韓国人学校の問題はダイバシティーと矛盾まではしない
小池氏に関する不安で取り上げた演説によれば、
韓国人学校 と 育児、高齢者向けの施設との利益衡量の問題であり、彼女は、後者に重きにおいた。
判断は留保しているが、発想は、基本的には宇都宮氏も同じ。
こうした発想をして、どちらかを優先したところで、どちらかを差別的に排外したとはいえない。
しかし、高度な人材は歓迎だが、ただただ労働者が増えるのは治安の関係からも問題 とする点がやはりひっかかる。
無秩序な移民受け入れは駄目だと主張したところで、人種差別、民族差別のそしりをうけるに値しないが、外国人移民による治安の悪化というデマを流すのは、排外主義者の常套手段である。
右翼の一部が熱烈に小池氏を支持するのはここらへんの理由もあろう。在特会元会長は極端すぎるが、小池氏なら右翼の移民アレルギーを刺激しない程度にまとめてくれるだろう、という期待があるのではないか。
無秩序に誰でも彼でも入国して働かせてあげるというのはまずいのは当然だが、ダイバシティーを言うなら、外国人移民受け入れの利点を主張すべきなのである。
しかし、そうなると、小池氏支持の右翼の投票を失う。そこで、上記のような演説になったのであろう。