中秋のうさぎ
あーあ、とうとう雪が降っちゃった!大雪山系、黒岳や旭岳で初冠雪となりました。さらっと降ったようなので、平地から見上げても、白くは見えません。テレビで見た方もいるかと思いますが、紅葉と雪を同時に見る事が出来た登山客はラッキーでしたね!
今、山に入って紅葉を撮る余裕はありませんが、昨日の中秋の名月を、なんとか撮って来ました。天気予報はイマイチだったし、実際雲が出ていたので、お月見は無理だと思っていたのですが、夕方から雲が流れて青空が見えていたので、少しだけ写真を撮ろうと出かけたら夕焼けが綺麗で、その上、月も見ることが出来ました。
でも、月を撮るつもりではなかったので、三脚の準備が遅れて、シャッターチャンスをたくさん逃しました。雲の向こうから月が顔を出す瞬間は、とても綺麗だったのに・・・。
どうにか「月の風景」を撮りたくて、バタバタと設定していましたが、あまり上手に撮れません。
あの月のディテールを残しながら、風景も入れ込むのは、私にはとても難しく、思うようにいきません。
それでもお月様は、とても綺麗でした。
ここは就実の丘と言う、大雪山や十勝岳連峰を眺望できる有名な丘です。綺麗な星が見れる事でも知られていて、カメラマンはよく足を運ぶ場所なのです。この日も、おじさんカメラマンが3~4人居ました。女は私1人です。仕事帰りらしい背広を着た中年男性は、アングルを決めるのに走り回っていました。
月が高く昇ると、光り方が強くなり、周りも暗くなるので、風景としての月を撮ることが難しくなります。そうなると、カメラマンはみんな帰ってしまいます。写真を撮る事に夢中になっているカメラマンは、写真が撮れなくなると、帰るのです。お月様は綺麗にそこに浮かんでいるのに、ただそれを見る、と言う事をしません。彼らは、写真に撮る事に意味を見出し、美しい風景そのものには、興味が無いのです。
なんてね。
そういう私も、下の写真を撮って、すぐに家路につきました。
すぐに帰る、と言って出て来たのに、月の写真を撮る事になってしまい、きっと母が心配している。家に着くと、やはり母が心配していた。「何処に行っちゃったのかと思った。川で写真を撮って、誰かに襲われてたらどうしようかと思ったよ。」だって・・・。
ごめんね。
次は、すぐに帰るとは言わず、「遅くなる!」と言って出かけよう(爆)