多くの職場は、今日(1・28)で仕事納め。一方、年末年始はかきいれどきで多忙の方も。さまざまの事情の方が入り混じり、街中何だかあわただしい風景です。そんな中で…夏祭りの話し。
【リポート10.夏祭りの会場設営】
夏祭りの役割の詳細を決める、あけぼのA丁目役員会の翌週末から、ぼくは例によってお祭りの寄付を、12世帯分せっせと集金して回ってました。このころからぼくは、集金の類の回覧用資料には、赤字で大きく「×月×日(土)、×日(日)あたりに、集金に回らせていただきます!! 」と記載しておく技を開発。こうしておくと何も書かないのと比べ、集金効率が格段に上がります。中には、その週末は留守をするからと、我が家のポストに届けておいてくれる世帯もあったりして。
こうして、集金のコツはつかんできたものの、徴収し終えたお金を、会計の方に届けるのがひと苦労でした。町内会費は「あけぼのA丁目の会計役員」に届けますが、こちらは問題なし。赤十字の寄付や、夏祭りの寄付などは「あけぼの東区の会計役員」に届けるのですが、こちらがとても手間です。
というのも、こちらの会計役員はご主人(60代とおぼしき男性)がやっていて、土、日でも、留守がちです。で、奥さんはというと、まるで会計役員仕事には無関心。それどころか敵意を持っているのでは?と思うほど…。
集金し終え、締め切り前にお届けしようと、まず電話をします。すると奥さん登場。「あのう、自治会A班の、お祭りの集金分をお届けしたいのですが」とぼく。「えっ?わたしじゃ解んないから。自治会は主人だから、主人に届けてちょうだい」と、奥さん。「ええっ、はいっ。ご主人は何時頃ご在宅でしょう?」「さあ、夜にはもどるんじゃないのかね」と、まるで他人事なのです。
で、遅い時間では失礼と、夜8時前に再び電話。ここでご主人が戻っていれば良いのですが、いないとまた、先の会話の反復となります。連絡を取り始めて、その日のうちに届けられれば良い方で、たいがいは後日、同様なやりとりの後、ようやくご主人在宅時間にお届け完了という手間が生じます。「奥さん!自治会と関係ないのはいいけど、あんたせめて預かればいいじゃないの!」と、みのもんた風に声を荒げたくなるのですが…。
話しを夏祭りに戻しましょう。こんな集金業務にいそしんでいる週末に、公民館の前を通ると、そこでは神輿が、着々と組みあげられつつありました。着々という表現は、時々通ったついでに眺める、ぼくにとっての印象です。組んでる当人達にとっては、遅々なのかも知れません。
いずれにしても神社の神輿ではないので、普段どこかに奉納され飾られているわけではなく、白木ながらそれっぽい形に、都度組みあげる必要があるんですね。そこそこ高さも重量もありそうなので、毎年組む、そしてバラスのは、結構な手間と思えます。
神輿が組みあがって全容を現した次の週末、7月末(土)の、いよいよ祭り当日を迎えました。今年の梅雨は長くて、この週末も何だかぐずついた空模様。しかし天気予報は、夜に向けては次第に晴れる予報でした。
当日は早朝も早朝、何と!朝6時に、自治会役員が全員、公民館前に集合しての会場設営から始まります。公民館近くの公園での会場設営の内容はおおざっぱに、3つあります。
①イベント進行の中枢となる、櫓を構築する
②出店や事務局、受け付けとなる、各種テントを張り、所定の位置に据える
③照明やちょうちん、行灯など、夏祭りらしい雰囲気の飾りつけをする
朝6時に集合しての最初の作業は、公民館の外の物置等に格納してある、上記3つのためのさまざまな組上げ材料や、装飾物、テント類を、公園まで運び出すことでした。これは、物置等への格納状況をよく知っている方々が、取り出しの手順を指示。格納状況を知らない人は行列をつくって、物によってはリレーで運び出し、物によっては一人一人が公園まで運搬をし、物によっては2人か3人か4人で組になって運ぶという方式で、着々と進められました。
それにしても、ちょっと大きめの平屋の戸建てといった程度の公民館のあちこちに、よくまあこれだけの物が格納されていたものだと思うほど、たくさんの物を公園に運び出しました。運び出し終えるのに、2時間近く要しました。
①の櫓の構築は最も時間がかかるとみえ、最初に構築部品が運び出されて、他の物の運搬途中からもう、構築作業が始められました。これは、おそらくはあけぼの東区の中でも老舗の自治会とおぼしき、「あけぼの会」が主な担当です。
後で聞いた話ですが、櫓だとか、足場だとか、一定以上の高さの構築物構築にあたっては、資格保有者がいないといけないとか。当自治会の櫓は、資格ホルダーがいるほどの高さではないのだそう。でも、しっかりと強固に組まないと、大勢の人が集まる場なので、事故になってはいけません。
構築中の事故の可能性もあるわけで、「保険などはどうなっているんだろう?」と、心配になっちゃったりしました。かつてぼくは広告会社に勤務していて、イベント会場などでのブース等の設営や、撤収に立ちあう社員等はもれなく、損害保険に加入していた記憶もあったものですから…。
必要物を全員で公園に運び終えると、あけぼのA丁目のその後の主な役割は、テントの設営です。このころ時刻はすでに8時近く。公園の中央でやっているし、高さもあるし、構築中の掛け声なども勇ましい、どうみても何か主役っぽい櫓の構築を横目に、ぼくらA丁目役員は、地味にテントの組みあげと、所定位置への設置にむけ、もそもそと動き始めました。
しかしテント設営は脇役とはいえど、なかなかこれがテキパキとスムースにはいかない、難作業だったのでありますっ。
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次回「リポート11.会場設営後半」に、つづく…。設営作業はまだまだ続くのです、疲れるけど。
【リポート10.夏祭りの会場設営】
夏祭りの役割の詳細を決める、あけぼのA丁目役員会の翌週末から、ぼくは例によってお祭りの寄付を、12世帯分せっせと集金して回ってました。このころからぼくは、集金の類の回覧用資料には、赤字で大きく「×月×日(土)、×日(日)あたりに、集金に回らせていただきます!! 」と記載しておく技を開発。こうしておくと何も書かないのと比べ、集金効率が格段に上がります。中には、その週末は留守をするからと、我が家のポストに届けておいてくれる世帯もあったりして。
こうして、集金のコツはつかんできたものの、徴収し終えたお金を、会計の方に届けるのがひと苦労でした。町内会費は「あけぼのA丁目の会計役員」に届けますが、こちらは問題なし。赤十字の寄付や、夏祭りの寄付などは「あけぼの東区の会計役員」に届けるのですが、こちらがとても手間です。
というのも、こちらの会計役員はご主人(60代とおぼしき男性)がやっていて、土、日でも、留守がちです。で、奥さんはというと、まるで会計役員仕事には無関心。それどころか敵意を持っているのでは?と思うほど…。
集金し終え、締め切り前にお届けしようと、まず電話をします。すると奥さん登場。「あのう、自治会A班の、お祭りの集金分をお届けしたいのですが」とぼく。「えっ?わたしじゃ解んないから。自治会は主人だから、主人に届けてちょうだい」と、奥さん。「ええっ、はいっ。ご主人は何時頃ご在宅でしょう?」「さあ、夜にはもどるんじゃないのかね」と、まるで他人事なのです。
で、遅い時間では失礼と、夜8時前に再び電話。ここでご主人が戻っていれば良いのですが、いないとまた、先の会話の反復となります。連絡を取り始めて、その日のうちに届けられれば良い方で、たいがいは後日、同様なやりとりの後、ようやくご主人在宅時間にお届け完了という手間が生じます。「奥さん!自治会と関係ないのはいいけど、あんたせめて預かればいいじゃないの!」と、みのもんた風に声を荒げたくなるのですが…。
話しを夏祭りに戻しましょう。こんな集金業務にいそしんでいる週末に、公民館の前を通ると、そこでは神輿が、着々と組みあげられつつありました。着々という表現は、時々通ったついでに眺める、ぼくにとっての印象です。組んでる当人達にとっては、遅々なのかも知れません。
いずれにしても神社の神輿ではないので、普段どこかに奉納され飾られているわけではなく、白木ながらそれっぽい形に、都度組みあげる必要があるんですね。そこそこ高さも重量もありそうなので、毎年組む、そしてバラスのは、結構な手間と思えます。
神輿が組みあがって全容を現した次の週末、7月末(土)の、いよいよ祭り当日を迎えました。今年の梅雨は長くて、この週末も何だかぐずついた空模様。しかし天気予報は、夜に向けては次第に晴れる予報でした。
当日は早朝も早朝、何と!朝6時に、自治会役員が全員、公民館前に集合しての会場設営から始まります。公民館近くの公園での会場設営の内容はおおざっぱに、3つあります。
①イベント進行の中枢となる、櫓を構築する
②出店や事務局、受け付けとなる、各種テントを張り、所定の位置に据える
③照明やちょうちん、行灯など、夏祭りらしい雰囲気の飾りつけをする
朝6時に集合しての最初の作業は、公民館の外の物置等に格納してある、上記3つのためのさまざまな組上げ材料や、装飾物、テント類を、公園まで運び出すことでした。これは、物置等への格納状況をよく知っている方々が、取り出しの手順を指示。格納状況を知らない人は行列をつくって、物によってはリレーで運び出し、物によっては一人一人が公園まで運搬をし、物によっては2人か3人か4人で組になって運ぶという方式で、着々と進められました。
それにしても、ちょっと大きめの平屋の戸建てといった程度の公民館のあちこちに、よくまあこれだけの物が格納されていたものだと思うほど、たくさんの物を公園に運び出しました。運び出し終えるのに、2時間近く要しました。
①の櫓の構築は最も時間がかかるとみえ、最初に構築部品が運び出されて、他の物の運搬途中からもう、構築作業が始められました。これは、おそらくはあけぼの東区の中でも老舗の自治会とおぼしき、「あけぼの会」が主な担当です。
後で聞いた話ですが、櫓だとか、足場だとか、一定以上の高さの構築物構築にあたっては、資格保有者がいないといけないとか。当自治会の櫓は、資格ホルダーがいるほどの高さではないのだそう。でも、しっかりと強固に組まないと、大勢の人が集まる場なので、事故になってはいけません。
構築中の事故の可能性もあるわけで、「保険などはどうなっているんだろう?」と、心配になっちゃったりしました。かつてぼくは広告会社に勤務していて、イベント会場などでのブース等の設営や、撤収に立ちあう社員等はもれなく、損害保険に加入していた記憶もあったものですから…。
必要物を全員で公園に運び終えると、あけぼのA丁目のその後の主な役割は、テントの設営です。このころ時刻はすでに8時近く。公園の中央でやっているし、高さもあるし、構築中の掛け声なども勇ましい、どうみても何か主役っぽい櫓の構築を横目に、ぼくらA丁目役員は、地味にテントの組みあげと、所定位置への設置にむけ、もそもそと動き始めました。
しかしテント設営は脇役とはいえど、なかなかこれがテキパキとスムースにはいかない、難作業だったのでありますっ。
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次回「リポート11.会場設営後半」に、つづく…。設営作業はまだまだ続くのです、疲れるけど。