男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

2024年8月臨時増刊特集:お盆にまつわる不思議な話

2024年08月06日 | その他
母の新盆のとき
母は今から15年前に亡くなりました。長年、うつ病を患っての急死でした。そのときの父の憔悴しきった姿、十分な親孝行が出来ずに逝ってしまった残念な思い、母の死後、2ヶ月くらいは私も少々うつ状態だったかも知れません。
心の穴を埋めるために毎朝、般若心経を唱え、迎えた新盆でした。
実家に帰り、お盆の祭壇に手を合わせ般若心経が終わった瞬間、シオカラトンボが手に止まり、いつまでも逃げようとはしません。
栃木の田舎でトンボは珍しくありませんが、農薬のせいなのか、昔と比べるとめっきりトンボ等が少なくなりました。
実家は虫が来ないように網戸で覆われていますが、何処からか飛んできて、指の上に止まり逃げもしないトンボを見たとき、母が帰ってきてくれたような気がして涙が出てきました。今でも毎年思い出します。

お盆の夜はお墓が静かになるという
栃木県某所のお客様を訪問した時の話しです。その家は、隣が共同墓地でした。今までの経験では、お墓と隣り合わせの家は、霊的な話しを聞くことが多く有りました。ここも何かあるかな?と思いつつ、何気なく話しをしてみると、お客様は不思議な事をされました。
「もうすぐお盆だねぇ。お盆になるとお墓が静かになるよぉ。」
「えっ!それはどういう意味ですか?」と聞くと、普段はお墓のほうから、よく声がするというのです。
しかし、お客様の家が建っている所は、周りに家は無く、交通量も少ないところでした。「きっと、お盆になると仏さんは家に帰るからだろうね。」と。3日くらいは静かだが、過ぎるともとに戻るようです。
仕事柄、私はこういう人と会う機会が少なくありませんが、その人は客観的にみて、病気でもなければ、ちゃんと常識も心得ている方です。

五感を越えた世界か?
人間の感覚には五感の他に第六感といって、直感、霊感が強い人がいます。動物でも危険を察知して集団で非難したりすることがありますが、もともと人間にも、おそらく備わっていたものでしょう。

見えないものが陽 見えるものが陰
宇宙は陰陽で出来ており、男女、雄雌、おしべと、めしべ等のプラスマイナスの二性の他、人間の心と体のように目に見えないものと目に見えるものとがあります。
見える物質も見えないエネルギーから成り、素粒子よりもっと小さい世界も、波動と粒子で出来ており、これも陽と陰です。従って世界も、見えない霊界と見える地上界があると考えるのが理論的かも知れません。

人生で一番大事なこと
人間は三界を経験し、十月十日の胎内から、百年近い地上界、やがてあの世に行きます。胎中では地上で不自由なく生活するために肉体を完成させ、この世ではあの世に行って不自由をしないために、魂を完成させます。
魂を磨くとは、自己中心を捨て他の為に生き、家族を中心として愛情関係を実らせることです。
特に60歳を越え人生の秋を迎える時期は、過去の精算と、あの世と、未来の子孫の為の大事な準備期間なのです。人の死を考えると物事の本質が見えてくるように思うのです。

全てが必要だから起きている
 生老病死と言いますが、何か悪いことが起こっているのではなく、季節が変化するように全ては必要だから起きているのです。病気になるのも意味が有り、死んでいくのも意味が有るのではないでしょうか。
 この世で魂を磨くこと、家族を通して自分の中に愛が実ること。これが一番大事な事と思うのです。

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日本の伝統文化を護ろう。日本の力である血縁、地縁を大切にしよう。
ご案内
※当会は家系調査を37年行っています。
※家系調査には、戸籍調査、現地調査、ルーツ調査の三段階の調査があります。
※調査の見積もりを無料で行っています。
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