さくら日記でございます。

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★民間のタネで作ったお米はどんな感じ?

2019-04-02 06:06:29 | 「本」

お疲れ様です。
今日も病院からです。
外がこいしい今日この頃です。
皆さまお元気ですか?
健康第一でお過ごしください。

ということですが、
今日もタネ問題の続き、
山田正彦さんのタネはどうなる?!からです。

民間のタネの問題、
これまであれこれと書かせていただきましたか、
もうすでに着々と栽培が進んでいるそうです。
この本は2018年7初版発行なので、
状況はさらに変わっているかもしれませんが、
とりあえず本の内容からご紹介です。

◆三井化学アグロのみつひかり

・栽培面積 全国で1400ヘクタール
・F1 1代雑種 自家採種不可 雄性不稔種
・価格 1キロ 3500円から4500円
(参考 コシリカリ 1キロ 500円)
・品種1 コシヒカリと飼料用インディカ種を交配
コシヒカリに対して収量120%
味はコシヒカリなみ
・品種2 日本晴と飼料用インディカ種を交配
収量150パーセント
・栽培した理由 収量が違う
コシヒカリは10アール当たり9俵
みつひかりは10アール当たり11俵
・課題 2年目以降の収穫量が落ちる。
化学肥料による土壌の負担
・その他 収穫した米を全量引き取ってくれる
・稲が丈夫な為、コンバインのバリカンの刃が損傷する
・未熟米が多い

◆日本モンサントのとねのめぐみ

・栽培面積16000ヘクタール
・倒伏しにくい
・食味 コシヒカリと同等の以上
・収量 コシヒカリに比べて120%
・価格 1キロあたり620円
・課題 2年目3年目、収量が落ちた
・注意 契約書の内容理解要
乙は…の規定に違反した場合には、
甲又は日本モンサントに生じた損害を
賠償しなければならない の記載あり

◆住友化学のつくばSD

・コメ種子、化学肥料、農薬セット販売
種子価格は従来の3倍と推定
・収穫した米を全量引き取って、
大手セブンイレブンに販売。
流通制度確立
・収量 従来の120% パンフレット表示
・契約書理解要
指定農業用品以外の本品種の種籾、
農薬、肥料又はコメの玄米包装材は使用してならない

乙は生産業務に関して損害が状況場合は
その負担と責任において一切の問題を処理解決する。
ただし甲の責めに帰するべき事由の場合にはこの限りでない

→天災でコメがとれず、
セブンイレブンにコメを納入できないとに、
住友化学がセブンイレブンに訴えられたら、
その賠償は農家が負担する

おおまかですが、こんな感じです。
従来のコメより、収穫量が多い、
その後も全量買い取ってくれる。
農家にとっておいしい条件かもしれません。

ですが、巧みに作られた契約書には要注意です。
危ないリスクは生産者におしつけられる
仕組みになっている場合があります。

タネの健康被害問題も心配ですが、
企業側は当然、利益を追求します。
生産する農家の方々が
追い詰められていくことも考えられます。
生産者の方々今後の動向には
充分注意をお願いいたします。

ということで、
今日は少しデータは古いかもしれませんが、
民間企業の種の動きにいてでした。

タネはどうなる?!~種子法廃止と種苗法適用で

サイゾー



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