おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

片田舎町内会リポート.26

2007年07月31日 | Weblog
 まだ梅雨が明けていない様子ですが、先日の週末はとっても夏らしい、忙しい週末を過ごしました。金曜に休みをもらってごゴルフに行ったし、土曜は終日夏祭りで、日曜は参院選挙の投票日。日曜は何度かにわたって大雨が降りましたけど、土曜や金曜じゃなくて、ヨカッタ! 天候にも恵まれた(ちょっと暑すぎ)、町内会主催の夏祭りのリポートです。

【自治会主催夏祭り】 
 この前の週末は仕事でした。その代わりといっては何ですが、先日の週末は金曜に休みをもらって、会社の仲間でゴルフに行ったのです。その疲れも癒えぬ翌土曜日が、朝6時集合で会場設営から始まる、自治会主催のお祭Dayだったわけです。

 当日朝は、5時に目覚ましをセットし、とっても眠い目をこすりながら起床。昨日のゴルフのための5時起床は、何の苦もなく起きたのですがね。ワンコを散歩につれだし、ゴルフの名残の筋肉痛を感じながら、近所を歩きました。で、あっというまに集合時間がせまり、慌てて資料をポケットにつっこみながら、公民館に向かいます。公民館前にはすでにたくさんの人が集まってました。

 実は、来週末はぼくが書記役をやってる「あけぼのA丁目」の、夏祭り反省の役員会で、その前に当番制での公民館清掃があります。ぼくは清掃役員の方に頼まれていた、会館清掃の周知文作成をすっかり忘れ、前夜催促されちゃっていました。でこの時、夕べあわててつくった文書を、清掃役員の方に渡した次第。

 そんなぼくの失態にはおかまいなしに、祭りの準備は着々と進みます。まずは軍手を渡され、公民館にある祭り用の機材の数々を、全員で運び出すことからです。櫓の部品をはじめとして、去年は機材の量も運ぶ時間も、もっと多く感じられたのですが、今年はあっけなく搬出が終わったような気がしました。やはり未知の場合と、1度でも経験がある場合では、時間の感じ方が違うんでしょうかね?

 去年は本部等のテント設営の担当だった「あけぼのA丁目」は、今年は祭り会場入場門の設営担当です。この入場門、小学校の運動会なんかで建てる簡易なものではなく、鉄パイプで組み上げる、相当本格的な門です。土中に埋めてある受けのパイプに左右の主柱を立て、それぞれ2本のパイプで支え、相当大きな看板をこれも鉄パイプではめ込みます。A丁目の役員である職人さんが、主導して着々と組んでいきました。

 でも、「町内会の公園でやる夏祭りに、こんな大げさな看板は要るかな?」という疑問は残ったりしますね。立派だけど重いがゆえに、倒れたりすると事故になりかねず、倒れないように支えとかなんとか、一層おおげさになって、専門の人でないと組めないなんてことになってたりして…。運動会なみに、木と木をひもで結んで、布でつくった横断幕を下げる程度の方がよかったりして。

 入場門が組み上がるると、今度は自分達の出店である、カキ氷と、焼きソバ店のテント等の設営です。テントを設営すべき位置について、自分の主張を曲げない人がいて、あっちにずらしこっちにずらししたけれど、何とか最後、所定の位置に収まりました。テーブルや、テーブルを覆うビニールシートをセットし、にわか雨に備えたブルーシートもテントの屋根に継ぎ足しました。

 最後にテーブルの上に焼きソバ用のガスコンロを、今年は2台に増やした鉄板に対応する分置き、カキ氷用の機器を置き、ほぼ出店用のスタンバイを完了したのが9時半頃でしょうか。後は会場準備としてはここで一旦解散し、後は買い出し班が買い出しに行ったり、班長が自宅で刻むために買い出し班から焼きソバ用のキャベツを受け取ったり、それぞれの役割に沿って行動すればよいという状況になりました。

 しかし、櫓の組み立てがまだだったり、会場の照明とするための電線張りの工事がまだで、大勢の人手をかけてやらなくちゃいけない、電線への電球と提灯の取りつけが可になるタイミングを待たなければいけなくて、結局ひとまずの解散は10時半ぐらいになってしまったのです。

 解散時にはあけぼのA丁目の出店の総責任者であるぼくから、今後のそれぞれの担当の予定を全体で確認するカタチで解散いたしました。ぼくは次は、焼きソバ担当が集合する14時半の少し前、14時ぐらいに公園に来ようと決め、家に帰って昼食を摂り、長い夜に備え昼寝をしようと、家に戻りました。

 昼寝をして体力を蓄へ、14時に公園に行こうと外に出ると、真夏の暑さです。公園では他の出店のテントには人が居て、慌ただしく準備をしているものの、焼きソバ、カキ氷テントには人が居ず、ぼくが1番乗りの様子でした。そこで、早速ぼくはガスコンロに点火し、2台ある鉄板を焼き始めることにしたのです。去年は、鉄板が焼けるのに、えらく時間を要したものですから。

 そうこうしているうちに、刻んだキャベツを持った班長が次第に集合。お肉を茹でる担当の人は、公民館で茹でる準備を始めたり、テント下では、焼けあがったソバをパックに仕分ける準備が始まったり、カキ氷用のシロップをテーブルに並べたり、徐々ににぼくらの出店も活気づいてまいりました。

 そんな忙しい雰囲気のなか、ふとコンロを見ると、テーブルを覆ったビニールシートが溶けだしています。焼きソバ専用のコンロはいいのですが、何と、もう1台の鉄板を置いた汎用コンロが、火が強すぎて、テーブルも焦げてしまいそうな勢い。あわてて、台を安定させるためにあらかじめ用意したレンガをコンロの下にひいて、テーブル火災の難を逃れました。

 材料も整って鉄板も十分に焼け、後は焼くだけです。「去年の経験者がまずお手本を」と促され、ぼくが最初に10玉の焼きソバを焼きました。10玉分にふさわしいソースの分量がカップの量にしてどのくらいになるか、去年のバックヤード経験者の奥さんが計量しやすいようにしておいてくれたため、味の濃さに関しても最初からOKが出て、順調な出だしです。

 そんなふうにして焼きソバ班は、3時過ぎには2台の鉄板でややフライングぎみに、本部や他の自治会に配る100個程度のストックから、順調に焼き始めたわけです。引き続き、カキ氷班が4時頃には、「まだ売ってもらえないの?」の子供達の声をきっかけに、販売を開始しました。

 鉄板2台の勢いはすさまじく、まだ人出が少ないこともあって焼きソバは、販売用もストックが十分にでき、なかなか行列ができるところまでは至りません。この間にぼくは、役員用にあらかじめ注文しておいた夕食用のおにぎりを取りに、近所のスーパーに行って公園に運び込みました。夕食は、このおにぎりと、物物交換したたこ焼きや、自分達で売っている焼きソバ類を、缶の発泡酒やサワー類で流し込むのです。

 交代に備えて食物を食べ、発泡酒を流し込んだぼくは、その美味さにとてもビックリ! カキ氷を味見したとはいえ、暑さによる乾きと空腹が、このうえないソースとなっていたのですね。そんなことに感激しているうちに、カキ氷の列が長くなります。ぼくと会長は、カキ氷の担当の方に食事を摂ってもらうべく、氷削りと、注文取り代金回収の間に入り、蜜を注ぐ=会長、シロップをかける=ぼく、の分担を引き受けました。

 シロップは、ブルーハワイ、レモン、イチゴ、メロン、キャラメルと5種類あります。途切れることのない列から注文をもらって、言われたとおりのシロップをかけ続ける行為は、焼きソバをひたすら焼くのとつうじる、何ともいえない無の境地のさわやかさがあります。そのうえこちらは火の暑さがない分、一層さわやかです。さらに、買いにくるのも小さな子供達が多く、ほのぼのとした気分にもなり、カキ氷売りもいいもんだなぁと、しみじみ思ってみたりしました。

 それにしても、7時前には焼きソバのソバが足りなくなり、キャベツは十分に残っていたので、2度にわたって買いだし担当役員の奥さんに、ソバの追加購入に走ってもらいました。また、8時前には氷用のスプーンが不足し、割り箸を代替の食べる道具として、販売させていただきました。

 そしてついには両方とも、8時半前には販売終了に至り、並んでくれていた皆さんに、総責任者としてぼくがお詫びをしてまわりました。町内の夏祭りは、つくればつくるほど、売れるんですね。

 そんな状況の中、ひとまず売り終えた。売れなかった方への、お詫びもした。何の、事故もなかった。そんな安心感でぼくは、冷酒なんぞにも手を出し、相当酔っ払い、公園から家までどうやって帰ってきたやら、思い出せない今年の自治会夏祭りの夜でありました。

 次の日、日曜の朝8時の片付け集合には、2日酔いで痛む頭を抱えながら出かけました…トホホ。
----
 次回は、早速次の週末にある、夏祭り反省会の集会リポートになります。書記役員が責任者のくせに酔っ払ってましたと、反省を求められなきゃいいんだけど…。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぷちりぽ.その14 | トップ | ぷちりぽ.その15 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事