HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

夏休みおとな劇場 第二回 『PALAIYATHA AMMAN』

2006年08月04日 | インド映画
 大人になり切れない《いい年こいた子供》たちにこの夏送る《夏休みおとな劇場》、今回は映画大国・インドからの刺客『PALAIYATHA AMMAN』だ!

 インドにはヒンドゥー教の神様や聖人を主人公にしたり、神話を映画化した宗教モノ、別名・神様モノと呼ばれるジャンルがある。これらの作品群が異教徒である我々には陳腐で奇妙で新鮮に映るのだ。色とりどりのヒンドゥーの神々が数々の奇跡や超能力を特撮で見せてくれたり、それを敬う信者たちが集団で歌って踊ってもうホントに《観る極楽》状態なので楽しいこと請け合いだ。

私はこの作品を、名古屋のアジア映画専門店で目にし、ジャケット写真を一目見て「こいつはとんでもない映画に違いない!」と直感し即決購入したのだが、実際に観賞してみると、あまりの摩訶不思議さに軽いカルチャーショックを覚えたほどだ。
 日本でも宗教を題材にした作品は数多く製作されているが、エンターティメント性がある作品は僅かしかない。しかしインドの神様映画は、ヒンドゥー教自体があまり浸透していないのと、神々の容姿の奇抜さにより、ある種のファンタジー映画として素直に楽しむ事ができるのだ。知らず知らずのうちに宗教教育もされちゃったりして。

               
 こんな風に信者たちの《祈りの歌》に合わせて女神様がダンスしたり(演じる女優さんは緑色に塗られて可哀想…)

               
 CGにより描かれた女神様が登場したりと、もの凄い画面が派手!! 私がCGを使用したインド映画を観たのはこの作品が初めてだった。実はもうチョット前からインドではCG技術が使われていたみたいなのだが。(『ジーンズ/世界は二人のために』にも使われてましたっけ)

               
 そして、この映画の見せ場の一つ。主人公親子を付け狙う悪魔が召喚する巨大ガイコツ兵士。
 これを観た時に「巨大怪獣の概念はインドにもあるんだなぁ」と感心した。ガイコツのクセにゴジラのSE(多分、東宝には無許可)で鳴くし、もうメチャメチャ!

               
 『マトリックス』的ショットもいち早く神様映画に導入。こうやって世界中の映画を観ているといかに『マトリックス』が偉大であったかが確認できる。アクション映画だけじゃなく、こういった宗教モノにもパクられるんだもん。


 今回は文章がまとまってなくてゴメンナサイ。とりあえず言いたいことを言っただけのコメントばっかりでした。次回はもうちょっとマトモなこと書きますんで…
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする