さくら日記でございます。

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★先が見えないこの時代、 ヒントは古き良き時代から継承される 東洋思想にあるのかも?

2020-09-02 09:18:42 | 「本」


お疲れ様です。
みなさまお元気ですか?

昨日は夜勤明け、
通勤途中の金沢の「久保市乙剣宮」に立ち寄ると



「朔日祭」の張り紙がありました。
そういえば、9月1日
もうあっという間に9月になってしまいました。



真っ青な空を見上げると
少し高くなってきたように感じますし
徐々に過ごしやすい秋の季節が近づいてきたなあ
そんなふうに感じます。

ですが、その反面、「台風」の季節でもあります。
自然災害は致し方ないとは思いますが
十分にご注意を!

ということですが、
今日は最近読んだこの本です。

「田口佳史」さんの
「なぜ今、世界のビジネスリーダは
 東洋思想を学ぶのか」

です。

◆世界のビジネスリーダは
 東洋思想を学び始めている?


アップル社の創設者のひとり
「スティーブ・ジョブズ」が
「禅」に系統していた

という話は有名だと思います。

ウィキペディアによると
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曹洞宗の禅僧である鈴木俊隆と知野弘文を導師として
サンフランシスコで禅を学び、
瞑想やスタンフォード大学の授業聴講などをして
自分探しを行った・・・

思想の面では若いころから禅に傾倒した仏教徒であり、
しばしばスピーチなどで禅の教えを引用した。
曹洞宗の禅僧、乙川弘文を精神的指導者と慕っており、
結婚式を取り仕切ってもらっている。

禅だけではなく日本の文化に深い関心を持ち、
晩年まで家族旅行でしばしば京都を訪れていた

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そして、
なんと、私の地元のお隣の県、
「福井県」の「永平寺」に行って
出家しようとまで考えた

そんな話もあったようです。


この本でも、
「シリコンバレーを始め多くの世界のトップリーダーたち
日本の起業家、大企業の中でも特に感度のいいリーダたちは
こぞって東洋思想を学び始めています。」

とあります。

そして、これは
単に教養を身いつけるためでは無く
「時代を読み解く切り口として、
あるいは、ビジネスの発想を持ち得るための
思考の源泉として」

東洋思想を学んでいるのではないか
ということです。

◆今、なぜ「東洋思想」なのか?

では、なんでそんな動きになったのでしょうか?
それは、今の世の中の動きに限界がきているから
というところからでしょうか?

モノがあふれている現代の社会で
さらに便利なものを・・・
と日々、私たちは生産活動、そして経済活動を
行っています。

少しでも生産性が高く
良いモノを安価に作ること
それが求められ、毎日あくせく働き続けている
それが現実の日々かと思います。

もっと頑張れば
もっと豊かで幸せに生活できる

そんなふうに思って頑張っているのですが

私の場合、気づけば
もう50歳半ば

今の現実がイメージしていた世界なのでしょうか?
日々当たり前となっていて
気づきませんが

ひょっとすると、
理想のイメージとかけ離れた現実を
過ごしている
のかもしれません。

毎日、問題解決、PDCAを回せ・・・
などなどさらに働け、働け・・・

毎日頑張り続ける日々、
それは、
わたしたちを幸せな世界へ繋げてくれる努力のはず
なんだと信じていましたが
実は、方向がズレてきていたのかもしれない。

もしかすると
「頑張れば結果が出る」と努力を重ねてきましたが
実は、「頑張っても結果が出ない」

これが現実なのかもしれません。

そんなことに気づき始めた
リーダたちが注目し始めたのが
この「東洋思想」のようです。

◆「東洋思想」って?

では、その「東洋思想」って
どんなことなのでしょうか?

「東洋」と言えば「西洋」の反対
一言では、表現が難しいですが、



ウィキペディアから引用してきた地図ですが
この文化圏の思想がそれです。
「需要」「仏教」そして「禅」
などの言葉を当てはめるとイメージしやすい
かもしれません

それぞれの思想については
奥深いものなので、一言では紹介できませんが

この本から
私的に大切だなあと感じた部分を少しご紹介させてもうらと
こんな感じです。

私たちの生活は
俗に「西洋」的と言われている
現実に見える「結果」を重視していることが
多いと思います。
「いい会社に入る」
「お金を稼ぐ」
「上司に評価される」
「贅沢な暮らしをする」
などなど
このような自分の外側にあるものを
求めて生活を送っているのではないでしょうか?

これに対して「東洋」的と言われるのは
重視すべきは
「自分がワクワクできるか」
「やりがいを持てるか」
「自分を成長させられるか」

という
自分の内側にあるもの大切にする
そんな生き方だと言えるかもしれません。

「自分が日々楽しく生きていくことが大事」
「そのくらいのお金があれば、それで十分」

このようなマインドを重視していく
それが、今後の生活を幸せにつなげる
ひとつのキーワードでは
ないか、そんなふうに感じました。

ですが、話はなんとなく分かるけど
実際、お金がないと厳しいし
働かないと、お金は回って来ないし
今の社会のシステムでは
現実はそんなもんじゃないよ
などなど、そんな言葉も聞こえてきますが

いろいろな意味で
現在の仕組みも限界に近づいている
ように感じます。
東洋の古き良き時代から伝わる
「需要」「仏教」そして「禅」
などの教えを紐解くことで
もしかしたら、
今後幸せに生きていくための道が
見えてくる
かもしれません。

ちょっと長くなってきましたが
最後に、この本から
老子の言葉をひとつ紹介させてください。

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是を以て聖人無為の事に処り、不言の教を行う。
万物作りて辞せず。生じて有せず。為して恃まず。
功成りて居らず。是を以て去らず。


(世間の価値に囚われることなく
 世間的な成功に執着することなく
 自分の好きなことだけを追求しなさい。
 そうすれば
 アグレッシブに事に向かう意欲が
 枯渇することはなく、
 楽しく生きていける)

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この本の中には
そんな東洋思想について
今の時代に、なぜそれが求められるのか
様々なヒントが隠されているように感じました。

ということで
今日は
先が見えないこの時代、
ヒントは古き良き時代から継承される
東洋思想にあるのかも?
でした。
 
 
 


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