
■【老いぼれコンサルタントのひとり言】 6月01日 ◇オレンジジュース ◇豚に真珠 ◇自分自身を俯瞰的・客観的に見る
「老いぼれていては困ります」
お叱りのような、励ましのような言葉を、後身のコンサルタント・士業からいただきます。
生来、「お節介焼き精神」の塊のような生き方をしてきて「コンサルタントのためのコンサルタント」などと持ち上げられて、その気になって、日暮パソコンに向かひて、よしなしごとをつぶやいています。
お耳汚しのことを、今日もまた、つぶやいています。
■【けふのつぶやき】
6月1日
ネット情報ですが、オレンジ果汁が品薄で、価格が高騰していると報道されています。
日常生活に深く染み込んでいるオレンジジュースですが、ジュースの状態で輸入しているそうです。しかも、需要原料のほぼ全量が輸入に頼っているそうです。
おもな輸入先のひとつ、オレンジの主要生産国であるブラジルで、干ばつや大雨が発声していることはニュースで見聞しています。それが原因で、果樹の病害でオレンジの供給不足になり、当然、ジュース加工も減量しているのです。
大生産国のアメリカも、ハリケーン被害が深刻です。その結果、世界的なオレンジやジュースの供給不足が起こっているのです。円安が加わり、価格も高騰していますので、オレンジジュースを安易に飲めなくなる可能性も懸念されます。
■【経営コンサルタントの独り言】
半世紀にわたる経営コンサルティング経験を思い出しながら、あるいは、直近に起こったことなどを元に、随筆風に記述しています。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 豚に真珠 601
6月の 誕生石は何でしょうか?
真珠ですね。
真珠と言えば、私どもの年代では御木本幸吉を思い浮かべるでしょう。
御木本幸吉(みきもと こうきち)は、江戸末期に、現在の三重県鳥羽市に生まれました。
うどん屋の長男が、機械いじりが好きで、粉を挽く石臼を使いやすく改良して、賞金をもらったというように伝記に書いてあったと記憶しています。
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真珠と言いますと「豚に真珠」という諺があります。
人間にとっては価値のある真珠ですが、豚には真珠の価値は理解されません。
このことから、価値のわからない人に、価値あるモノを与えてもムダであるという意味で用いられます。
同じような意味合いで、「猫に小判」というのがあります。
ニュアンスが多少異なりますが、「馬の耳に念仏」というのもあります。
情報にしろ、知識にしろ、その価値がわからない人には無意味なモノで、機会損失を起こしていることに気がつかないのです。
私達、経営士・コンサルタントには、その様な経営者に気づきを覚えてもらうのが重要な業務のひとつです。
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◆ 自分自身を俯瞰的・客観的に見る
世の中には、人生が楽しくて仕方がないというような生き方をされている方を見ることがあります。その一人がわたくしの学校での先輩でコンサルタントをしてきた方です。
彼はアメリカでの生活が長く、その経験を活かしてホームパーティーを開くことが非常に上手です。その経験と能力を活かして海外からの留学生を時々ご自宅に招いてホームパーティーに参加させています。
その準備など非常に大変だと思いますが、いつも楽しそうにしています。逆に留学生から学ぶことが多いのでしょうか、いろいろとアイディアを発信してくれていています。その情報をもとにチャンスを掴んで、成果を出しているコンサルタントも私の身近にいます。
彼は、私よりかなり年上ですので、卒寿に近いほどの方です。彼を以前から見てきましたが、自己肯定感が非常に高い人です。仕事を主体的に考えて動いたり、新しいことに挑戦したり、失敗しても再チャレンジしたりと、頭の下がる思いをしてきました。
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ところが、世の中には、自己肯定感は高いですけれども、仕事がうまくいかず悩みを抱えている人も結構います。
その典型的な例の人としてしばしば見られるのが、能力が多方面にわたっているために、色々なことに手を出しすぎてしまって収拾がつかない状態でいるような方です。それらの人に共通していることの一つに、自分の考えや自分が置かれている状況を俯瞰的に見る力にかけていることです。
自分が置かれている状況を俯瞰的に見られませんと、自分の仕事量のキャパシティが適切かどうかを考えていないのです。俯瞰的にものごとを見られない人に多いのが、何かトラブルが起きたときに、ほかに対処法がないのかどうかを考える事に気が回らないのです。
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中には、自己肯定感が低く、俯瞰的にものごとを見られないような人もいます。自分がしていることは正しいですのに、自分の考えや意見が通らないと嘆くような人に見られます。そのような人は自分は一所懸命にやっていると信じていて、それが強すぎ、独りよがりであることに気がつかないのです。自分だけが損をしているとか自分だけが大変な思いをしていると考えてしまうのです。
そのような人は、自己肯定感からくる「ありのままの自分を認める気持ち」が弱いのです。「自分のやり方に問題はない」と解釈している可能性があります。オークの人は、俯瞰的に見て、自分がしていることが、どのポジションにあるのかを考えて、それを契機に反省をするのです。しかし上記のような問題のある人は自分を俯瞰的に見られないのです。
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