帰化しないのにも係わらず、投票権も欲しい、とは何事か?といったことが説得的に論じられるかどうか、というと難しいようにも思います。
もっとも、投票権を求める在日朝鮮韓国人の人々も不明朗なところははっきりさせておくべきですね。
一般的に在日特権といわれるのは、特別永住者に対してのものであり、建前は日本が植民地時代に、日本人としていた人達に対しての特権ということです。
公文書のみで話を進めますと、表沙汰になったのは、市民税の減免があります。あとは朝鮮総連や韓国民団の施設に対する課税免除なども問題になりましたね。
テレビのニュースなどで朝鮮総連施設に対する捜索があったときの抗議行動などを見ていただければわかりますが、あの調子で市役所や国税局に抗議をされると・・・(以下自粛)
http://www.city.iga.lg.jp/kbn/80011/80011.html
伊賀市市税条例(旧上野市市税条例)第51条の第1項第5号において「特別の理由があるもの」との定めがあり、今回の減免措置につきましては、過去の資料が無いため詳細については定かではございませんが、この規定により当時、市が歴史的経過、社会的背景、経済的状況などを総合的に考慮し、減免することが妥当と判断したものであろうと思われます。