東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

千代田区岩本町~その一

2011-05-20 21:25:23 | 千代田区
さて,今回からキャプションに町名と番地まで入れておくことにした。前の分も逐次修正していく予定。分かりやすいキャプションにするように気が付いたら改善していくつもり。ただ、結構な分量になってきているので、修正がだんだん大変になってきているけど。

続いては岩本町。町名に神田の冠がないと言うことは住居表示が終わっていると言うこと。つまり昔からの町名ではなくなっていることを示している。元々からの神田岩本町に加えて、神田大和町、神田松枝町、神田元岩井町、神田豊島町、神田東松下町を合わせて出来たエリアはかなり広い。しかも、昭和三十二年以前の旧町名は更に多くなる。今回は一丁目から順番に。撮影日は1982年1月31日。現在の画像は2011年5月18日20日。

一丁目1番。水上ビル。神田スタンダードな感じの建物。水上産業が一,二階で三階が経済公論社。今の写真をよく見ると、大幅なリフォームをされているがこの当時の建物を活かしているように見える。


一丁目2番。兵銀ビル。兵庫相互銀行東京支店。昭和通り沿いの角にあった。いかにも銀行らしい堂々としたビルだった。今はマンション。


一丁目2番。良い雰囲気のタイル張りの看板建築。現存していて、今も良い雰囲気のまま。昭和の神田らしい一軒。


一丁目3番。神田駅方向への一方通行路と昭和通りの交差点の角にあった中野ビル。今はニュー中野ビルになっている。スクラッチタイル張りの重厚なビルだった。


一丁目6番。先の通りに戻って奥へ進んだところ。北爪商店。今は立派なビルになっている。


一丁目7番。瀬木診療所。何となくバッラックっぽい感じ。今ならメディカルモールとか看板を出しそうだ。今は瀬木ビルになっている。


一丁目8番。裏へ入る路地を見つけると、つい入り込んでみたくなる。そうすると、生活感溢れる家があると嬉しくなる。この家も今も健在。


一丁目8番。清洲橋通りの交差点から直ぐの花屋さん。今も盛業中で、ビルになっている。


二丁目10番。京銀ハケ店ハセベ。今は跡形もなく、大きなビルが並んでいる。


二丁目6番。ユニホームの新井商店。今も全く変わらずに営業中。看板も綺麗にしているが、まったく変わらない。これほど変わらずにいる店も少ない。立派だと思う。


二丁目5番。この辺りにその昔江戸時代にお玉ヶ池という池があった。その頃からの老舗の鰻屋ふな亀。今のビルに建て変わってからもしばらくは営業されていたようだが、今は無い。


二丁目5番。ふな亀の看板のアップ。こういう口上で惹き付けるというのが昔はあったなと思う。今この店がないことを惜しいと感じる。


というところまでで岩本町前編。後編の方がボリュームがあるのだが、区切り上ここまでと言うことで。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿