足立区千住寿町、要するに北千住の国道四号線沿い、その大通りの東側に一軒だけ背の高いマンションの狭間に残っていた旧福田園茶舗。既に閉店して久しい様で、貸店舗の貼り紙も色褪せているのだが、取り壊しになる。たまたま、昨日の3月22日に前を通り掛かったところ、解体工事の告知の貼り紙がされており、改めて今日も昼前に撮り直しに行ってみた。解体工事は、3月24日から始まり、4月30日までの予定。
千住寿町6-13。
全体像はこんな感じ。木造二階家で出桁造り。昭和初期のものという感じで、二階の雨戸の戸袋や一階の軒の端には銅板が貼られている。側面は波板貼り。
建物の側面に「お茶と海苔福田園」と書かれていた跡がまだ判読できる。
この辺りの国道4号線沿いでは、これが昭和初期からの佇まいを残していたのは、この建物が最後。隣接しているのは、どちらも高層マンション。
側面の窓、木製の建具のものがそのまま残されているが、一番左の窓は桟が抜けてきている。雨が降り込むと床も傷むし、手入れがされなくなっている状態は寂しい。
建物左手が路地になっていて、プライベートの出入り口になっている。奥に玄関があるのだろう。
重厚な造りであることが窺える。周囲のマンションが覆い被さるような感じもする。
店頭に掛けられていた看板が横に置かれている。恐らく明日には、足場が組まれて周囲は囲われてしまうだろう。
二階の右半分が看板建築の様式で造られているのも面白い。二階家の部分と一階店舗の部分とは、角度が付いている。土地の形と道路面が合わない時によくあるケースで、店舗部の貼り出し方に角度を付けて調整している。
一階はシャッター付きに改装されており、そのシャッターが下ろされているので表情が見えないのだが、二階部分が変化があるので見ていて飽きない。
たまたま北千住に連続して行っていた最中で、明日からは解体工事が始まってしまう。この姿はもう見ることが出来なくなるのだろう。以前撮影した建物が消えてしまったというのは、時々起きているのだが、正に解体寸前ということに出会うこともある。既に消え去った跡ということもあるわけで、この撮影も一期一会としか言い様がない。お近くの方は、最後の姿を見ておかれることをお勧めしておきたい。
千住寿町6-13。
全体像はこんな感じ。木造二階家で出桁造り。昭和初期のものという感じで、二階の雨戸の戸袋や一階の軒の端には銅板が貼られている。側面は波板貼り。
建物の側面に「お茶と海苔福田園」と書かれていた跡がまだ判読できる。
この辺りの国道4号線沿いでは、これが昭和初期からの佇まいを残していたのは、この建物が最後。隣接しているのは、どちらも高層マンション。
側面の窓、木製の建具のものがそのまま残されているが、一番左の窓は桟が抜けてきている。雨が降り込むと床も傷むし、手入れがされなくなっている状態は寂しい。
建物左手が路地になっていて、プライベートの出入り口になっている。奥に玄関があるのだろう。
重厚な造りであることが窺える。周囲のマンションが覆い被さるような感じもする。
店頭に掛けられていた看板が横に置かれている。恐らく明日には、足場が組まれて周囲は囲われてしまうだろう。
二階の右半分が看板建築の様式で造られているのも面白い。二階家の部分と一階店舗の部分とは、角度が付いている。土地の形と道路面が合わない時によくあるケースで、店舗部の貼り出し方に角度を付けて調整している。
一階はシャッター付きに改装されており、そのシャッターが下ろされているので表情が見えないのだが、二階部分が変化があるので見ていて飽きない。
たまたま北千住に連続して行っていた最中で、明日からは解体工事が始まってしまう。この姿はもう見ることが出来なくなるのだろう。以前撮影した建物が消えてしまったというのは、時々起きているのだが、正に解体寸前ということに出会うこともある。既に消え去った跡ということもあるわけで、この撮影も一期一会としか言い様がない。お近くの方は、最後の姿を見ておかれることをお勧めしておきたい。
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