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お疲れ様です。
今日は先日の「新型うつ」の続きです。
「自分のやりたことしかできない」
それってワガママなんじゃないの
って思ってしまう
そんな症状を伴う「新型うつ」
最近、増えていると言われてます。
なんで、そんなことになっているのでしょうか?
その背景について見てみたいと思います。
①「いいこを演じすぎたこどもたち」
まずは、小さい頃の育ち方です。
まっさらで何も知らない子供たち
良いこと、悪いことをしっかり教えることは
大切なことです。
「元気に挨拶できていい子ね~」
なんて褒められると
ちびっこは元気な声で「おはようございます」
そして、
「給食は残さずに食べましょう」
「机の中はきれいにしょう」
「廊下は走りません」・・・
大切なことですが、
こどもたちは決まりでいっぱいです。
でも、みんながんばってます!
さらに
「泥んこになったらママ悲しいわ・・」
なんて言われたら、
ママに褒めて欲しいばっかりで
楽しい泥んこ遊びも我慢して
「もう泥んこ遊びはしない」
なんて、ママにとって「いい子を演じる」
そんな子供達もいるかもしれません?
こんなふうに「良い子」を演じすぎると
「そのままの自分をみとめ、そんな自分を好き」
という自尊心が低下すると言われます。
自尊心がしっかり育っていない
こんなことがひとつの背景にあると言われます。
②忙しくってこどもにかまえない
これをやらなければ、あれをやらなければ
忙しい日々を過ごす大人たち
そんなときに
「今日、絵が上手いって先生に褒められたんだよ!」
と得意げな子供の声
それにたいして、「あらそう」って気のない返事。
ひどいときには、テレビに夢中になっていて
こどもの声を無視している時も
こどもが小さい時期は
人間としての土台が作られるます。
お父さん、お母さんから
無条件に愛される安堵感があるからこそ
自分を他人を大切にする思いやり
厳しい状況から立ち上がる力・・・
が育つと言われます。
忙しいこんな社会だから
お父さんもお母さんも
いっぱいいっぱい
それは、わかりますが、
こんな環境による影響も無視できませんね。
③自分をわかってほしいという気持ち
幼少期、思春期に「自分をわかってもらえなかった」
そんな思いがトラウマになっている
これも、ひとつの背景となるようです。
「テストでがんばって90点とったよ!」との言葉にも
「よくやったね」ではなくて
もう少し頑張れば・・・
とあと10点を問題にする
これだと、常に完璧を求められるわけで
休まりません。
何気ない会話のひとつも影響しています。
④叱られた経験が無い
少子化ということもあるのでしょうか?
家庭で大切に大切に育てられて
「叱られたことが無い」
そんな状況で社会に出ると
ビックリです。
いままで経験したことがない、
時として不条理な言葉を浴びせかけられることも
当然、対応できず、心の病をわずらう
そんなことも考えられます。
⑤社会が人を育てない
わたし達おじさん世代は
なにも経験がない若者を、
いろんな形で社会、職場が育ててくれました。
そんな経験もあります。
これどうすれば・・・
という若者の問に
きっちり向いあって教えてくれる上司、仲間は
すっかり少なくなってきている
そんなふうに感じませんか?
経済不況、終身雇用の崩壊
などなど、こんな社会的な背景も
影響しているのではないでしょうか?
などなど・・・
まだまだ問題が沢山あります。
わたし的には
現代社会は
スマホやパソコン、ゲーム、様々なテクノロジーの進化
簡単にいろんなものを手に入れることができる
素晴らしい時代。
これも事実かもれませんが
人と人との関わりが希薄になっている
そんな弊害もあるのではないかと感じます。
そして、大量生産、大量消費の時代で
みんなに余裕がなくなっている
光があれば影もありますが
この社会問題、向き合う必要があるのでは
ないでしょうか?
というこで今日は
「新型うつ」の背景について考えてみました。
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