東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

足立区千住仲町~その三

2014-08-11 18:00:03 | 足立区
足立区千住仲町の続き。この千住仲町エリアは、戦災の被害を受けていない。この南側の千住河原町が戦災によって、かつてのやっちゃ場の町並みが焼失してしまったのとは対照的で、旧街道の裏道やそこから伸びる路地など、かつての宿場町の構成が今も残されている。この辺りの雰囲気は、条件が少々異なるとはいえ、私の地元板橋と共通するところもあって面白い。
千住仲町と千住一丁目の境界になる道から、旧街道の裏手の道を南へ下ってみる。ミリオン通り商店街という名が付いている。商店街というが、どちらかと言えば飲み屋が多い雰囲気。スナック山椒魚2。モルタル仕上げの木造二階家をすっかり改装した店舗。でも、なんだか不思議な店名。千住仲町40。


敷地が真四角ではないので、二階家が少し奥まってあり、店舗を道路に合わせて拡張するという形になっている。千住仲町40。


そこから少し南へ進んだ角、お弁当・お総菜のかどのお総菜屋。千住仲町39。


ここも敷地が真四角ではない形で、角店と言う事で、少し奥まった二階家に店舗部分を敷地に合わせて拡張したスタイルになっている。これは、この道が古くからの道で、直線的な近代の道路とは成り立ちを異にしていることでそうなっている。千住仲町39。


激しく曲がりくねっているわけではないのだが、微妙に先が見通せない程度に曲がっている。千住仲町31。


歩いていると、駐車場の中、外壁をモルタル仕上げに改修されているが、非常にきれいな日本建築の二階家。下見板貼りの美しい外観。千住仲町31。


宿場町の裏手という雰囲気、この町の歴史を感じさせる趣がある。千住仲町31。


裏通り沿い、平屋の仕舞た屋にモルタル仕上げの看板建築。並びの建物と屋根の形態が相似なのが面白い。かつてはどんな風だったのだろうか。千住仲町32。


木造二階家をサイディング貼り、アルミサッシ化などできっちりとリフォームされている。みれば、中村工務店とガラス戸に書かれている。千住仲町32。


その先を町の中へと曲がっていくと、前回掲載した路地へと入って行く。そこから裏手に入って行く石畳があって、その前に門構え。こんな景色も宿場町の裏手らしい趣を今に残している様に思う。千住仲町31。


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