外に無く、内に有ること。

美を感じること、自然に生きること。

画家のフランシス・ベーコン.

2013-03-25 09:41:27 | 日記


昨日,町内の「江浚い人夫」という用水路の泥をスコップですくい上げるのに参加しました.
案の上,か弱い私は筋肉痛です.

最近,フランシス・ベーコン展のことを二度ほど聞いた.
30年ほど前の展覧会は行っているような気がする.

フランシス・ベーコンは,そんなに私の興味の分野ではないんで勉強不足ですが,マックス・エルンストがダダイズムの手法にとどまっていたのを,ベーコンはダダイズムの手法を絵画に引き戻したんじゃないかな.
ほとんどは古典絵画とか映画とかのイメージをデフォルメして,コラージュやモンタージュの技法が分からなくなるほど塗り潰してしまったんだろう.

ピカソと比べられることがありますが,ダダイズムからシュールリアリズムが出てきたように,サルバドール・ダリに対比されるべきでしょう.
ベーコンに関して読んだことは無いので,まったく,私だけの意見かも知れません.

思い出したんですが,不確かな記憶ですが,映画「バットマン」でジャック・ニコルソン演じる、“笑う殺人鬼”ジョーカーが,美しいものを破壊するために,美術館を襲撃して絵を壊していくんですが,その時「フランシス・ベーコンだけは壊さなくていい」って言っているんです.
記憶違いではないと思いますが,フランシス・ベーコンと名前は挙げていなくて,私が映画の絵を見てベーコンだと思ったのかは分かりません.

ベーコンは見た目は少しグロテスクな描き方ですが,構成はわりとダダイズム風構成主義を経て来ている画風なので,絵としてはイイと思います.
でも悪役ジョーカーがキレイじゃないと感じたことはそうなんだとは思います.

ベーコンの画風も「キレイは汚い,汚いはキレイ」ですが,ジョーカーの心では「キレイはキレイ,汚いは汚い」だったのかな.