しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

秋、旅へ⑤

2018-10-28 17:30:09 | つぶやき

室蘭から苫小牧は一本道。迷いようがありません。
けれど、何も考えずに走っていると、また眠気が来てしまいます。
何と言っても2時起きですから!

苫小牧に近づくと、お天気が怪しくなって来ました。
雲が広がっていますが、それでもまだ明るいので、お墓参りに支障はないでしょう。

祖母の墓は、苫小牧の郊外、支笏湖に向かう道の途中です。
そこは行き慣れた道なのですが、途中で大きな道路工事があって迂回したので、少し迷ってしまいました。
苫小牧の市内も、昔と比べると道路の拡張があったりして、雰囲気は変わっています。

高岳霊園。
どんどん拡張され、第二墓地もある大きな霊園なのですが、祖母の墓がある古い方の第一墓地は、9月の震災で地割れなどの災害がありました。
そのことはニュースで知っていたのですが、今もまだ、復旧工事は続いていたのです。
入口から完全に進入禁止でした。

「そうか・・・、まだ終わっていないのか・・・。」

震災の爪痕は、まだまだ残っているのです。
そのことを突き付けられて、呑気な自分が情けなくなりました。

お墓には道路から手を合わせて、そのまま支笏湖へ向かいました。
元々、湖で少し遊ぶつもりだったのです。

支笏湖道路は両側が林の走りやすい道路です。
紅葉も良い感じですが、雨が降ってきてしまいました。


ブレブレ写真ですみません。


支笏湖に近づくと、雨の勢いはドンドン強くなってくる。
たしか支笏湖温泉の駐車場も有料だったはずなので、手前の休暇村に入り、一旦駐車した。
天気が良ければ、そこから湖畔に行けるけど、雨と風のせいでずぶ濡れになりそう。

「せっかくここまで来たのに。」と思いながら地図を確認した。

苫小牧の街は、雲は出ていたけれど明るかった。
雨は山側だけで、海は晴れていそう。

考えて”むかわ”行きを決めました。
鵡川と言えば、今はシシャモの季節。
地元でしか食べられないシシャモの刺身を食べに行こう!
鵡川で遊んでお風呂に入って、そして、平取から北上するコースで帰るのだ!

「よし!海に向かうぞ!」

そうして、またドライブが始まった。
苫小牧でガソリンを入れて、道の駅ウトナイに寄る。

道の駅ウトナイ湖の情報はこちらから

野鳥が見られるかと思ったけれど、飛ばされそうな強風で、鳥の糞が舞うのでお気を付けくださいと・・・。
野鳥の群れも、遠く小さく見えるだけなので、早々に出発しました。


浦河方面に向かって車を走らせ、むかわに着いたのは丁度お昼時。
道の駅 四季の館の駐車場は広々していました。

道の駅 むかわ四季の館の情報はこちら

この道の駅は、お風呂もホテルもあるという、画期的な道の駅。
海辺で遊んで、お風呂に入って、駐車場で車中泊をしよう!と考えていたのですが・・・。


なんと・・・、今、この道の駅は、まだ避難所となっているのです!!!

売店や食堂は営業しているけれど、お風呂は地震のため使えなくなっている。
被災者用の受付に対応スタッフが待機して、トイレには色々な注意書きがありました。
玄関のガラスにも、罹災証明や弁護士の説明会の案内が張ってあります。



ああ・・・、災害はまだ終わっていない。
分かっているつもりでも、直接見るとやはりショックです。
短い期間の停電で大騒ぎしたけれど、不自由な生活が続いている人はまだまだ居るのです。
それは、北海道だけではないでしょう。
今年は、あちこちで災害がありましたから!

置き去りにされている感、あるんだろうなぁ。
世間で騒いでいる消費税、軽減税率に騒ぐなら、その分、被災者に回せないの?と思ってしまう。

適当に遊び回っている自分が、情けない。
それでも、お腹はすくので、お食事処たんぽぽへ。(^▽^;)

地元に貢献!のつもりで、少し奮発してシシャモ定食を注文しました。



シシャモのから揚げ、フライ各2本ずつ、シシャモのお刺身も2匹分くらいかな?
ごはんに味噌汁、お野菜ついて 1400円
あれ・・・1450円だったかな?ごめんなさい、忘れました!

さすが本場!唐揚げとフライは、ししゃもがふわふわ!
お刺身は、意外と歯ごたえがあって、脂ものっている!

大満足の定食でした!


さて、ここでお風呂に入るつもりだったので、この後の行動に悩みます。
風はまだ強く浜辺の行動は辛そうだし、雲も増えてきて、天気予報は悪化傾向。
明日は雨の予報になっている。
調べると、占冠方面に向かって北上した平取町にも温泉施設がある。
そこまで行って、お風呂の閉店まで粘り、あとは車中泊するか・・。
よし!それでいこう!

と言うことで、鵡川を後にして、日高富川まで海沿いを走り、左折して国道237号を北上する。

しばらく走ると左手に、 沙流川の二風谷ダムが見えてきた。



ここは昔、アイヌの村があったらしい。
今は、キャンプ場やアイヌの文化博物館があり、レジャー向きの地域となっているようです。
自然に囲まれ良い場所だとは思いますが、アイヌから土地を奪ったところに、アイヌの記念館。
人って勝手だな、とちょっぴり感じてしまいます。

二風谷ダムには、サケ遡上用の魚道があるので、見に行ってみました。


ダム便覧 ホームページより


二匹くらい、大きなサケが跳ねているのが見えました!
写真には写ってませんけど・・・こんなところ、昇って行くんだな、たくましい!


振り向くと、西方向には雲が広がり、夕焼けはイマイチです。
太陽が山に沈むと、辺りは薄暗く写真の景色が映えません。

とにかくお風呂に入りたくて、調べておいた温泉施設ゆから に行くことにしました。

情報はこちらから

日帰り入浴(420円、お手頃価格!)、お食事、宿泊も出来る施設です。
露天風呂から紅葉が見られて、気持ちよかった!
お風呂に入っていたのは、ほとんどが地元の年配者。
平日と言うこともあり、比較的すいていました。

フロント付近で釣竿らしき物を持ったおじさんが宿泊棟に案内されていたので、近くで渓流釣りでもするのでしょう。
調べると、オショロコマやニジマスが釣れると書いてあった。
オショロコマの絶滅を危惧するブログもあったので、ダムのこともあり、自然保護の観点では色々ある土地柄のようです。

お風呂でさっぱりした後、食事を頂くことに!
平取牛が一押しでしたが少しお高いので、小食の私(?)は、ミニ豚丼にしました。


これで、500円なり!

小さな丼だけだと思っていたので、みそ汁や小鉢が付いてて、お得感!
ミニ丼は、普通のごはん茶碗一杯分くらいのご飯に甘辛ダレの豚肉が4切れほど乗っています。
男性には少ないでしょうが、小食のお嬢様(?)にはちょうど良いかと!笑
小鉢は、豚肉とサケのから揚げをマリネで合えたもの。
どちらも、とてもおいしく頂きました!


この辺に遊びに来るなら、次は宿泊してみようかな?

さて・・・豚丼を食べながら、しばし考える。スマホでお天気も確認する。

この後、雨・・・明日の朝も、雨・・・

雲が広がり始めていたから、星の撮影は出来そうもない。晴れても月が出ているし。
雨の中、車中泊?雨の朝、何できる?雨の中、帰るだけ?

それなら・・・、今帰ってしまう?

ここから富良野まで2時間ほど、とgoogleが答える。
富良野から旭川は1時間あまり。
今は5時半。
余裕で帰れる・・・・・・

よし、帰ろう!!!

決意してしまって、帰路に着く。

そして、夜道の暗闇をひた走り、午後9時、無地帰宅したのでありました。


二泊三日、走りっぱなしの行程。

せっかくの外出も、あっという間に終わってしまいました。

なんだろう?
内向きの生活が続いて、外の行動に不慣れな感じ。
体も脳みそも、がちがちに固まってるようです。

心も体も、もっと柔軟に動けるようになりたいものだ!
・・・、と痛感した、今回の秋の移動!でありました!


翌日、ザーザーぶりの雨。夕べの内に帰って来て、正解だったようです。


では・・・やっと、終わりです!

ここまで読んだ方、いらっしゃったら、お疲れさまでした! m(__)m


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秋、旅へ④

2018-10-27 11:43:41 | つぶやき

室蘭市、道の駅みたら。

スッキリ目が覚めたのは、真夜中の2時。
昨夜8時に横になり、9時には寝入っていただろうから、睡眠時間としては十分かな?

車の外はシーンと静まり返り、車中泊のおじさん達は夢の中か・・・?

もちろん、外はまだ真っ暗。
けれどここで二度寝をしてしまえば、日の出を見逃すことになりかねない。

シートを戻して毛布を片付け、地球岬へと向かうことにした。
途中コンビニでコーヒーとサンドウィッチを買い込んで、国道37号を苫小牧方面へ向かって走る。
住宅街へ右折するのは、母恋駅の目の前。
そのまま道なりに行けば岬に到達できる。

駐車場に着くと、昨日と暗さは変わらないのに怖さはない。
3時ともなればもう朝の感覚となっているから。
同じ暗さでも、夜だと怖くて朝なら平気。
自分の中の防衛本能が、いかにいい加減なのかが分かるのだ。
朝だって、暗闇で悪さをする人は居るかもしれないのに・・・。

気温はさほど低くはないけれど、風に当たり続けることを考慮してベンチコートを羽織り、リュックに交換レンズ、懐中電灯を忘れずに入れ、三脚を抱えて階段を登り展望台へ。

夜空に星が、さすがに綺麗。
あのブラックアウトの時、ここから見た星景はどんなだったろう?
想像すると震えるのは、星の美しさに感動するより、あの工場群のライトが消えている恐怖の方が強いかもしれないと思うから。
もう、満天の星の絶景は安心できる普通の景色ではないのだ。
それは仕方のない事。
電気がない怖さは、短い時間でも気持ちを不安に陥れる事を経験したからなぁ。


西の空には、まだお月様が残っていた。



沈むのはあの位置。
そうか・・・、夕日を撮るにはあまり良い場所ではなかったようだ。
昨日の虻田での撮影は、正解だったらしい。

さて、久しぶりの星撮影。
設定を変えながら何枚も撮ったけれど、どうも気持ちが乗らない。
撮っても撮っても、何かが違う気がする。






なんだろう・・・、私は何をしたいんだろう・・・?

「ああ、そうだ。日周運動を撮ろうか?」
そう思った時には空は白み始めていて、もう遅い。
そのうち、まだ暗い海に漁船のライトが動き始めた。




もうすぐ夜明け・・・漁師さんは朝が早いね。







こうして、朝の撮影イベントは終了。
なんでこんなに達成感がないのか・・・?

途中、何人か、日の出見物の人が来ていた。
若い女性の二人組が、苦労しながら自撮りしているので、『地球岬』の文字盤の前でスマホ写真を撮ってあげて喜ばれた。
こちらから「撮りましょうか?」と声をかけたから、なおさら深々頭を下げてくれた。

それがここでの、一番の出来事だった気がする。
可愛らしい子たちだったなぁ。


この後の目的地は、苫小牧。
そこに、父方の祖母のお墓があるのです。
訳あって、父の遺骨はそこには入らない。
二重戸籍となった父の境遇が、そこにも表れているのです。


せっかく買ったコーヒーは冷めてしまったけれど、サンドウィッチで朝食を済ませてから車を出した。

地球岬展望台から下りる途中、この先『トッカリショ』と言う看板がある。
ちょいと寄って行こうと、細い道を進むと、良い景色の場所に出た。





あら?
こちらの方が暗くて、星を撮りやすかったかな?
まあ仕方ない。

海の風景をしばらく眺めてから、苫小牧へと向かうのでありました。



つづく・・・



え~!
まだ続くの???笑


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秋、旅へ③

2018-10-26 12:39:33 | つぶやき

無謀なドライブの開始。

大沼公園を出発して、国道5号を北に向かって走ります。
右手には勇壮な駒ヶ岳の姿、頂上までくっきりと見えていました。

しばらく走ると、右手の景色は海に変わります。
眩しく光る青い風景は、気持ちの良いものです。
穏やかな天気、それほど混んでいない道路。
信号もあまり無くて走りやすい・・・、すると、だんだんと脳ミソが緩んでくる。

昨日の長距離運転の疲労、昨夜の寝不足、1時間の散策の疲れ。
それらの要因が、ドライバーの眠気を誘い、意識を保つのが苦しくなってきた!!!

どうにも眠気が治まらず、やっとパーキングエリアを見つけて少し休憩。
道の駅で買ったアップルパイをジュースで胃に流し込み、脳に糖分を送り自分を鼓舞!

再び走り始めても時々襲う眠気に、コンビニを見つけては停まる、と言うことを繰り返しました。

「こんなで、室蘭にたどり着けるの?」

それでも頑張って、長万部からは国道37号を走り、室蘭を目指します。
さすがにこの時には、自分の愚かさには気づいています。
室蘭で日没を見るなんて、絶対無理!
夕日を見られる海辺はないものかと、探しながらの運転に変わりました。

眠気は無くなったけれど、今度は海岸線が気になって仕方ない。
車で行けそうな浜への入り口を探していました。
それでも、カーブやトンネルが多い道路では、よそ見をしながらの運転は難しい。
ただひたすら、走り続けることになりました。

右側背後から、西日を感じるようになると、気持ちも焦ります。
そんな時、道路は港を見下ろす道を下って行きました。
虻田の町です。
もうすぐ、日没。
ここで落日を撮ろう!と決めて、浜辺に向かってハンドルを切りました。

虻田の浜は、国道のすぐ近く。
漁の網が干されていたり船があったり、漁師町の浜辺が続いていました。
そんな中、路肩に車を停めて三脚をセット。


太陽は、もうすでにこの位置。


ちょっと雲があるな。遠い陸地は、長万部あたりだろうか?




ああ・・・、沈んじゃった。

写真を撮っている時、自転車に乗った地元の男性に声を掛けられた。

「夕日撮ってるの?そういえば、今日は綺麗だね。お姉さんと同じくらい、ははは!」

そう言って走り去った。

私、夕日が眩しくて、でかいサングラスをかけてたのよ。
美人もブスもわかるかい!!!
社交辞令のお世辞に、どう返していいか分からず、苦笑するしかなかった!

夕日は撮れたけど、振り返ると、白い月が山の上に見えて、光り始めていた。

「本当は、君が海から登るところを撮りたかったんだよ!」

ため息ひとつ。

「こんな事なら、鹿部に行っとけばよかった!」

後悔は、後から悔やむもの・・・とほほ・・・・



そうして再び、室蘭に向かって走ります。
伊達の道の駅でトイレ休憩。
目的地の地球岬への道を確認して、再出発。

室蘭が近づくと、夜道の雰囲気が一変します。
さすが工場夜景で有名な場所、街全体がキラキラしている様に感じます。
けれど運転は、そんな景色に目を奪われている余裕などありません。
道路が広くなって、周りの車のスピードもアップ。
標識を確認しながら車線を選ばなくちゃいけないし、自分が正しい道を走ってるか、心配になるし。

それでも、地球岬へ誘導する標識がとこどころにあって、住宅街へ入る時も、ここだよ!と矢印がある。

「そうそう!前もこれで助かったんだ!」

数年前に来た時の事を思い出しました。
以前は苫小牧から来たので、ここまでの行程はイマイチ思い出せなかったのですよね。

地球岬の駐車場には、車は一台も停まっておらず、自動販売機の明かりがちょっと不気味。
トイレからも明かりが漏れているけれど、なんだか怖くて使う気になれない。
展望台まで行くと凄い風で、誰も居ない真っ暗な場所は恐怖を呼ぶ。

空には綺麗な星空が見えるけれど、ちょっとショックなことが・・・。
岬には灯台があって、それが見事なお仕事をしているのです。

「あら、この光、星を撮るのに、どうなの?」

岬の灯台は、飾りじゃない!


灯台の光はゆっくり回りながら海に向かって伸びている。
しばらくその様子を見ていたけれど、暗闇に恐怖を感じてしまって、真っ暗な展望台に上る勇気がでない。
駐車場に戻って、ここで車中泊をしながら星の写真を撮ろうかとも考えたけれど、一人でここに居ることがやけに怖くて止めにした。

またまたスマホで道の駅を探して、白鳥大橋のふもとにある『道の駅みたら』で車中泊することに決定。
道の駅みたら の情報はこちら

岬から国道に戻ると、道の駅への案内看板も度々出てくるので楽勝!と思って運転していたら・・・
最後の最後、左折する道を曲がりそこねて・・・白鳥大橋に乗っちゃった!
一度乗ったら後戻りは出来ない自動車専用道路。
美しくライトアップされた橋。
本当は室蘭に入る時、この橋を渡れば地球岬は近かったのに、私はぐるっと遠回りをしていたのです。
なのに今になって、逆戻りしているし・・・。

対岸に着いてから、Uターン。
行ったり来たりで、やっと道の駅に到着すると、車中泊の車が数台駐車場に停まっていた。


この道の駅、閉館時間は中に入れないので、トイレは駐車場のトイレを使います。

急いだり、がっかりしたり、焦ったり、びびったり・・・
寝不足と疲れで気力がなくなっているので、直ぐに寝ることに・・・まだ8時だけど。
移動途中で何度もコンビニによって、ちょこちょこ食べていたので夕食はなし。

シートの背もたれを倒してベッドを作成、持参した毛布に包まると、直ぐに眠れる。

時々、他の車の人の話し声が聞こえるけれど、熟睡出来てしまうのです。

それでも、心の中は残念感でいっぱい。

この旅、計画性なさすぎ!!!



つづく・・・



地球岬から、室蘭の街を見下ろして・・・


こりゃ、旅ブログじゃないな。
ただの移動の記録だわ!

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秋、旅へ②

2018-10-25 12:08:19 | つぶやき


秋の旅、二日目。
多少寝不足ではあるけれど、朝風呂のお陰で気分はスッキリ。
健康センターの近くのコンビニで、サンドウィッチとコーヒーを購入して朝食とする。

食べながら地図を確認して、まず函館家庭裁判所へ向かいました。

函館に来たことはあるけれど、それはずっとずっと昔のことで憶えていないし、おそらくその時と街の様子は全然違っているでしょう。
ほとんど初めての土地。こういう時、カーナビは便利だろうな・・・とつくづく思う(昨夜も思った!)。
スマホを操作しながら運転は出来ないからね!
曲がる道路を間違えて、少しウロウロしてしまったけれど、8時50分ころ無事裁判所に到着。
受け付けは8時30分からなので、さっそく3階の受付へ。

審判の手続きをしてくれた書記官さんの名まえを告げると、不在のようで、女性の事務員さんが対応してくれました。
担当書記官のファイルから「審判確定書」を見つけてくれて、受け取り欄に押印。
用意するよう言われて郵送していた、手続きで必要となる切手の余りを戻されて、その受領印も。

これで裁判所とのやり取りは、全て終了となりました。

事前に郵送してもらった「審判謄本」と「審判確定書」をもって、次は函館市役所へ。
戸籍係に書類を提出、内容を確認して手続きの届出書を作成しなくてはいけないとのこと。
市役所側で作成し旭川に送るので、署名押印して送り返して欲しいと言われました。
それから除籍の手続きを始めて、終わったらまた連絡をもらう。
そして、改めて戸籍謄本の申請をして、届いたら 家土地の相続、登記が出来るという訳。

あと2,3回の郵便のやりとりで、手続きは終了です!

おそらく年内には、生き残っていることになっているもう一人の”父”も、この世から旅立てます。

わざわざ函館まで来たけれど、目的の手続きはあっという間に終わってしまいました。
分かってはいたけれど、何となく拍子抜けでした。



さて・・・、裁判所と市役所の用事が済んで、あとは自由に観光です。

この日はとても良いお天気。
朝晩の冷え込みが始まっている旭川に比べると、気温が全然違います。
車中泊の覚悟もあって、寒さ対策ばかり考えていたので、暑くてびっくりですよ。

取り合えず函館山に向かいましたが、昼間なので夜景は見られないからな~・・・とぶつぶつ言いながら、山の近くの立待岬へ向かいます。
途中、両側にお墓が並ぶ狭い道を上がるので、申し訳ない気分になりました。
到着すると、風はほどんとなく見晴らしは良かったのですが、遠い風景は少し霞んでいました。



盆地育ちにとって、海は貴重な風景なのです。眩しいなぁ!

 


岩場では、海鳥も休んでいます。ちっさくて見えないけど。

観光客も居ましたが、それほど混雑はしていませんでした。
今日は中国語ではなく、中年グループの関西弁が飛び交っていました。


函館山は登らずに、次は五稜郭へ行くことに。
ところが、五稜郭公園に着いても、一般車両の駐車場が分からず、大型バスに挟まれて身動きできなくなったり・・・。
そう言うことがあると、私は直ぐに諦めてしまうのですよね。
「まあ、いいや!」と、函館を発つことにしてしまいました。
函館山も五稜郭もスルー・・・わざわざここまで来て、何をやっているのでしょうか、あたし?笑

絶対に行こうと思っていたのは、大沼公園。
昨夜来た道を逆戻りして、公園近くの道の駅でお昼ご飯にいたします。

北斗市の近く、七飯町に『道の駅 なないろ ななえ』があります。
公式HPはこちら
ここは、2018年3月にオープンしたばかりの新しい道の駅。
まだ、新しい木の香りがしていました。
新しいだけではなく、雰囲気も他の道の駅とは少し違います。
イートインコーナーがおしゃれ。


そして、そこで働いているのはほぼ若者なの。

イケメンのお兄さんに、おすすめの”いももち”を注文するだけでドキドキしたりして・・・笑
大きめのおにぎりは、注文してから握ってくれます。
今は新米で、ふんわりとしたおにぎりがホッとする美味しさでした。
こういうの、写真に撮らずに食べちゃって・・・
ほんと、私って・・・、どれだけ食い意地はってんの? (;゚Д゚)
小さなケーキ屋さんのようなコーナーもあって、アップルパイが美味しかったよ!
おトイレがまた、素晴らしい。
白を基調に、赤いアクセントのあるおしゃれな空間でした。

国道5号沿いなので、函館周辺の観光に行くなら直ぐに分かります。
ぜひ、一度お立ち寄りを!!!


腹ごしらえもして、次は大沼公園へ。道の駅からは車で5分ほど、かな?
大沼公園の情報は、こちら

ちなみに、大沼公園広場の近隣駐車場は全て有料です。400円/日
国道5号へ戻る途中、少し離れた場所に小さな駐車場もあったので、散策目的で時間と体力があるなら、節約できますよ。私も、ちゃんと調べておけば良かった!


写真に写っているのは、テラスボートとか言う船。
お茶しながら、座って沼を巡ることが出来ます。

もちろん散策道も整備されていますが、全て歩くと結構な距離ですね。
マップを見て、散策コースを選ぶと良いでしょう!
上のリンクから、公園マップ見られます。




紅葉が始まって、良い感じ。野鳥にも出会えます。



変わった形の駒ヶ岳、噴火じゃないよ~!笑

良いお天気の中、大沼公園を1時間ほどかけて散策しながら、この後の行動を考えました。
国道5号にはもどらず、鹿部町の海を見ると言う手もある。
けれど、それでは方角的に夕日は見られない。
ここで、”夕日”と言うワードに反応したのが運の尽き!笑

これからは旭川に戻りながらの行程なので、途中で夕日を見られる場所ばどこだろう?
「そういえば、前に地中岬に行ったとき、お天気が悪くて全然海が見えなかったな。」
ということを、思い出してしまった。
「突き出た形状の地球岬なら、朝日も夕日も両方見られそうじゃない?」
お得意の(?)スマホを取り出し「大沼公園から室蘭!」と宣言。
すると、2時間余りの所要時間を教えてくれた。
今はまだ午後2時。
「お!日没に間に合いそうじゃない?室蘭市内の渋滞が気になるけど・・・。」

呑気なことを考えて、出発したのです。

あのね・・・昨夜、長万部から函館まで来るのに2時間かかったでしょう?
もう忘れたの?
室蘭は、長万部のずっと向こうだよ!!!
そうよ、googleは、高速道路を使った時間を教えてくれたの!
あなた!高速、乗らないでしょう???



ああ・・・、かくして私は、全く計画性のない、無謀なドライブを始めてしまったのでありました。


つづく・・・


追記:ホント、バカだなぁ…



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秋、旅へ①

2018-10-24 13:25:17 | つぶやき



秋の深まりを感じる今日この頃(しっぽな地方はね!)、いかがお過ごしでしょうか?

さて前回、父が遺した家のゴミを片付けている、と投稿しましたが、父が遺した厄介はそれだけではありません。
このブログで書いたことがあったかどうか、忘れましたけど!

私の父は昭和2年生まれ。
婚外子であることは知っていましたが、なんと、2重戸籍であることが分かりました!

昭和初期、戦中戦後、そんな混乱の中で手続きの不備があったのですが、このままでは相続が出来ません。
残された家の登記変更や処分にも手を付けられないのです。

問題が発覚したのは、函館の戸籍。元々、の本籍は苫小牧なのに!!!
函館家庭裁判所に申し立てをして、半年ほどかけてやっと生き残っているもう一人の父を除籍できる審判が下りました。

すべて郵送で手続き出来るのですが、函館裁判所から書類を受け取りそれを函館市役所に提出する、と言う作業を行うため、息抜きがてら道南旅行に行ってみました。


旭川市から函館市まで、400Km以上の距離があります。
長い道のりではあるけれど、それも楽しみ。

出発の日は、午前中母の用事があり、昼食を食べてから意気揚々とアクセルを踏む。
初めは、千歳・苫小牧経由で海沿いを行こうかと思っていたのですが、いきなり考えを変えて小樽周りの道を選択。
以前、銭函の「はるか小屋」へ行った経路を思い出しながら、まずは小樽へ。

銭函で「はるか小屋」を見に寄りたい気持ちもありますが、先は長いのでここは我慢。
すでに4時、暗くなる前に出来るだけ先に行きたかったのです。
小樽からは山に入ります。
赤井川周辺の紅葉に夕日が当たり、両側に白樺の森が広がる風景は幻想的。
それを横目で見ながら、写真も撮らずにひた走りました。

薄暗い空に蝦夷富士の綺麗な三角の影が見えて、そこは倶知安(くっちゃん)。
そこからず~っと真っ暗い国道5号を延々、長万部(おしゃまんべ)へと急ぎます。

家を出てから7時間以上かけて、やっと太平洋沿岸に到着。
そこからは、海沿いを函館まで走りますが、暗くて海の風景など見えないので、山の中を走っているのと変わりません。

途中、あまりに疲れて何度かコンビニで休憩。
何とか函館に着いたものの、目的の24時間営業の入浴施設の場所が分からない!

そこで、今月からデビューした初スマホの活躍!
googleのボイス検索で「函館、銭湯!」と叫ぶと、「函館市の銭湯です!」とか何とか言って、するりと表示。
地図情報から、住宅に囲まれた分かりにくい場所にある「函館健康センター湯都里」にたどり着くことが出来ました。

函館健康センターゆとり の情報はこちら

入館は10時30分。
日曜日だったので入館料は750円(平日は650円)
深夜追加1500円で宿泊できます。

直ぐにお風呂に入って、女性専用ルームで無料のお布団と毛布を借りて広間の隅っこに敷きました。
その日、女性の宿泊は10名以下。
大きな広間はスカスカでしたが、まいったのはおばちゃんのイビキ!
結局、あまり寝られず、朝、お風呂ですっきりしてから、裁判所へと向かうのでした。


暗闇のドライブなので、写真はなし!笑


つづく・・・

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