ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国マンガ③韓国のメディア観察④韓国語の新語⑤韓国映画⑥韓国・朝鮮についての本

[辞書にない韓国語] 「ナイロン拍手(パクス)」とはどんな拍手?

2017-03-28 23:49:28 | 韓国の小説・詩・エッセイ
 李舜源(イ・スンウォン.이순원)「江陵(カンヌン)に行く古い道(강능 가는 옛길)」という小説を読みました。今年読んだ最初の原書です。といっても、小学校高学年~中学生向きの本で読みやすく、また1度読み始めたらやめられない、というストーリー展開で、ストーリーテリングの巧みさもあって読み始めたらやめられず正味3日ほどで読み終えました。

 1970年頃の江原道の小学校の子供たちと1人の「特異な」先生をめぐる物語なのですが、今回はこの小説自体の紹介&感想の記事ではないので、これ以上内容にはふれません。

 子供向きの読み物の利点は、早く読めることの他に話し言葉や俗語、ときには方言等の知識が得られるということもあります。この本でも、初めて知った言葉がいくつも出てきました。
 次のくだりは、新学期早々の6年生の教室の場面。休み中の宿題を全部やってきたのはクラス1の優等生の他はスジョンだけ。そのスジョンは、前年の秋から母親が心の病を患い、独り言を言いながら外を徘徊するといった状態が続いているため長期欠席していた子供です。担任の先生はスジョンにほうびのノート3冊をあげ、「家で大変なことがあって学校に来られなくてもよくがんばったスジョンに、みんな拍手!」と子供たちを促します。
 そこで、次の会話。
 自然な日本語に訳すと、およそ次のようなところでしょうか。

  「チェッ、自分の母ちゃんが狂ってることもほうびのネタかよ。」
拍手をする時、横の席のキョンジュが「ナイロン拍手」をしているので、ぼくはキョンジュに見ろとばかりにわざと強く手をたたいた。

 知らない単語が出てきても、前後の文脈でおおよそ見当はつきます。
 は電子辞書の「朝鮮語辞典」にはありません。いかにも方言っぽいですが、「あいつ」か「自分」あたりかなと思いつつ→<NAVER辞典>を見ると「‘자기’(自己)の方言(江原)」というのがありました。(左のフックマーク中にある<国立国語院:標準国語大辞典>も同じです。)
 벼슬が「官職」を意味することは以前何か歴史関係の本で見た記憶があります。しかし<NAVER辞典>等でもぴったりの訳語がなく、意訳すればこんなところかな、と・・・。
 そして問題の「나이롱 박수」ですが、意味はすぐにわかります。「形だけの、気持ちのこもっていない拍手」
 ところが、この言葉は<NAVER辞典>にも<標準国語大辞典>にもありません。ただ「나이롱」について「나일론」の間違い」とあるくらいです。
 ※日本語では英語のrもlもラ行で表記されますが、韓国語ではメロン(melon)→멜론のように、語頭でなければ前の字にㄹパッチムをつけて書くことになっているので、nylon(ナイロン)は나일론(ナイロン)と表記するのが正しく、나이롱は日本式発音に基づく昔の表記で、今では誤記とされます。(ちなみに、メロンを메롱と書くと「あかんべー」の意味になってしまいます。下まぶたを引っ張るのは日本独自ですが。)

 では、なぜこのように全然関係なさそうな所でナイロンが出てくるのか? いろいろ検索してみると、たとえば(私ヌルボには)おなじみの<ナムウィキ>(→コチラ.韓国語)におよそ次のような説明がありました。

 この日本式発音に由来する「나이롱」は、次のような隠語に用いられている。
 ・本当の病人や怪我人でもないのに恐喝、保険金、(あるいは単に休養?)等の目的で入院している人を<나이롱 환자(ナイロン患者)>という。
 ・信仰心もないのに宗教活動をする人を<나이롱 신자(ナイロン信者)>という。
 ・障碍者ではないのに、福祉の恩恵を狙って、障碍の登録をして障碍者のふりをする人を<나이롱 장애인(ナイロン障碍人)>という。
 ・偽りの(本心からではない)拍手を<나이롱 박수(ナイロン拍手)>という。
 ナイロンにこれらの汚名がついた理由は、以前には良い繊維として脚光を浴びたものの、その後他の繊維(各種天然繊維やポリエステル等)との競争で押されがちになり、次第に劣等材料化して、腰が強いという当初の利点がかえって悪いイメージを生むようになった点が大きい。

 
 「ナイロン患者」については、<もっと!コリア>にくわしい記事がありました。(→コチラ。) それによると、韓国の病院にはそんな偽患者がたくさんいるそうですね。「自動車事故で入院した患者のうち、少なくとも10%以上がナイロン患者」だとか。「保険患者の平均入院率が日本より8.7倍高いという調査結果もある」、「特に経営が厳しい病院がナイロン患者の養成にどんどん力を入れる」とも書かれています。ふーむ・・・。
 またこの記事では、「上品な装いだが財布の中は空っぽ」の<나이롱 신사(ナイロン紳士)>という言葉も紹介されています。

 しかし、これらの言葉が、ナイロンが「나이롱」と書かれていた頃からあったとすると新語ではないのですが、辞書に載っていないのはなぜなんでしょうね?

 おまけ。「나이롱 박수」の動画があるので何かと見てみたら、ママが赤ちゃんに拍手して、それを赤ちゃんがまねをしているというものでした。(→コチラ。) ・・・というように、わりとふつうに用いられている言葉のようなんですけどねー。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [3月10日(金)~3月12日(日)]

2017-03-21 23:56:34 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 3月13日に「哭声」を観たのが今年19本目で、以後今までひと休み。この先の予定は、「しゃぼん玉」と「母 小林多喜二の母の物語」と「牯嶺街少年殺人事件」と「ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン」はゼッタイ観に行きます。前の3つはどれも近所で観られるのがラッキー。
 あ、韓国映画がないな。

 <花開くコリア・アニメーション2017+アジア>のプログラムとスケジュール(名古屋はまだ)が発表されました。(→コチラ参照。)うーむ、今年も東京会場には行けないかも・・・。去年みたいに中日ドラゴンズの野球観戦とセットで名古屋に行くってか?

 もう掲載はやめたのかと思っていた「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」が復活しました。一体どういう方針なのか? この辺ももしかして韓国流?
    
「朝鮮日報」3月17日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)
 「美女と野獣」
  時のように古く新しい ★★★★
 「ザ・スペース・ビトゥイーン・アス」
  火星からそよ吹く花風 ★★★☆
 「ありがとう、トニ・エルドマン」
  毛深い顔無しの父の情 ★★★
 「ビニー/信じる男」
  あの「怒れる雄牛」の再来 ★★★☆
 「オーバー・フェンス」
  愛する時は鳥たちも踊る ★★★
 「非正規職特殊要員」
  君たちの失敗じゃない ★★☆
 韓国で人気の高いオダギリ・ジョー等が出演した日本映画「オーバー・フェンス」以外はすべて下の記事中で紹介しています。「怒れる雄牛」とは「レイジング・ブル」でボクサーを演じたロバート・デ・ニーロのこと。

         ★★★ NAVERの人気順位(3月21日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(3) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.45(204)
②(4) Le Tour:私の生涯最高の49日(韓国)  9.39(340)
③(6) ハクソー・リッジ  9.24(2,097)
④(7) わたしは、ダニエル・ブレイク  9.24(1,425)
⑤(9) ウィークエンド(韓国)  9.23(163)
⑥(2) シーソー(韓国)  9.21(85)
⑦(-) 謝罪  9.18(40)
⑧(-)LION/ライオン ~25年目のただいま~  9.15(606)
⑨(10) モアナと伝説の海  9.14(10,057)
⑩(8) 光をくれた人  9.13(532)

 今回の新登場は⑦「謝罪」(仮)だけです。中国系カナダ人の女性ティファニー・ション監督が中国・韓国・フィリピンの元慰安婦を6年間にわたって撮影して完成させたドキユメンタリー。→コチラの記事によると、監督は「長い時間が過ぎたにもかかわらず、日本政府が人類に対して行った残忍な犯罪を認めてすらいないことは、信じられないほど悲劇的なこと」と述べています。また映画には日本を訪れて謝罪を要求する元慰安婦に対し「韓国の売春婦は恥を知れ」「日本から出ていけ」などと声を上げる日本の右翼団体の様子も映っている、とのことです。そんな右翼団体の声も逆効果で困ったものですが、<NAVER映画>の説明には「日本軍によって性奴隷に拉致されて強制的に連行された約20万人を超える「慰安婦」のうち・・・」という文章があるし、ここに登場する元慰安婦の吉元玉(キル・ウォノク)さんの証言にも疑問点はいろいろ出されているのですけど・・・。韓国題は「어폴로지(アポロジ)」と、英題「The Apology」のまま付けられています。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) わたしは、ダニエル・ブレイク  8.40(15)
②(2) ラ・ラ・ランド  8.34(14)
③(3) ムーンライト  7.83(6)
④(4) マンチェスター・バイ・ザ・シー  7.75(8)
⑤(6) ジョン・ウィック チャプター2  7.67(3)
⑥(-) 謝罪  7.33(3)
⑦(7) メッセージ  7.29(7)
⑦(7) LOGAN/ローガン  7.29(7)
⑨(9) ズッキーニと呼ばれて  7.25(4)
⑩(10) 君の名は。(日本)  7.17(6)

 今回の新登場は、こちらも⑥「謝罪」だけです。内容等は上述の通りです。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月17日(金)~3月19日(日) ★★★

         「キングコング」の次は「美女と野獣」 おなじみの米国映画が連続して1位

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(34)・・美女と野獣・・・・・・・・・・・・・・・・・3/16・・・・・・・・・1,401,001 ・・・・・・・・・・1,570,383・・・・・・・・13,308・・・・・・・1,625
2(1)・・キングコング:髑髏島の巨神・・3/08 ・・・・・・・・・・317,684・・・・・・・・・・・1,549,205・・・・・・・・12,909・・・・・・・・・644
3(2)・・LOGAN/ローガン ・・・・・・・・・・3/01・・・・・・・・・・・158,721 ・・・・・・・・・・2,082,983・・・・・・・・17,718・・・・・・・・・521
4(新)・・非正規職特殊要員(韓国) ・・・3/16・・・・・・・・・・・・89,260 ・・・・・・・・・・・・114,697・・・・・・・・・・・901 ・・・・・・・・496
5(6)・・ラ・ラ・ランド ・・・・・・・・・・・・・・・・12/07 ・・・・・・・・・・・・20,285 ・・・・・・・・・・3,453,237・・・・・・・・28,863 ・・・・・・・・156
6(3)・・解氷(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/01・・・・・・・・・・・・18,827 ・・・・・・・・・・1,197,667・・・・・・・・・9,852・・・・・・・・・252
7(新)・・ザ・スペース・ビトゥイーン・アス・・3/16・・・・・・・・・16,400 ・・・・・・・・・・・・・22,200・・・・・・・・・・・173 ・・・・・・・・370
8(7)・・光をくれた人・・・・・・・・・・・・・・・・・3/08・・・・・・・・・・・・10,332 ・・・・・・・・・・・・・67,746・・・・・・・・・・・531 ・・・・・・・・105
9(新)・・プリズン(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/23・・・・・・・・ ・・・・・9,492 ・・・・・・・・・・・・・18,032・・・・・・・・・・・154・・・・・・・・・・43
10(2)・・再審(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・2/15・・・・・・・・・・・・・8,825 ・・・・・・・・・・2,415,202 ・・・・・・・・19,227・・・・・・・・・141
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 1月は2週目から「君の名は。」が3週連続1位、2月は4週すべて韓国映画が1位。そして3月は作品はどれも違いますが4週連続でアメリカ映画が1位です。前週の「キングコング」に続いて今度は「美女と野獣」ねー。ジャン・コクトー監督作品(1946)から数えて5回目か。アメリカはあの(あまり美女とは思えなかった)アニメ版に続いて2つ目。同じディズニーでも今回は実写。こういうふうに何度も焼き直ししたりシリーズ物が多かったりと、やっぱりアイディア枯渇の表れ? それでも国内外でこれだけヒットすればいいってことか。
 今回の新登場は1・4・7・9位の4作品です。
 1位「美女と野獣」は上記のようにディズニー製作の実写版。美女(=ベル)役はエマ・ワトソン・・・というのはあの「ハリポタ」に出てる女優か。野獣役のダン・スティーヴンスという俳優は知らんなー。どんな野獣かと見てみたらライオン系。まあゴジラ系にはならんわな。類人猿系とかも。韓国題は「미녀와 야수」。日本公開は4月21日です。
 4位「非正規職特殊要員」は韓国のコメディー&アクション。万年バイト人生のチャン・ヨンシル(カン・イェウォン)は、35歳になって国家安保部の非常勤内務要員として一時的に職に就きますが、それさえもリストラ候補第1位。そんな中、国家安全保障局の予算がボイスフィッシングに引っかかってごっそり持っていかれる(!?)という事件が発生。自分のミスによる事件を隠したいパク次長(チョ・ジェユン)は密かにヨンシルをボイスフィッシング組織に潜入させます。ところがそこにはすでに、事件解決のためなら水火も厭わない警察庁知能犯罪捜査隊の女性刑事ナ・ジョンアン(ハン・チェア)が潜伏勤務中。国家予算を返還するため怪しい(?)合同捜査が始まります・・・。原題は「비정규직 특수요원」です。
 7位「ザ・スペース・ビトゥイーン・アス」はアメリカのSF、といってもアクションとかではなく人類で最初に火星で生まれた少年の成長物語。後にガードナー・エリオットと名付けられた少年(エイサ・バターフィールド)の母親は女性宇宙飛行士。地球から火星に飛び立った時に妊娠していて、火星に到着後彼を出産しましたがその後死んでしまいます。少年は16年間火星で暮らす中、自分の父親が誰なのか探そうと思います。そして地球の少女タルサ(ブリット・ロバートソン)と知り合い、地球に向かいます。ところが地球には彼の体は合わず入院することになります。それでも彼は病院を抜け出していろいろなことを経験し成長していきます・・・。韓国題は「스페이스 비트윈 어스」。日本公開は未定です。
 10位「プリズン」は、韓国の犯罪アクション。夜になれば受刑者たちが刑務所の外に抜け出して完全犯罪を犯している刑務所で、権力者として君臨している男がイッコ(ハン・ソッキュ)。ところがそこに犯人検挙率100%で有名な警官だったユゴン(キム・レウォン)がひき逃げと証拠隠滅と警察買収の容疑で受刑者として入所して来ます。やがてイッコはユゴンの度胸と血の気の多さに目を留め、新しい犯罪で先に立たせようとしますが・・・。原題は「프리즌」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ザ・スペース・ビトゥイーン・アス・・3/16 ・・・・・・・・・・・16,400・・・・・・・・・・・・22,200 ・・・・・・・・・・・・173 ・・・・・・・・370
2(1)・・光をくれた人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/08 ・・・・・・・・・・・10,332・・・・・・・・・・・・67,746 ・・・・・・・・・・・・531 ・・・・・・・・105
3(2)・・ムーンライト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/22 ・・・・・・・・・・・・6,246・・・・・・・・・・・159,059・・・・・・・・・・・1,281 ・・・・・・・・・89
4(新)・・ビニー/信じる男 ・・・・・・・・・・・・・・3/16 ・・・・・・・・・・・・4,068・・・・・・・・・・・・・5,767・・・・・・・・・・・・・・46 ・・・・・・・・167
5(26)・・ありがとう、トニ・エルドマン ・・・・・・3/16 ・・・・・・・・・・・・3,783・・・・・・・・・・・・・7,424・・・・・・・・・・・・・・61 ・・・・・・・・・64

 1・4・5位の3作品が今回の新登場です。
 1位「ザ・スペース・ビトゥイーン・アス」については上述しました。
 4位「ビニー/信じる男」は、ライト級、スーパーウェルター級、スーパーミドル級で世界チャンピオンとなったアメリカのボクサー、ビニー・パジェンサ(1962~)の伝記ドラマ。1991年世界タイトル2階級制覇を成し遂げた人生の絶頂で悲惨な交通事故に遭い、首の骨を折って歩くことさえ無理と言われた彼の人生は、決してそれでは終わりませんでした・・・。韓国題は「블리드 포 디스」。日本公開は5月です。
 5位「ありがとう、トニ・エルドマン」は、ヨーロッパ各国で大ヒットを記録したドイツのブラック・コメディ、と書いているものもありますがヒューマン・ドラマでしょう。多くの映画賞を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされる等、高い評価を得ています。悪ふざけが好きな中年男ヴィンフリート(ペーター・シモニスチェク)は、会社の仕事が忙しい娘イネス(サンドラ・フラー)のことが心配で、彼女が暮らすブカレストを訪れます。数日間2人が共に過ごした後、ヴィンフリートはドイツに帰国した・・・はず、でしたが、ホッとしたイネスの前に、アレレ、別人(!)になった父親が現れて・・・。韓国題は「토니 에드만」。日本公開は6月です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑥ 3日目(前半)=ソウル城郭道(恵化門~駱山公園)→大学路

2017-03-17 23:48:57 | 韓国旅行の記録
 →<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行① 1日目(前半)=閑散としていた朴正熙記念図書館>
 →<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行② 1日目(後半)=安倍首相とのかすかな接点(??)>
 →<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行③ 2日目(前半)=市庁の地下にある遺跡→九老工団生活体験館>
 →<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行④ 2日目(前半のつづき)=大林洞の中華街は、中華料理というより中国朝鮮族料理の街>
 →<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑤ 2日目(後半)=清渓川文化館と板子家見学後、例の大デモ。直に見たら緊迫感ナシのお祭りムード!>

 前回から3ヵ月も間が空いてしまいましたが、昨年11月25~28日の3泊4日のソウル旅行の記録の続きです。昨年3月の旅行記録はまだ止まったまま。どうも手間暇がかかる記事になるとつい滞ってしまいます。

○11月27日(日) (前半)

 前夜の大デモの疲れもなんのその。・・・って見物しただけなんですが。しかし連日がんばって長距離(&長時間)歩いてるのはたしか。
でもって、この日も朝8時半頃から行動開始。
 まずは明洞で朝食だ!ということで、ホテル(ベストウェスタンプレミア国都)最寄りの乙支路4街から乙支路入口まで地下鉄で移動。
                 
 一昨日までは、その日朴正熙記念館に行ったこともあって、「李承晩・朴正熙以来、歴代大統領の御用達で有名になった」というコムタンの有名店・河東館(ハドゥングァン)(上左画像)に行こうかなという心づもりでした。私ヌルボ、行ったことないし・・・。ところが、その日の夜会った畏友Y氏の職場の後輩(ソウル勤務)X氏は「えっ、そんな豪勢な云々」という反応。そう言えば、だいぶ前に、ネイティブの韓国人女性にコムタン(格上)>>ソルロンンタン(格下)ということを言ってたな。というわけで、簡単に予定変更。お粥を食べようということになりました。
 明洞のお粥の店といえば、関連サイトでたぶん人気№1なのが味加本(ミカボン)。行ってみると、この時間(9時頃)そんなに人も多くない明洞なのに、数十m先からも見える長い行列で、これはパスするしかない。(あとから考えると、同じ建物1Fの人気店・神仙ソルロンタンとの見極めをちゃんとしてなかったですが。) で、そのすぐ先のお粥専門店・コンジハウスまで行くと、これまた行列。見れば大半は游客(요우커.ヨウコ)すなわち中国人観光客で、やはり中国の人たちは朝食はお粥ってことか。
 しかたなくヌルボ&畏友Y氏、他に適当な店はないかと歩き回るうち、スタバのビルの上階にお粥の店があるのを発見。(上・中画像。) 4Fということもあってか、ここは空席あり。やれやれ。論峴(ノニョン)参鶏湯という店名の示すように、参鶏湯の店として(一部では?)知られた店のようです。そしてヌルボが食べたのが野菜粥(ヤチェグク)9千ウォン。(上・右画像)。どこまでもお粥にこだわって正解、というか、(よくある)結果オーライの朝食でした。

 腹ごしらえを済ませたところで、この日前半の主目的である<ソウル城郭道>(の一部)ウォーキングに向かいます。
城郭都市ソウルの城郭は、当初(14世紀末太祖・李成桂の時代)は土製だったのが15世紀に石城に改修されたそうです。ところが次第に荒廃していき、20世紀とくに日本の統治下では都市の近代化が進む中で平地の城壁は撤去されてしまいました。
 その後1975年になって、韓国政府は本格的に城壁の補修を進めてきて、近年分断箇所はあるものの全周18㎞あまりの城郭道が整備され、観光メニューの1つにもなってきています。
 そのあらましは→コチラや→コチラの記事参照。
 ※前者は総距離18.6㎞・所要時間約9時間30分、後者は18.2km約12時間と、違う数字になっています。

 下左画像はこの<ソウル城郭道>(日本語版)の案内図。これはなかなか便利。ウォーキングの予定がない人も見る価値あり。細かなところまで見たい方は→コチラのブログ記事からコピペするといいでしょう。なお、韓国語版は→コチラ等にあります。なお、私ヌルボ、前日朝ソウル市庁地下の市民廰のインフォメーションでたまたまこの地図の現物があったのでもらってきました。たぶん市内各所の観光案内所にもあるのでは?
          
 そして上右が今回歩く部分。つまり恵化門~駱山(ナクサン)公園の拡大図です。

 ということで、ヌルボと畏友Y氏は明洞から地下鉄4号線に乗りました。
 恵化門(ヘファムン)は、5つ目の駅・漢城大入口で降り、徒歩で3分という近い所にあります。
          
 恵化門は、朝鮮王朝成立直後の1396年に建設されましたが1592年門楼が燃え、1744年に再建したものが近代まで残っていました。しかし日本統治期の1938年、恵化洞が終点だった電車路線を敦岩洞まで延長するにあたって取り壊されました。(→ナムウィキによる。)
 そんなわけで、現在の恵化門は戦後、それもわりと最近の1994年に再建されたものです。上右の画像を見ればわかるように、道路の横(北側)のかなり高い所(道路から約17m)にあります。しかし元の恵化門があった所は現在の道路上で、またその道路自体も恵化門が建っていた辺りの土を電車通行のために7mほど崩して造成したとのことです。したがって、恵化門を間近にみた後駱山公園・東大門方面に行くには画像の下の方に見えている横断歩道を渡って、反対側(南側)の登り口(下左画像)からまた坂道を登っていかなければなりません。、
      
 上右は登り始めてすぐの城壁。古い積み石の部分と新しく修復された部分が一目でわかります。

 駱山公園までは30分くらいだったかな? いくつか広場・施設等があって、どこに行くかにもよりますが・・・。
 駱山展示館を見た後、路上美術館を経てstrong>梨花荘(李承晩邸)へと下って行ったのですが、その辺りは→コチラの過去記事に書いた2014年8月の旅行記録とダブりますのでバサッと省略します。ただ、駱山展示館のある中央広場の場所をほとんど忘れていて20分くらいムダに歩いたのは情けなかったなー・・・。

 さあ、次は大学路方面で昼飯だー。

 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

[韓国の漫画] 1960年代の大人気生活明朗漫画「ヤクトンイとヨンパリ」を読む ②

2017-03-15 23:22:47 | 韓国の漫画
 →2つ前の記事の続きです。

 なかなかヤクトンイと打ち解けなかった転校生のヨンパリですが、ようやく本書の半分あたり(原本の第2巻)で親しくなり始めます。そして次のような場面。
 夏休み中のある日、同じ村の資産家の息子で、ソウルの中学校に入った少年(左端)が級友を2人連れて帰って来ているのに出会いました。ところがその2人の生徒が村の中学校をぱかにしたような言葉を連発します。 「ホントにこんな村で暮らしてると力が全部抜けちゃいそうだ。」 「そうか! こんな所で暮らしてるオレたちの力が抜けてるか抜けてないか見せてやるか?」「おー!」
 いつもにこやかなヤクトンイまで怒ってますねー。
 「さあ! 見ろ!」「おお!」「おお!」 「力が抜けてるかいないか」「わあ!」 やっぱりヨンパリ、ケンカはつ強いわー。・・・と、このあたりまでが原本の第2巻。その後の第3巻では、ソウルへの修学旅行が仲間4人の懸案事項になります。ヨンパリ父は名うてのケチで、修学旅行の費用も出してくれないというのです。そこで自分たちでお金を稼ごうということになり、ヤクトンイの発案でドジョウを養殖して売ろうということになったのですが、それに適した池を持っているトゥントゥンイのお祖父さんがなかなか認めてくれなくて・・・、というところで、この第1~3巻の合本はオシマイ。巻末の解説だと、続きの巻で首尾よくいって皆修学旅行に行けたそうですが・・・。

 かなり長くなってしまいましたが、本書(原本1部20巻中の第1~3巻)のあらましは以上です。
 本書巻末の、時事漫画家・朴在東(パク・ジェドン)による解説による、物語はこの後中学校を卒業した4人組がいろんな壁を乗り越えてソウルの高校に進学し、貧民街の板子家(パンジャチプ)に住みアルバイトをしながらも運動部員として活躍したり恋愛話とかもあるようです。あ、ヤクプニも1年後にソウルの女子高に進学し上京して来ます・・・。

 このような続きの物語は、→<YES24>のサイトを見ると、2013年に原本の第1部(全20巻)が4巻ずつまとめられた5分冊で一挙に刊行されているので、ソチラで読めそうです。

 次に、韓国漫画史の中でのこの作品の位置づけや、作者の方泳軫(パン・ヨンジン)等について。

 本書の解説や韓国漫画史関係の記事等によると、この漫画のジャンルは<生活明朗漫画>あるいは学園明朗漫画>とよばれているようです。なるほど、という内容でしたね。
 発行年の前年(1961年)は5.16軍事クーデターで朴正熙が政権を握った年で、政治的には不安定な時期でしたが、当時の社会の一端が垣間見られるように思います。
 日本でも近年、とくに映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)の公開頃から60年代を懐古する風潮がありますが、この韓国漫画が復刊されたのももしかしたら共通する要素があるのかもしれません。ただ、韓国の60年代は日本の同時代よりも10年かそれ以上前のような感じです。
 また、私ヌルボがちょっと懐かしく思ったのは、この「古臭い」絵柄。たとえば「フクちゃん」とか、初期の頃の「サザエさん」とかとちょっと似ているのではと思います。
 まあ、当時(に限らず)韓国の漫画界は日本漫画の影響を強く受けていたので当然といえば当然なのですが。ただ、これも巻末の解説によると、方泳軫は自尊心が強く、1958年「7天使(7천사)」で雑誌デビューした翌年に出版社から「手塚治虫の短編漫画「透明人間」をそのまま描け」と指示された時もストーリー展開と登場人物は独自のもの変えて描いたし、この「ヤクトンイとヨンパリ」で韓国を舞台に、韓国の少年たちの生活を描いていること自体もそんな意識が働いていたということです。
 ※手塚治虫の「透明人間」は1955年「少年クラブ 3月号付録」のようです。
 そして、まさに時代を反映しているのが表紙中にある円いマーク。(右画像)
 顔の上は「검필(検筆)」、その下のハングルは「韓国児童漫画自律委員会」と読めます。つまり、朴正熙政権による検閲が書籍や映画だけでなく漫画にも及んでいたということ。この時期はまだこのような「自律的」な組織によるものだったのが、1968年に政府は漫画事前審議制度を施行した。この事前検閲制は刊行物倫理委員によって1997年まで続いたが、その後も「青少年有害媒体の表示」を目的として現在もなお事後審議が行われている。<ナムウィキ>の「漫画検閲制」の項目(→コチラ)では、これを「偽装された検閲」と明記している。。

 なお、方泳軫は、この作品以前にヤクトンイを主人公にした別の作品を出しています。左画像の上右側は「明朗ヤクトンイ」、そして上左が「探偵ヤクトンイ」です。顔つきからしていかにも「探偵」ですね。日本語に訳された海外の探偵小説を参考に、日本よりずっと早く(!?)探偵物の漫画を描いて人気を得たとのことです。
 しかし大人気を博したのはこの「ヤクトンイとヨンパリ」で、1960年代この漫画は金珊湖(김산호.キム・サノ)のSF漫画「ライファイ(라이파이)」[ライパイ](右画像)とともに双璧だったそうです。

 このような大ヒット作を生んだ方泳軫ですが、1964年満25歳の若さで持病のリウマチが極度に悪化し、漫画を描く時でさえ壁にもたれて痛みをこらえながら描くという状態だったそうです。そして医師の忠告もあり漫画界を去ります。その後70年代に少し回復した時に「ミニ行進曲」という漫画を「女学生」という雑誌に連載しましたが、それが彼の漫画作品の最後でした。以後は童謡等の作曲をしたり絵本を描いたりして生活し、1997年58歳で世を去りました。

[余談] あの「食客」で有名な漫画家許英萬(ホ・ヨンマン)は学生時代この「ヤクトンイとヨンパリ」に夢中になって漫画家への夢を抱くようになったそうです。彼が漫画家としてデビューした70年代にはすでに方泳軫は漫画界を去っていましたが、許英萬は個人的に方泳軫を訪ねて行って挨拶を交わしたとのことです。「食客」の中でも「有名画家のパン・ヨンジン画伯」が登場しているのだそうですが、これは私ヌルボ記憶にないなー。

[おまけ] 韓国の漫画の歴史については、<コネスト>の記事「韓国マンガ事情~前編~」(→コチラ)に要領よくまとめられています。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [3月10日(金)~3月12日(日)]

2017-03-15 02:25:00 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 2泊3日で<大阪アジアン映画祭>を3作品だけ観てきました。「マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白」というドキュメンタリーが1番の目当てだったのですが、チケットを購入した後→コチラの記事で「初夏にシアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開」ということを知り、アリャしくじったか、と・・・。しかし、隙間の時間で藤田美術館に行って(例の)曜変天目茶碗というのを間近で見られたので良しとしましょう。

 大阪では、上記映画祭以外に話題の「ラ・ラ・ランド」を、→コチラによると座席数が日本第3位(737席)というTOHOシネマズ梅田で観ました。私ヌルボの感想としては「悪くはないが今一つ食い足りない」といったところか。一番のウィークポイントはストーリーの骨格がありきたり。とくに社会とか時代との関わりが欠落している点。印象に残っている過去の名作ミュージカルを挙げてみると・・・たくさんありすぎ。
 まあ、「観て損した感」は全然ないですけどね。それよりも、座席数日本第1位(946席)のTOHOシネマズ日劇で上映が始まったかねて期待の「ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン」をぜひ観て来ようと思っています。(あ、スクリーン1は「モアナと伝説の海」か! 「ミス・サイゴン」、一律2500円というのも痛いな。)

 横浜に戻って真っ先に観たのは、やっぱり韓国映画の期待作「哭声/コクソン」。いやあ、これは何と言うか、いろんな要素が知り混じって、ドロドロというか、もうわけがわからんですね。(笑) まあ観てみてくださいよ、としか言いようがありませんワ。人によって見方というか解釈がいろいろありそうで、いつも利用している<ナムウィキ>には作品自体について詳述している(→コチラ.韓国語)とは別に「哭声/あらすじと疑問」という項目が立てられ、いろんなことが書かれています。(→コチラ.韓国語)。そして、YouTubeでも謎解きの動画があります。→1つ目、→2つ目、→3つ目、→4つ目等々。1つ目の視聴回数は70万に迫り、後の3つも50万以上。1つ目は4分あまりで手っ取り早く見られますが、3つ目はイ・ドンジンという映画評論家がなんと2時間以上しゃべり続け。しかしリスリングが苦手の人(私ヌルボのこと)でもハングルの画面が続くのでダイジョブ。そのうち日本語版も登場するかも。まあ、ことほどさようにこの映画は映画館で観終わっても終わらないんだって。(笑) これから観ようかなという人、冒頭の聖書の一節から心してお見逃しなきよう。あ、それから韓国語学習者の皆さんは→コチラの過去記事でも書いた2016年の代表的流行語になった「何が大事なのけ!?(무엇이 중헌디.ムォシ チュンホンディ)」というセリフがどこで出てくるのかちょっと気に留めておいて・・・。(しかし、なんで流行ったのかな? 決定的場面でもないのに。)
 ※この作品に出演して青龍映画賞の男優助演賞と人気スター賞をW受賞した、「名優・國村隼が選ぶ『私の好きな韓国映画』」は→コチラ

         ★★★ NAVERの人気順位(3月14日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(-) ショコラ ~君がいて、僕がいる  9.61(23)
②(-) シーソー(韓国)  9.46(81)
③(1) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン  9.45(203)
④(2) Le Tour:私の生涯最高の49日(韓国)  9.39(335)
⑤(3) 自白(韓国)  9.35(2,974)
⑥(4) ハクソー・リッジ  9.26(1,913)
⑦(5) わたしは、ダニエル・ブレイク  9.25(1,407)
⑧(-) 光をくれた人  9.23(388)
⑨(6) ウィークエンド(韓国)  9.22(162)
⑩(9) モアナと伝説の海  9.14(9,988)

 今回の新登場は①と⑧の2作品です。
 ①「ショコラ ~君がいて、僕がいる~」は日本ではすでに1月21日に公開され現在上映中。私ヌルボは未見ですが、日本ではさほど高ポイントでもないような・・・。日韓で評価の「ツボ」が違う? 韓国題は「쇼콜라」です。
 ⑧「光をくれた人」については後述します。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) わたしは、ダニエル・ブレイク  8.40(15)
②(2) ラ・ラ・ランド  8.34(14)
③(3) ムーンライト  7.83(6)
④(4) マンチェスター・バイ・ザ・シー  7.75(8)
⑤(5) 自白(韓国)  7.67(10)
⑥(6) ジョン・ウィック チャプター2  7.67(3)
⑦(9) メッセージ  7.29(7)
⑧(8) LOGAN/ローガン  7.29(7)
⑨(-) ズッキーニと呼ばれて  7.25(4)
⑩(-) 君の名は。(日本)  7.17(6)

 今回の新登場は⑨「ズッキーニと呼ばれて」だけです。フランス・スイス合作のストップモーションアニメで、今年2月フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞で長編アニメーションの最優秀賞に選ばれるなど、高い評価を得ています。日本では、つい昨日終わった<東京アニメアワードフェスティバル2017>のコンペティション部門で上映されました。(受賞は逃しましたが。) 原題(フランス語)「Ma vie de courgette」のcourgette(クルジェット)がズッキーニのことで、マヌケといった意味があるそうです。そのズッキーニというあだ名の10歳の少年が主人公。そのあだ名で呼んでいたアル中の母がある日偶然の事故死。父親のいないズッキーニ少年は、後見人的な役割の刑事により孤児院に移されます。そこには同じ境遇の仲間5人がいて、新入りの「儀式」などけっこう厳しかったものの、心の慰めを受けることになります。その後新しくカミーユという名の女の子が入って来て、ズッキーニは一目惚れをしてしまいます・・・。こんな彼の生活に上記の刑事など大人たちの思惑もからむ中で、ズッキーニは人生を切り拓いていきます。韓国題は「내 이름은 꾸제트」です。私ヌルボ、これは観たいな。一般公開は未定のようですが・・・。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月10日(金)~3月12日(日) ★★★

         「キングコング」の新作が日本に先立って公開、 1位に

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・キングコング:髑髏島の巨神・・3/08 ・・・・・・・・・823,211 ・・・・・・・・・・1,011,356・・・・・・・・・8,562・・・・・・・・・984
2(1)・・LOGAN/ローガン・・・・・・・・・・3/01・・・・・・・・・・・400,383 ・・・・・・・・・・1,771,338・・・・・・・・15,173・・・・・・・・・899
3(2)・・解氷(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/01・・・・・・・・・・・115,064 ・・・・・・・・・・1,141,959・・・・・・・・・9,419・・・・・・・・・544
4(3)・・スプリット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/22・・・・・・・・・・・・63,656 ・・・・・・・・・・1,646,915・・・・・・・・13,381・・・・・・・・・399
5(4)・・再審(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/15・・・・・・・・・・・・61,626 ・・・・・・・・・・2,381,179・・・・・・・・18,972・・・・・・・・・420
6(7)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・・・・・・・12/07・・・・・・・・・・・・32,610・・・・・・・・・・・3,414,355・・・・・・・・28,552・・・・・・・・・202
7(43)・・光をくれた人・・・・・・・・・・・・・・・3/08・・・・・・・・・・・・27,541 ・・・・・・・・・・・・・37,980・・・・・・・・・・・304 ・・・・・・・・275
8(5)・・トロール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/16・・・・・・・・・・・・23,451 ・・・・・・・・・・・・669,329・・・・・・・・・4,964・・・・・・・・・263
9(9)・・ムーンライト・・・・・・・・・・・・・・・・・2/22・・・・・・・・・・・・17,362 ・・・・・・・・・・・・140,936・・・・・・・・・1,137・・・・・・・・・139
10(50)・・ガール・オン・ザ・トレイン・・・3/08・・・・・・・・・・・・14,675 ・・・・・・・・・・・・・20,068・・・・・・・・・・・159 ・・・・・・・・・319
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 日本でも好調なスタートを切った「ラ・ラ・ランド」ですが、韓国では1度ベスト10外に落ちた後復活。息長く上映されています。
 今回の新登場は1・7・10位の3作品です。
 1位「キングコング:髑髏島の巨神」は、日本でも3月25日の公開が近づいて情報がいろいろ出ています。今回の舞台は太平洋の孤島“髑髏島”ですか。キングコング以外に凶暴な巨大生物がいろいろいてバトルを展開するみたいですよ。なお、2020年に続編として「ゴジラ対キングコング」が公開されるのだそうな・・・。キングコングといいゴジラといい、いつまで続くか見当もつきません。韓国題は「콩: 스컬 아일랜드」です。
 7位「光をくれた人」は、アメリカ・ニュージーランド・イギリス合作のドラマ。41の言語に翻訳され230万部超の売り上げを記録したM.L.ステッドマンの世界的ベストセラー小説「海を照らす光」(早川書房)の映画化作品です。舞台は20世紀初頭のオーストラリア。悲惨な戦争が終わり帰国したトム・シェアボーン(マイケル・ファスベンダー)は、灯台守となって孤島に赴任します。そこで出会ったイザベラ(アリシア・ヴィキャンデル)に心を開いて結婚し、幸せな生活を始めます。しかし数年後のある日、ふたりの人生は大きく変わりました。島に漂着したボートに生後間もない赤ん坊(女の子)が乗っていたのです。死産の直後で悲しみに沈んでいたイザベルの強い望みでトムは本土に連絡せず、赤ん坊はルーシーと名付けられて実子として育てられることになり、健やかに成長して2人に喜びをもたらします。しかし4年後、実の母ハナ・レンフェルト(レイチェル・ワイズ)が現れて、一挙に深刻な事態に直面することに・・・。韓国題は「파도가 지나간 자리」。日本公開は5月です。当初3月31日の予定だったためか、もう予告編観ましたよ。
 10位「ガール・オン・ザ・トレイン」は、日本ではすでに昨年11月18日に公開されています。韓国題は「걸 온 더 트레인」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(13)・・光をくれた人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/08 ・・・・・・・・・・・27,541・・・・・・・・・・・・37,980 ・・・・・・・・・・・・304 ・・・・・・・・275
2(2)・・ムーンライト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/22 ・・・・・・・・・・・17,362・・・・・・・・・・・140,936・・・・・・・・・・・1,137 ・・・・・・・・139
3(1)・・雪道(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/01 ・・・・・・・・・・・11,776・・・・・・・・・・・118,496・・・・・・・・・・・・・896 ・・・・・・・・206
4(3)・・沈黙-サイレンス-・・・・・・・・・・・・・2/28 ・・・・・・・・・・・10,094・・・・・・・・・・・・75,869・・・・・・・・・・・・・575 ・・・・・・・・134
5(4)・・マンチェスター・バイ・ザ・シー・・・・・2/16 ・・・・・・・・・・・・1,839・・・・・・・・・・・・52,064・・・・・・・・・・・・・418 ・・・・・・・・・23

 1位「光をくれた人」だけが新登場ですが、これについては上述しました。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加