しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

旅日記~阿寒摩周国立公園編~最後の宿と4日目の家路

2020-10-01 19:03:33 | つぶやき
阿寒の宿は、北海道の人なら誰もが知っている(?)ニュー阿寒ホテル!
この有名どころのホテルに自分が泊まることになるとは、思ってもみなかった!
おひとり様コースが意外とお安くて、つい申し込んでしまったのじゃ!
本当は、さびれた温泉宿が好きなんですよ、・・・本当に!

感染予防のため、ディスタンスを保ちながらのチェックイン。
鍵を渡され、案内表示を見ながら部屋を探したのに、迷ってしまった!笑


またまた、広縁付きの10畳間。一人なのに・・・


しかもレイクビューよ! 遊覧船の傍!

一人でこんなお部屋を独占するなんて、本当に申し訳ない気分になる。
と言いながら、さっそくお風呂に入って散歩の疲れを癒しましょ!

大きなホテルだけあって、大浴場は広いし、アメニティーも充実している。
そして、このホテルの屋上には、天空ガーデンスパ!なるプールのような露天があるのだ!

男女混浴ですが、無料で”湯あみ着”が貸し出されているので、水着がなくても気楽に入ることができますよ~!
小さなお子さんが居る若いご夫婦が、家族そろってお風呂を楽しんでいる様子はとても微笑ましく、幸せのおすそ分けをしてもらった気分になれた~。

こっそりカメラを持ち込んで、少しだけ写真を撮ってきた。


ホテルの9階から阿寒湖を眺めながら・・・、お天気が~!


お風呂から湖に落ちそうな景色。汚い足は、ぼかしておきました。笑

皆さんが寛いでいるお風呂で写真を撮るのは気が引けるので、これくらいで勘弁してください。

詳しくは、ニュー阿寒ホテルさんの公式で!

お風呂の後の夕食は、豪華バイキングなのだが・・・
広いレストラン会場に大勢の宿泊客がひしめき、入り口には空席を待つ長蛇の列。
私は4人席テーブルを一人で独占しているので、とっても居心地が悪かった。
様々なお料理、手にしたものはすべて美味しいけれど、落ち着かない。

今は外国の観光客が居ないので、おそらく以前よりは宿泊客は少ないと思う。
なのにこの状況、満室の時はどうなってしまうのだろう?と、余計な心配をしたりして。
客を案内したり、注文を受けたりと、ウェイトレスさんは走り回っている。
どうやら、若い従業員のほとんどが、外国人、おそらく東南アジア系の人のようだった。
日本語が少しカタコト。
真面目に一生懸命、客に対応している姿に、何故か涙が出てきてしまう。
酔っぱらったおじさんの対応は、大変だろうな・・・、なんて。

余計なことを考えてしまうので、早々にレストランを出て、お風呂でくつろぐことにした。
天空スパで空を眺めると、流れる雲の間から、時折星が見える。
なんと贅沢。
しっかりと温まった後、部屋でビールを飲んでいると、一気に睡魔が襲ってきた。
まだ9時半なのに・・・、500mlの缶ビールを飲み干すのも辛いほど眠い。

寝不足で歩き回ったせいか・・・布団に入ると、すぐに爆睡した!

翌朝5時に目が覚めた時、自分の家に居るような錯覚をした。
「えっと・・・、今日は仕事だっけ?」って思った。
それくらいぐっすりとリラックスして寝たようだ。

そしてもちろん、朝食前にひとっ風呂!
天空スパで体を横たえながら流れる雲を見ていたら、自分も浮かんでいるような気分になれる。

「あ~・・・、なんと幸せなのだろう。」

もう少し早く起きていれば、日の出の赤い空を見られたかもしれないのに、勿体ないことをした。
まあ、そんなに完璧を求めたって、苦しいだけだ!のんびりでいいよ!
気づけば、ぶつぶつ独り言の変なおばさんになっていた。

お風呂から上がっても、朝食までに少し時間があったので、湖畔に下りてみた。


今日は良いお天気?おかしいなぁ・・・、計画では、雨の中の帰路になるはずだったのに・・・


あれが昨晩のお宿、大きなガラス張りのテラスがレストラン。その左側に私のお部屋があるのです。

ホテルに戻って、バイキングの朝食を頂いてから出発準備をする。

今回の旅は贅沢に宿を予約したけれど、一人旅に宿の夕食付きは重かったかもしれない。
外食やお弁当なら、夕食の時間も自由気ままだし気楽だ。
次、宿をとることがあったら、朝食のみでいいかな?

まだ家路についているわけでもないのに、次回の企画を考えている、おバカ。
そして、チェックアウトしたのは8時半ころ。

阿寒湖に別れを告げて、国道241号を足寄町に向けて走り、途中、オンネトーの看板に手を振る。

道東、阿寒摩周国立公園、たくさんの感動をありがとう!

国道を走り続けて阿寒湖から約1時間ほどで足寄町(松山千春の故郷)にたどり着き、更に上士幌に向かい西へ進む。
上士幌町市街に入るかなり手前、「上士幌町北門」の信号で右折して、「東15線51号」と言う標識を目印に左折、国道273号に向けて両側畑のまっすぐな道を通ると、国道をショートカットできる。
Googleマップのストリートビューで事前に調べておいたので、迷わず行けた。ネットって便利だわ~!

国道273号を北上し、糠平の温泉郷を通り過ぎて間もなく、右側の路肩に数台の車が停まっているのが見えてきた。
タウンシュベツ展望台の入り口だ。特に駐車場などは無く、路肩が少し広いだけ。
観光シーズンなどは、どうなってしまうのだろう?

そこから林の中に入って行くと、タウンシュベツ川橋梁を遠くから見ることができる。


タウンシュベツ川橋梁。
旧国鉄士幌線の糠平-幌加間に建設されたが、1955年、糠平ダムの完成にともない糠平湖周辺が新しい線路に敷き替えられたことにより使われなくなった。それから現在まで、糠平湖の水位の変動により見え隠れする「幻の橋」となった、のです。

今の時期は水没するはずなのに、今年は水量がかなり少ないようだ。
近くまで行くには、森林管理署に許可をもらって林道を車で行くか、有料のガイドツアーでなければダメ。
無謀・無法に一人で行くと、熊に出会ってアウト、・・・ひっ!


赤いのは、アッケシソウなのかなぁ。
保存状態は悪化を続け、崩落も時間の問題だとか。いつか、水に映る姿を見る機会は、あるだろうか?

橋梁を後にして、その先は三国峠越え。
登って行くと、やけに白樺が増えてきて、まるで植林したかのように両側に並木が続いた。
もしかして、本当に植林してる?
山の紅葉にはまだ早いけれど、ところどころ黄色く変化した木の葉は、ほとんどが白樺のようだ。

峠の頂上に来ても、赤い葉は無かった。


峠を越えて大雪湖を過ぎると、道路は懐かしの国道39号線。
こうなると、もう「自分の家」感覚、すぐに層雲峡だ。

けれど、実際、層雲峡に来たのは何年ぶりだろうか?
近すぎて観光する気になれない、という地元あるある。
本当に何十年かぶりに、滝を見た!


銀河の滝。

流星の滝。

やっぱ、紅葉と一緒に撮るべきかぁ~・・・苦笑

そのあと、層雲峡公共駐車場に車を停めて、温泉街を通って黒岳ロープウェイ駅に行ってみた。
観光バスが停まっていて、乗り場には大勢の人が並んでいた。

「けっこう、密・・・。」

まだ紅葉していないので、2400円かけて上まで行くこともないだろう、と引き返し、温泉街のお店で何故か豚丼を食べた。


あれ?値段は・・・忘れた!記憶喪失!800円くらいだったかなぁ???

たいらげた、けど、一人前はお腹にきつい、歳だなぁ・・・。

そこからは、もう、目をつむっても帰れる(嘘)

愛別から道道140号に入り、当麻を通って、見慣れた旭山の鉄塔を横目に自宅へと向かった。

「あ~~~、帰ってきちゃった!楽しかった!!!」

家に帰ると、母が、
「やっと帰ってきた!熊に会わなかった?」だって。

鹿にはたくさん会ったけれど、夜中のドライブを説明すると心配するから口にしなかった。

こうして、失業傷心旅行は幕を閉じたのであります。
なんと贅沢で有意義な時間だったのでしょう!

帰宅した翌日9月26日には、旭岳の初冠雪が観測された。
もうそんな季節。
これからは、故郷の雪景色を追いかけられるかな?


そして本日、10月1日から、新しい職場で勤務が始まりました。
力を抜いて、頑張るぞ!

ここまで読んでくださった皆様、長々と旅の記録にお付き合いいただき、ありがとうございました。

終了!
コメント
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