半年に一度くらいのアップしかできないとは・・・、情けない。
今年の夏は、ろくに写真も撮っていないし、なんとも自分が残念です。
さて、世間の注目を浴びる災害の渦中に身を置くことになったこの時。
自分なりに考えたことを残しておこう、という気になりました。
災害の渦中・・・とは言っても、私は全く被災していません。
あ・・・、しっぽな地方は旭川市内です。
午前3時過ぎ、熟睡中に大きな揺れで目を覚ましても、家具が倒れたり物が落ちることはありませんでした。
母は直ぐにテレビを点けて、私はパソコンで情報収集。
震源地は胆振地方、震度6!← のちに最大震度7であったことが判明。
びっくりしたけれど、旭川からは距離があるので、その時点で危機感はゼロ。
それから30分も経たないうちに、いきなりパソコンがダウン。
母が見ていたテレビも沈黙。
近くのアパートの廊下の非常灯が煌々と光っているけど、街灯は消灯。
懐中電灯を持ち外に出ると、大きな交差点の信号機は非常電源が稼働して点灯しているけど、他は点いていない。
そんな中でも車は走っていたから、交通事故が心配でした。
そのまま歩いて、ツインハープ橋という大きな橋の中央まで歩き辺りを見ると、どうやら広い範囲で停電しているようだった。
少し驚いて、何気に空を見上げると、星が凄いことになっている!
見たことのないような、見事な星空。
手が届きそうな星座たちが、ギラギラ光っているのです!
ああ、そうか・・・一帯が停電で真っ暗だから、こんなに星が綺麗なんだ!!!
広い範囲で、しかも何十分も停電するのは初めての事。
星の綺麗さが怖く感じて、家に戻って取り合えず水汲みを始めた。
お風呂には夕べの入浴の残り水がある、その他に、たらいやバケツ、飲み水用にも、空きペットやボトルに水を貯めた。
何が起きるか分からない、という思いの行動でした。
母は、どこからかラジオを見つけてきて、繰り返されるアナウンスを聞いていた。
当たり前だろうけど、旭川の停電がどうなるのかは全く分からなかった。
参ったな・・・と思ったのは、携帯の電池が残り少ない事。
充電を忘れていたのです・・・、よりによってこんな時に!
そして、我が家の食材はいつもより少ない、ということも気がかり。
ちょうどその日、母と一緒に買い物に行く予定だったのです。
電気がなければレジが稼働しないだろう…ということは、買い物が出来ない?
テレビでよく見る災害時の大行列が脳裏に浮かんで、ゾッとしました。
考えてもしょうがないので、ベッドに横になっているとウトウト・・・
ふと気が付くと部屋の中が明るくて、ああ、日が昇ったな、と思ったら部屋の電気が点いていた!
どういうわけなのか、私の住む地域は、朝5時半くらいまでには電気が復旧していたのです。
道内全戸で停電、と言っているのに、私たちはテレビを見ている。
不思議で仕方なかったけれど、「近くにある忠別ダムに水力発電でもあるのかな?」と安易に考え、旭川市は無事に済んだと誤解してしまいました。
そして午後。
呑気に買い物に出かけるとスーパーが黒山の人だかり。想像してぞっとした、あの光景が目の前に。
レジには何十人という列が出来、パンやカップラーメが全く無くなっているのです。
店舗内の放送や周りの会話で、市内各地の多くが停電中、マンションなどでは断水もしているらしい。
そのせいで閉店しているスーパーも多く、開いている店にお客が集中しているようです。
何も知らずに呑気にしていたことが、とても恥ずかしいし、自分のところは電気もガスも水道もすべて使えるので、申し訳ない気持ちにもなってくる。
ただ、自分でも不思議なのだけれど、山盛りの品物をカートに乗せた人々の長蛇の列、どんどん減っていく品物を見ていると、なんだか恐怖心が沸き起こってくるのです。
地震のせいで物流が滞り、電気が無くて工場が稼働しなければ、このままでは食品が無くなってしまうのではないかしら?
飲料や調理不要の製品が品切れになっているけれど、野菜や生鮮品はたくさんある。
それでも、「私も何か備蓄しておかなくちゃ。」という気持ちになって来るのです。
うちは電気もガスもあるから、米さえ炊けば何とかなるのに・・・。
歯科の予約をしていたので夕方出かけると、そこも電気は復旧して問題なく受診出来ました。
けれど、待合室の他の患者さん、家が停電中で家族で買い物に走っていると話していた。
ガソリンスタンドも渋滞しているし、停電地域の人々は、プチパニック状態だとか・・・。
うちが復旧していると聞くと、その人はとても羨ましそうにしていたわ。
ああ、ここでも、自分の呑気が恨めしい。
でも、2~3日の停電で、この騒ぎ。
避難生活や停電、断水が続いているところに比べれば、幸せな状況。
札幌という大都市が全停電になって話題だけど、中国地方や大阪方面では復旧していない被災地がたくさんあるのに、テレビの話題は北海道ばかり。
これもまた、心苦しい。
この状況を経験して、本当に心から思ったのは、やはり備えは必要だな、ということ!
飲料水や非常食、カセットコンロのガス、乾電池などを十分備えておけば、慌てて走り回る必要はない。
そうすれば、被災して本当に困っている人が買い物をする行列を伸ばすこともない。
そうです、私はあの時、買い物をしなくても良かった。
まだ家に食料はあったし、ガスも水道も電気も、全部使えたのだから。
余計な買い物で、スーパーの混雑を助長した犯人。情けない。
でも、良い経験になりました。
災害を身近に感じることが出来たから。
今は品薄だろうけど、落ち着いたら色々用意しようと思っています。
真冬の災害を想定して・・・
うちの暖房は、灯油のセントラルヒーティングで電気がないと動かないので、
・カセットボンべが使えるガスポータブルのストーブがいいかな、と思っています。
・使い捨てカイロも大量購入、元々冬にはたくさん買うけど、在庫を多くしよう。
・乾電池も予備を確認!。
・ソーラー充電のライトが発売されているので、それも購入しておきたい!
今回、防犯用に外壁に付けていたソーラーライトが明るく外を照らして、停電中は家の中より外が明るかったよ。
・ソーラー蓄電できて、携帯の充電が出来るものも用意したいね。
・水や飲料、缶詰や乾麺などを備蓄して、定期的に調理して入れ替える習慣を身につけなくちゃね!
・母のお薬は、投薬カレンダーに入れた以外は防災袋で保管する。
・トイレットペーパーも多めに備蓄・・・暴風雪で流通が滞ったら困るから。
他にも色々考えなくちゃいけないことはあるだろうから、勉強しなくちゃ。
いざというとき、慌てないように。
本当に困っている人の邪魔にならないように。
きちんと備蓄しておけば、コンビのおにぎりは、旅行客とか行き場のない人に渡るのだし・・・。
災害時に買い物しなくて済めば、ガソリンも必要ない。
燃料は、発電機とか、冬は除雪機にも使うしね!
災害大国、日本。
自分が住んでいる場所が、どんなところかということも、よ~く確かめておきましょう。
ハザードマップはもちろんのこと、昔の地形も調べてから家を建てた方がいいらしい。
本当に思ったのは・・・
実際に被災しなくても、災害の影響は思わぬところで自分に降りかかってくることもある。
今回の停電のように・・・
自己責任、という言葉はあまり好きではないけれど、事前に準備出来ることは、きちんと考えるべきでしょう。
ということで、人生勉強の経緯でした!
それにしても、どうして電気は、あんなに早く復旧したのだろうか、うちの周りだけ???
未だにシステムがよく分からない。
初夏の富良野
今年の夏は、ろくに写真も撮っていないし、なんとも自分が残念です。
さて、世間の注目を浴びる災害の渦中に身を置くことになったこの時。
自分なりに考えたことを残しておこう、という気になりました。
災害の渦中・・・とは言っても、私は全く被災していません。
あ・・・、しっぽな地方は旭川市内です。
午前3時過ぎ、熟睡中に大きな揺れで目を覚ましても、家具が倒れたり物が落ちることはありませんでした。
母は直ぐにテレビを点けて、私はパソコンで情報収集。
震源地は胆振地方、震度6!← のちに最大震度7であったことが判明。
びっくりしたけれど、旭川からは距離があるので、その時点で危機感はゼロ。
それから30分も経たないうちに、いきなりパソコンがダウン。
母が見ていたテレビも沈黙。
近くのアパートの廊下の非常灯が煌々と光っているけど、街灯は消灯。
懐中電灯を持ち外に出ると、大きな交差点の信号機は非常電源が稼働して点灯しているけど、他は点いていない。
そんな中でも車は走っていたから、交通事故が心配でした。
そのまま歩いて、ツインハープ橋という大きな橋の中央まで歩き辺りを見ると、どうやら広い範囲で停電しているようだった。
少し驚いて、何気に空を見上げると、星が凄いことになっている!
見たことのないような、見事な星空。
手が届きそうな星座たちが、ギラギラ光っているのです!
ああ、そうか・・・一帯が停電で真っ暗だから、こんなに星が綺麗なんだ!!!
広い範囲で、しかも何十分も停電するのは初めての事。
星の綺麗さが怖く感じて、家に戻って取り合えず水汲みを始めた。
お風呂には夕べの入浴の残り水がある、その他に、たらいやバケツ、飲み水用にも、空きペットやボトルに水を貯めた。
何が起きるか分からない、という思いの行動でした。
母は、どこからかラジオを見つけてきて、繰り返されるアナウンスを聞いていた。
当たり前だろうけど、旭川の停電がどうなるのかは全く分からなかった。
参ったな・・・と思ったのは、携帯の電池が残り少ない事。
充電を忘れていたのです・・・、よりによってこんな時に!
そして、我が家の食材はいつもより少ない、ということも気がかり。
ちょうどその日、母と一緒に買い物に行く予定だったのです。
電気がなければレジが稼働しないだろう…ということは、買い物が出来ない?
テレビでよく見る災害時の大行列が脳裏に浮かんで、ゾッとしました。
考えてもしょうがないので、ベッドに横になっているとウトウト・・・
ふと気が付くと部屋の中が明るくて、ああ、日が昇ったな、と思ったら部屋の電気が点いていた!
どういうわけなのか、私の住む地域は、朝5時半くらいまでには電気が復旧していたのです。
道内全戸で停電、と言っているのに、私たちはテレビを見ている。
不思議で仕方なかったけれど、「近くにある忠別ダムに水力発電でもあるのかな?」と安易に考え、旭川市は無事に済んだと誤解してしまいました。
そして午後。
呑気に買い物に出かけるとスーパーが黒山の人だかり。想像してぞっとした、あの光景が目の前に。
レジには何十人という列が出来、パンやカップラーメが全く無くなっているのです。
店舗内の放送や周りの会話で、市内各地の多くが停電中、マンションなどでは断水もしているらしい。
そのせいで閉店しているスーパーも多く、開いている店にお客が集中しているようです。
何も知らずに呑気にしていたことが、とても恥ずかしいし、自分のところは電気もガスも水道もすべて使えるので、申し訳ない気持ちにもなってくる。
ただ、自分でも不思議なのだけれど、山盛りの品物をカートに乗せた人々の長蛇の列、どんどん減っていく品物を見ていると、なんだか恐怖心が沸き起こってくるのです。
地震のせいで物流が滞り、電気が無くて工場が稼働しなければ、このままでは食品が無くなってしまうのではないかしら?
飲料や調理不要の製品が品切れになっているけれど、野菜や生鮮品はたくさんある。
それでも、「私も何か備蓄しておかなくちゃ。」という気持ちになって来るのです。
うちは電気もガスもあるから、米さえ炊けば何とかなるのに・・・。
歯科の予約をしていたので夕方出かけると、そこも電気は復旧して問題なく受診出来ました。
けれど、待合室の他の患者さん、家が停電中で家族で買い物に走っていると話していた。
ガソリンスタンドも渋滞しているし、停電地域の人々は、プチパニック状態だとか・・・。
うちが復旧していると聞くと、その人はとても羨ましそうにしていたわ。
ああ、ここでも、自分の呑気が恨めしい。
でも、2~3日の停電で、この騒ぎ。
避難生活や停電、断水が続いているところに比べれば、幸せな状況。
札幌という大都市が全停電になって話題だけど、中国地方や大阪方面では復旧していない被災地がたくさんあるのに、テレビの話題は北海道ばかり。
これもまた、心苦しい。
この状況を経験して、本当に心から思ったのは、やはり備えは必要だな、ということ!
飲料水や非常食、カセットコンロのガス、乾電池などを十分備えておけば、慌てて走り回る必要はない。
そうすれば、被災して本当に困っている人が買い物をする行列を伸ばすこともない。
そうです、私はあの時、買い物をしなくても良かった。
まだ家に食料はあったし、ガスも水道も電気も、全部使えたのだから。
余計な買い物で、スーパーの混雑を助長した犯人。情けない。
でも、良い経験になりました。
災害を身近に感じることが出来たから。
今は品薄だろうけど、落ち着いたら色々用意しようと思っています。
真冬の災害を想定して・・・
うちの暖房は、灯油のセントラルヒーティングで電気がないと動かないので、
・カセットボンべが使えるガスポータブルのストーブがいいかな、と思っています。
・使い捨てカイロも大量購入、元々冬にはたくさん買うけど、在庫を多くしよう。
・乾電池も予備を確認!。
・ソーラー充電のライトが発売されているので、それも購入しておきたい!
今回、防犯用に外壁に付けていたソーラーライトが明るく外を照らして、停電中は家の中より外が明るかったよ。
・ソーラー蓄電できて、携帯の充電が出来るものも用意したいね。
・水や飲料、缶詰や乾麺などを備蓄して、定期的に調理して入れ替える習慣を身につけなくちゃね!
・母のお薬は、投薬カレンダーに入れた以外は防災袋で保管する。
・トイレットペーパーも多めに備蓄・・・暴風雪で流通が滞ったら困るから。
他にも色々考えなくちゃいけないことはあるだろうから、勉強しなくちゃ。
いざというとき、慌てないように。
本当に困っている人の邪魔にならないように。
きちんと備蓄しておけば、コンビのおにぎりは、旅行客とか行き場のない人に渡るのだし・・・。
災害時に買い物しなくて済めば、ガソリンも必要ない。
燃料は、発電機とか、冬は除雪機にも使うしね!
災害大国、日本。
自分が住んでいる場所が、どんなところかということも、よ~く確かめておきましょう。
ハザードマップはもちろんのこと、昔の地形も調べてから家を建てた方がいいらしい。
本当に思ったのは・・・
実際に被災しなくても、災害の影響は思わぬところで自分に降りかかってくることもある。
今回の停電のように・・・
自己責任、という言葉はあまり好きではないけれど、事前に準備出来ることは、きちんと考えるべきでしょう。
ということで、人生勉強の経緯でした!
それにしても、どうして電気は、あんなに早く復旧したのだろうか、うちの周りだけ???
未だにシステムがよく分からない。
初夏の富良野