おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

ぷちりぽ.その104【宇宙エレベーター】

2009年08月15日 | Weblog
【宇宙エレベーター】



宇宙に人や物資を輸送する手段として、宇宙エレベーターという構想があるんだそうです。5月の朝日新聞の記事で知ったのですが、ぼくはこの構想に、少なからず衝撃を受けてしまいました。

記事は、「宇宙エレベーターの実現めざし日本大学理工学部の学生らが、浮かべた気球に向けて約7kgの昇降ロボットを、50m2分でのぼらせることに成功した」という内容。「2007年にはカナダの大学チームが、100mを55秒でのぼらせた実績がある」そう。

驚いてしまった理由は、きっといくつかあります。挙げてみると、



・宇宙へ、ロケットなどで飛行して行く以外の方法が検討されているとは、夢にも思わなかった。

・その方法が、エレベーターという身近な移動手段だった(正確には下記の違いがある)。
 ※エレベーターは、ワイヤーの動きで箱を上下させる。
 ※宇宙エレベーターは、ワイヤーのようなものを軌道に箱を上下させる。

・静止衛星と地球間という、距離と安定(固定)性が、途方もない開発を要する構想のような気がした。

そんなあたりかなぁ。それにしてもですよ、ムズカシイ理論や計算式はおいといて、久しぶりに未来を想像して、ワクワクしてしまいませんか? 朝まずエレベータの乗降口に行く。エレベーターに乗り込み行き先のボタンを押す。エレベーターは、雲を抜け、大気圏を抜け、静止衛星の宇宙基地へ。基地で、打ち合わせやら、建築やら、実験やらひと仕事。夕方、宇宙バーで同僚とビールをぐっと飲んで、宇宙仕事の愚痴だの夢だのを語り合い、再びエレベーターで地球へ帰宅。なんて…。

カーボン・ナノチューブがキー素材で、15年後には実現可能ではという説もあるようです。すでに日本にも協会があったりして、絵は協会の絵を借用させてもらいました。それにしても学生達は、自分が生きているうちに宇宙エレベーターに乗ることがあると思って、実験に参画しているのかなぁ? 科学とか技術とかって、自己実現とかを遥かに超えた動機で未来に向いているのだねと、そのことに一番衝撃を受けたような気がします。

<今回の反省>
高層ビルのエレベーターやら飛行機やら、携帯電話やらパソコンやら、もっとありがたがって利用しないとね。
コメント (1)
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