
日本語と韓国語で響きが違う単語に「パンツ」と「ペンティー」があります。
「パンティ」というと,女性用のフリルが付いたものだという「いやらしい」語感があるために思わぬ誤解が生まれます。
主人公は留学生の李君。
急におなかが痛くなったとクリニックに来ました。
レントゲン検査をすることになり,撮影室に行くように指示したところ,不安顔をして付き添いの看護師にこう言ったそうです。
「あのぉ,『ペンティー』も脱ぐんですか?」。
それを聞いた看護師は一瞬,ドキッとして私に「先生,あの学生さん変態かも知れませんよ」とささやいたのです。
いまでは男性用,女性用も「パンツ」「アンダーパンツ」といっていますが,1980年代までは女性用の薄手のものは「パンティ」と言っていました。
韓国では男物も女物も全て팬티です。
これは,つい韓国式に発音してしまったための失敗ですね。
この話に出てきた「レントゲン検査」は,韓国語ではふつう렌트겐 검사とはいいません。よく使うのは엑스레이 검사です。
X-rayから来た言葉です。
このように,日韓で同じものを呼ぶのに違う単語を使っているケースは,探せば結構たくさんあります。
電車のことを지하철,전철と呼ぶのは序の口ですね。
전차といったら笑われます(>_<)
多いのは商品名が製品名を表す場合ですね。
代表的なものといったら,料理に使われる化学調味料(화학조미료)の味の素と미원でしょう。
セロテープと스카치테이프(Scotch tape)も代表格ですね。
バンドエイドと대일밴드(Scotch tape)もそうです。
本来は일회용밴드というべきなのでしょうが,なぜか一昔に売れていた商品の名前がそのまま残っています。
하이타이,퐁퐁も合成洗剤の代名詞のように使われています。
하이타이は大きな赤い箱をした粉石けんで,퐁퐁は液体洗剤です。
昔は引越祝いによく使われましたが,いまではどうでしょうか。
ワンボックスカーのことは商品名の봉고차と呼ぶ人が多いです。
そのほかクリープに対して,프리마(アルファベット表記はFrimaです)もよく使われます。
驚くのはメンソレータムのことを안티푸라민といっていることです。
これは유한양행〈柳韓洋行〉という製薬会社の商品名で,よく見るとナイチンゲールの肖像画の所は韓国人看護師に代わっています(*メンソレータムは,元来,近江兄弟社が輸入・販売していた軟膏ですが,会社の倒産によってロート製薬が権利を引き継ぎ,現在に至っています)。
안티푸라민でびっくりしていてはいけません。
なんと,あのウォッシュレットが韓国では비데なんですね。
男性も使うというのに…(^_^;)
そのほか,探せばまだまだたくさんあるはずです。
みなさんも気がついたら教えてください。
「パンティ」というと,女性用のフリルが付いたものだという「いやらしい」語感があるために思わぬ誤解が生まれます。
主人公は留学生の李君。
急におなかが痛くなったとクリニックに来ました。
レントゲン検査をすることになり,撮影室に行くように指示したところ,不安顔をして付き添いの看護師にこう言ったそうです。
「あのぉ,『ペンティー』も脱ぐんですか?」。
それを聞いた看護師は一瞬,ドキッとして私に「先生,あの学生さん変態かも知れませんよ」とささやいたのです。
いまでは男性用,女性用も「パンツ」「アンダーパンツ」といっていますが,1980年代までは女性用の薄手のものは「パンティ」と言っていました。
韓国では男物も女物も全て팬티です。
これは,つい韓国式に発音してしまったための失敗ですね。
この話に出てきた「レントゲン検査」は,韓国語ではふつう렌트겐 검사とはいいません。よく使うのは엑스레이 검사です。
X-rayから来た言葉です。
このように,日韓で同じものを呼ぶのに違う単語を使っているケースは,探せば結構たくさんあります。
電車のことを지하철,전철と呼ぶのは序の口ですね。
전차といったら笑われます(>_<)
多いのは商品名が製品名を表す場合ですね。
代表的なものといったら,料理に使われる化学調味料(화학조미료)の味の素と미원でしょう。
セロテープと스카치테이프(Scotch tape)も代表格ですね。
バンドエイドと대일밴드(Scotch tape)もそうです。
本来は일회용밴드というべきなのでしょうが,なぜか一昔に売れていた商品の名前がそのまま残っています。
하이타이,퐁퐁も合成洗剤の代名詞のように使われています。
하이타이は大きな赤い箱をした粉石けんで,퐁퐁は液体洗剤です。
昔は引越祝いによく使われましたが,いまではどうでしょうか。
ワンボックスカーのことは商品名の봉고차と呼ぶ人が多いです。
そのほかクリープに対して,프리마(アルファベット表記はFrimaです)もよく使われます。
驚くのはメンソレータムのことを안티푸라민といっていることです。
これは유한양행〈柳韓洋行〉という製薬会社の商品名で,よく見るとナイチンゲールの肖像画の所は韓国人看護師に代わっています(*メンソレータムは,元来,近江兄弟社が輸入・販売していた軟膏ですが,会社の倒産によってロート製薬が権利を引き継ぎ,現在に至っています)。
안티푸라민でびっくりしていてはいけません。
なんと,あのウォッシュレットが韓国では비데なんですね。
男性も使うというのに…(^_^;)
そのほか,探せばまだまだたくさんあるはずです。
みなさんも気がついたら教えてください。
ほとんど一日も休まずに、しかも韓国語の話題だけでブログを発信するのは大変なことだと思います。
さて、韓国語と日本語で違うもの…、ありました。
日本では「ホームドア」と言っているものは스크린도어です。ソウルの地下鉄にはどんどんと設置されていますね。
これkらも毎日頑張って下さい。