変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

最高の老後

2008-08-06 16:18:16 | 心のこと

 暑中見舞いをかねて、大学の同級生から同窓会のお知らせの
はがき が届きました。

 第6回 と なっていました。
 私は、今まで 舞踊の仕事とレッスンが忙しく 一回も参加
していません…
 
 幹事の方の名前が3人書いてありますが、一人の顔も浮かび
ません。  バレエカンパニーの時の大学時代から一緒に頑張って
きたAさん以外、私は親しくする友達がいませんでした。
 というか Aさんと やけに気が合い 朝から晩まで一緒に行動
していたので、(バレエのカンパニーも彼女の誘いで入った)
他の人とはほとんど 付き合わなかった。

 だけど… その無二の親友と思っていたAさんに ひどく
裏切られて… 引退した時は 私の心を誰も(カンパニーの
先生と仲間たちと親御さんたち) 分かってもらえず、いまでも
思い出すと せつなく悲しい…


 そのAさんは、婚期を逃し(さんざん恋愛を沢山してプロポーズ
も受けた、と話もきいていたら、知らない間に分かれた… の繰り返し
ようは 一人で気楽に自由に生きたい ! と考えているようでした。
が、50才近くなるにしたがって 結婚したいと思うようになり、
お見合いをと 思ったときはもう誰も… と 言うのが 現実でした。
そして、長年のバレエで無理をした体(私は変形性股関節症になり
彼女は 腰の手術をした、と遠いうわさで聞きましたが、今はどうして
いるのでしょう。


 『最高の老後』 評論家 小倉 千加子さんの記事をみつけました。ご紹介します。

 
 同窓会名簿に最初から名前を届けない人がいる。
女子高とか旧制女学校の同窓会というのは、ある種の人にとって
一度行けば二度と行きたくないものらしい。
 そもそも結婚している人は人生の勝利者のような気でいるので、
「どうして結婚しないの?」という余計な質問を結婚していない人に
投げかける。結婚することが絶対善という前提がある。
 
 後は夫と子供の自慢。女性は自分に仕事がない場合、夫の
地位と年収、そして子供の学校と職業で自分の価値を測る。
 
 しかし、人生にはいろいろなことが起こるため、勝利者もそのうち
数が減っていく。
 高齢になると、同窓会に出てくるのは選ばれた僅かな勝利者
ばかり。年々、同窓会に出られない事情が増えていくのである。
 いわば自分の中での「予選落ち」である。

 例えば、自慢の子供は「いい学校を出て、いいお給料をもらって
くる子供」  ところが、人生も晩年に近づくと、状況が様変わり
する。 自慢だった子供と折り合いが合わずに老人ホームに
入った人は、子供と同居している人からは同情されるらしい。

 日本には相変わらず三世代同居が老後の幸福という信念が
あるらしく、未婚・離婚の女性は明らかに同窓会を避ける。

 現在、事情はさらに様変わりしている。子供は出世すると
老いた親の面倒を見ている余裕がない。海外に赴任している
ケースも数多い。子供の地位や収入より、子供が親に優しいか
どうかが問題になってくる。

 結局、皆に一番羨ましがられるのは、未婚で日本舞踊の
家元などをして、元旦には弟子たちが おせち料理を持って
大勢集まってくる女性であるらしい。大奥の御台所のような
権勢を誇る。

 夫は最初からおらず、娘以上に献身的な女性のお弟子さんに
囲まれるお正月ほど絢爛で明るいものはない。
 血を分けたのでない子供たちが手料理を持ってきてくれ、
お皿を洗って、ゴミを捨てて帰ってくれるのが最高の老後である。

 「年を取っても人が喜んで集まって来てくれる家」
の作り方として、熱心に芸道に励み徒弟制度に守られて
生きるというのはダークホース的存在である。




 ★バレエの世界も私がいた30年間、徒弟制度でした。
 自分でお教室を開かない限り微々たる報酬で献身的に
 師に尽くしていました。が 内情は 仲間意識の強く出る
 舞台の時は、まとまりますが、一歩『よい振り付けが貰いたい、
 主役がほしい、など カンパニーのトップ争いに負けると悲しい
 ものでした。 お正月も先生の誕生会もとなかなか自分のプラ
 イベートを優先できず、先生の意向が第一でした。

 ここに書かれているように、自分のカンパニーを作ろうと
 独立を考えていた矢先の病気(変形性股関節症)でした。

 人生なにが起こるか分かりません。

 今は変股症になって、きららを立ち上げ仲間作りをして、こうして
 ブログを書いて、多くの方と ご一緒に頑張れることを“誇り”に
 思っています。


 『最高の老後』  まだ若いので?! 
老後とは 言えませんが、楽しい頑張れる私の第二の人生の
スタートです。

 


 

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2 コメント

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質問ですが・・・ (オレンジ)
2008-08-08 20:28:55
ケイコさん こんばんわ・・。最近になってバックナンバーのブログも拝見しています。とてもエネルギーがある方だなあと感心しています。足元にも及ばない私ですが、それなりに日々がんばって行こうと思っています。どうぞ宜しく・・。
さて、ケイコさんはかまぼこプレートの様なのもお使いですね?先が平たくて押しやすい感じがします。どの様な体の場所に使われるんですか?また、コツなんぞありましたら教えて下さい。かまぼこ板の様なのをそのうち探そうと思っています。
それと私は関節が硬いんですね。おまけに変股症になったので、何となく脚の関節を動かすのに抵抗があるんです。股関節が壊れそうな感じがして・・・。ストレッチをすると、どうも翌日の調子が良くありません。痛くなるのです。これはやり方に問題があるのでしょうか?ストレッチはやったほうが良いと思いますし、関節の可動域を広くしたいのですが・・・なかなか自分ではどうして良いのかわかりません。主にどの様なストレッチをすれば脚が広がりやすくなるのか教えて下さい。宜しく御願いします。
返信する
メール下さい (ケイコ)
2008-08-10 19:09:25
 オレンジさんへ
 かまぼこ板療法を毎日実は、実践しています。
ただ、効く効かないは人 それぞれで 保障は
出来ません。。。 が、ぜひ一度 試してみて下さい。  かまぼこ板の作り方を お教えします。
コピーしたものを郵送いたしますので、ブログの方へ
メールを下さい。 私は 体はきようなのですが、
手先が超ぶきっちょなので 旦那が作ってくれました。 押し方等 色々 アドバイス出来ると思います。

 可動域の話は 他の方も聞きたいと思いますので、
今 ちょつと 余裕がないので もう少し待ってください。
 必ず ブログで書かせていただきます。

頑張ります。 

 
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