東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

千駄木駅リニューアル工事と丁字屋

2014-07-10 18:28:28 | 文京区
報告が遅くなってしまったが、東京メトロ千駄木駅で目下行われているリニューアル工事の仮囲いに、工事の案内と合わせて周辺のことを描いた掲示がされている。その中に、私の写真が使われているので、見に行って来た。そして、建て直された丁字屋さんも見てくることが出来たので、その様子など見て頂こうと思う。

東京メトロ千代田線千駄木駅。私が小学生の時に開通し、文京区の宿泊施設があった柏へと根津から乗っていったのを覚えている。最初に柏の宿泊施設へ行った時には、上野で集合して快速電車に乗ったのを覚えている。千駄木駅にもエレベーターの設置などが行われている。


道灌山よりの入口から入って行くと、改札を入ったトイレの前に掲示がされているのを見つけたのだが、上から東京メトロのお知らせが貼られていたのでちょっとショッキングだった。


ホームへ回ってみると、上下線のホームそれぞれに同じ内容のものが数カ所ずつ掲出されていた。


私の写真は根津の染物屋丁字屋の姿。1982年2月に撮影したもの。


ホームには、こんな感じの仮囲いがされている。この数カ所に上の様な掲示がされている。


そして、建て直された丁字屋を初めて見てきた。やはりこのエリアの顔のような存在であっただけに、建て直すと聞いた時には結構ショックだと思っていた。まずは、先に1982年に撮影したかつての姿を見て頂こう。千駄木駅に掲出されているのと同じカット。


そして、こちらは同じ1982年2月だけど別の日に撮影したもの。逆側から見たところ。


逆光で撮影したカット。


そして、2011年5月に撮影したもの。この時にはちゃんと無事に残っているし、大事にされているようだから大丈夫なのだと思い込んでいた。


1982年とは少し変わってきているが、建物はしっかりと大事にされている様子が窺える。


そして、こちらが、新しく建て直された丁字屋。新しく建て直されたかつて撮影した所に行った時には、10回あれば9回以上はがっかりするものだ。だけど、この新しい建物を見た時には、古い建物を大事にされてきたこと、色々な思いがあって建て直されたのだと言うことなど、見ていて感じられた。それは私の勝手な思い込みかもしれないが、新しい建物にちゃんと思いが込められているのだと、感じられた。


この建物は、とても素敵な良い雰囲気を持っていると思う。この周辺、少し前までは変わらない昔ながらの町並みが大分残っていたのだが、東日本震災以来一気に姿を消してしまった印象が強い。そして、生まれ変わった中では、ここは前の建物の雰囲気を感じさせてくれる、良い建物になったなと思った。


長い歴史のあるお店、これからも谷中エリアの顔であり続けて欲しいと思う。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「小河内村報告書 湖底のふ... | トップ | 「光は新宿より」尾津豊子著... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どこのドイツ (ガーゴイル)
2021-12-17 12:18:03
千駄木駅と日暮里駅に線路を建設して千代田線を日暮里駅の経由に変更して移設すべきである。

コメントを投稿

文京区」カテゴリの最新記事