さくら日記でございます。

うれしいこと、楽しいこと、わたし的オススメ品などなど
書かせてもらってます。読んでいただけたらとっても幸せです。

★大切な事は「病気になるのは本来おかしいことだ」と思うこと

2019-04-07 06:00:19 | 「本」

お疲れ様です。皆さまお元気ですか?
病院の前の桜が咲き始めました。
お花見の季節ですね。今日も健康第一でお過ごし下さい。ということで、いつものように、病院の本棚からです。

1995年の本。
田園都市厚生病院院長春山茂雄さんの
脳から出るホルモンから生き方を変える
脳内革命です。

この春山茂雄先生、実家が東洋医学を業としていたこともあり、なんと4歳のときから、「もみ」の修行をさせられていたそうです。そのこともあり、西洋医学の病気になった箇所を治療するという考。それはそれで大切なことなんですが、その前に東洋医学の目標「病気にさせない」これに重きを置き医療に向き合われているようです。
なので、今まで体験している医療とちょっと違った切り口の話しでの話しです。
ということで、その中から少し。

では、この本にでてくる「病気にさせない医学」とはどのようなものなんでしょうか?
気になったポイントをピックアップしてみます。

◆「脳からモルヒネ」を分泌させなさい。

脳からは様々なホルモンが分泌されます。
怒ったとき、強いストレスがかかった時、ノルアドレナリンという物質が分泌され、脂肪からエネルギーが放出されます。これによって筋肉の素早さを増加され、私たちはストレスに対抗します。ですが、このホルモンには蛇毒につぐ毒性を持っているそうです。なので、そのホルモンが人体に大変な悪影響を与えてしまうというのです。

その一方で、「いいなあ」と思った時に分泌されるβーエンドルフィンというホルモンがあります。こちらは免疫力を高め、若さを保ち、ガン細胞をやっつけ、さらには、楽しい気分にさせてくれます。このような体に良い影響を与えるホルモンもあります。この良い影響を与えるほうを脳内モルヒネと呼んでいるそうです。

なので体にこ良いのは。脳内モルヒネが多く分泌されることです。
そして、そのβーエンドルフィンは「いいなあ」と思っている時にでるらしいので、心で考えることは、物質化され体に作用するということを理解し、感情やストレスを上手くコントロールすることが大切なのかもしれません。

◆成人病のほとんどの原因、脂肪対策です。

ご存知の通り、成人病。ストレスと脂肪が重なったら、だいたい病気ゾーンに入っています。
その対策は脂肪を食べるな…ということではありません。美味しいものを食べると、さきほどの話しではありませんが、気分が良くなり脳内モルヒネが分泌されます。なので、これはこれでOKです。
大事なのは筋肉量なんだそうです。筋肉は体をかたちづくり、動かす役割を持ちますが、もうひとつ血液を循環するポンプの役目があります。この血液循環がうまくいかなくなることが引き金で成人病になる場合が多いのです。

筋肉と言えば運動です。頑張るぞ!と思いますが、ここで注意です。激しい運動は25歳までです。それ以上の年齢になると運動によってノルアドレナリン、アドレナリンが発生して活性酸素もたくさん出ても、その毒を中和するSODが十分作られません。なので、激しい運動はかえって体にダメージを与えてしまうのでご注意下さい。

だったら何をということですが、ストレッチがいいようです。こんな感じです。


そしてウオーキング、この本では1日13000歩。かなりキツそう。ですが、これをやれば筋肉を衰えさせず脂肪をよく燃やせるそうです。

ちょっと上手くポイントが書けませんでしたが、本には、そのほかにも、食事法や東洋医学の効果を西洋医学のメカニズムで説明、そして最後は人としての生き方まで。なかなか興味深く、とっても良い本でした。

医療の進歩は素晴らしいのですが、病気は実際には増えているそんな実状があります。もしかしたらそれは、この本に書かれている「病気になるのは本来おかしいことだ」という認識がないからなのかもしれません。もしかしたら、病気とは、そもそもどうなんだろう。と考えて行くことで、その答えがわかるかもしれません。そんなふうに思わさせられた内容でした。

最後に一節をご紹介して終わります。
こういうことになるのも、「病気になるのは本来おかしいことだ」との認識がないからで、これを改めないかぎり病気も病人も医療費も減ることはないでしょう。自然界を見渡して人間ほど病気をする動物はいません。動物は医者も薬もなしに種族を保存し繁栄しています。でも彼らは自分の本能によって、自然界から有益なものを取り入れ、有害なものは排除して生きている。身に備わった自然治癒力と体内製薬工場をフルに生かして、それだけで十分なのです。
この動物と基本的に変わらない生き方、つまり身に備わった生命力を生かしていこうというのが東洋医学の考えでしたが、それはいつしか古びたものと見なされしまいました。なぜかといえば、よくなる理由を合理的に説明できなかったからです。…
だがいまはそれが説明できるようになりました…

春山茂雄さんの本。この本にもいろいろとあるようです。そちらも見てみたいなあと思いました。今日はながながとすいません。脳内革命のご紹介でした。

 
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿