窯元日記復活

京都国立博物館の土曜講座「涅槃図をなるべく楽しく見るために 」京都国立博物館 保存修理指導室長大原 嘉豊 氏を拝聴。

京都国立博物館の土曜講座「涅槃図をなるべく楽しく見るために 」京都国立博物館 保存修理指導室長大原 嘉豊 氏を拝聴。
涅槃図は動物がかわいいので、以前京博におられた中野玄三氏のお話をここで聞いて以来注目しています。




展示でも4点の仏涅槃図が並んでいます。 愛知・甚目寺 、岡山・遍明院 、京都・長福寺 、京都国立博物館のもので京博以外は国の重文。
岡山・遍明院本は「八相涅槃図」で
〈釈迦涅槃前後の八事件をあわせ描いた図を八相涅槃図とよんでいる。本図は涅槃場面を画面中心に表し、純陀供餞・臨終遺戒・再生説法・金棺不動・金棺拘尸城施回・荼毘および迦葉接足・分舎利の七情景を周囲に配置している。 〉(文化遺産データーベースから)
〈釈迦八相とは、釈尊の生涯における八大事相(八つの大きなできごと)である降兜率(ごうとそつ)・託胎(たくたい)・降誕・出家・降魔(ごうま)・成道(じょうどう)・初転法輪・涅槃(ねはん)を指していう 〉(MOA美術館解説から)
スライドで説明していただいてよくわかりました。
長福寺本では貞和二年(1346) 墨書がありますが(この年紀は施入の時期を示したもの だそうですが)、三毛猫が描かれています。猫は中東地域原産でインド以東ではほとんどおらず、古い仏画には描かれていないようで、日本では源氏物語などにも舶来のペットとして紐につないで飼われていたようで、12世紀の「鳥獣戯画」にはネコとネズミも描かれているようです。
京博本は月に村雲が描かれ、画面下に白い犬が描かれています。
犬は埴輪にもあり古くから人間と付き合ってくれてますが・・お話は聖徳太子の雪丸のお話も出て、王寺の達磨寺の石像や墓・・そして大和郡山にも雪丸の墓があると写真も(郡山でも撮影されていますね)大江山の鬼退治や高野山の
狩場明神に2匹の黒と白の犬が道案内させた・・。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「美術館博物館ぶらぶら」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事