窯元日記復活

「青井戸茶碗 土岐井戸」東京国立博物館蔵

「青井戸茶碗 土岐井戸」東京国立博物館蔵 1口 朝鮮時代・16世紀 重量280.1 高6.7 口径14.5 高台径5.1 広田松繁氏寄贈

解説→「【本館用】青井戸茶碗とは、井戸茶碗のうち、胴がほぼ直線的に広がり、高台が低く削り出されているものをいう。釉がよく溶けた部分は比較的赤みが強く、高台近くに釉が一筋白く流れて景色をなし、高台の周囲には梅花皮(かいらぎ)とよばれる釉のちぢれが現れて、見所となっている。(20070508_h04)(130226_140520_h04) 【東洋館】かつて土岐丹後守が所持したことから「土岐井戸」と呼ばれる碗。高台は低めで、直線的に立ち上がった形をしており、胴部には轆轤+ろくろ+目が粗く残ります。このような碗は「青井戸」と分類されています。釉は赤みが強く、表面には貫入と呼ばれるヒビがみられます。 茶の湯でお茶をいただくのに使われた茶碗です。 この手の茶碗は、朝鮮半島で生活の器としてたくさん作られていたもので、ろくろ目をそのまま残した素朴な風情が魅力です。戦国の武将や千利休(せんのりきゅう)をはじめとする茶人の美意識にかない、井戸茶碗と呼ばれて茶の湯の席で使われるようになりました。 なかでも、この茶碗のように、胴がほぼ直線的に広がり、高台が低く削り出されており、釉が青みをおびて冴えた色調のものを青井戸茶碗といいます。土岐井戸の名は、土岐丹後守が所持したことに由来します。 見どころは、茶碗の裾(すそ)の部分に、釉薬のちぢれによってできた梅花皮(かいらぎ)という白いぶつぶつの文様です。茶の湯の席では、お茶をいただいたあとにひっくり返して、茶碗の底を鑑賞したりします。」(裏、箱写真解説ColBaseから)




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