(背景を動かす。)
アクセサリを登録するといろいろな効果が得られるのは前回述べた通りだが、背景の切り替え
だけでなく、背景が動くとより効果的だ。それを可能にするツールはいくつか公開されて
いてそれらを使用すればさらに凝ったものができる。代表的なものは「天空シュミレータ」
だが、より簡便に利用できるものに使えるようにしたのが「環境しゅみV100」だ。使い方
は難しくない。
まず環境しゅみをダウンロードし解凍、ユーザーファイルに入れておく。特に約束
ごとはないが、私の場合にはアクセサリファルダにいれている。MMDを起動して
まず環境しゅみv100.pmdをモデル登録する。環境しゅみはアクセサリを制御する
ダミーモデルで姿形はなく、ダミーボーンの塊になっている。
環境しゅみはダミーボーンモデルといっしょに色々なアクセサリが入っている。
代表的なのは空、雲、星、月などまた昼の空、夜空、月夜などのパッケージもあり
かなり有用。これらを使えばたいていの用途に使えるので困らないだろう。また
空を固定して一部の雲だけを動かしたり、昼の空から夕焼けの空に遷移していく
などの細かい処理ができるようになっている。実はそこまで使いこなせてないの
でここでは説明しない。
利用したいファイルを選んだらアクセサリの関連付けを行う。これをしないと
ただのアクセサリとして表示されるだけで動かない。アクセサリ読み込むと大抵
関連付け対象として「地面」となっているが、これを環境しゅみに変える。右に
関連先を指定できるが、ここでは「天空制御」を選択する。動かしたいのが1つだけ
なら「全ての親」を選択しても同じ結果が得られるが、ここでは環境しゅみの説明
に沿っていく。設定したらアクセサリの「登録」を必ずしておく。これをしないと
再生するときに関連先がデフォルトの地面になってしまうので注意。
今回は空を動かすだけなんで難しいことはない。モデル操作を環境しゅみv100
を選択してフレーム登録。適当なフレーム、例えば100フレームとか200フレーム
先に飛んで天空制御ボーンを操作する。例のケースで200フレーム先に飛んでボーン
を90度回転させ登録。これを再生すると空が少しずつ動くように見えるはずだ。
登録は「ボーン操作」なので間違えないように。最後にモデル操作をカメラ・アクセサリ
に変えて再生すれば空が動く。
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