里山悠々録

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九重栗カボチャの1番果を穫り始める

2022年08月05日 | 畑:果菜類
山形県置賜地方など大変な豪雨で、被災された方には心からお見舞い申し上げます。
当地2019年の台風19号災害を思い起こしましたが、今回は大した雨とはなりませんでした。
我が家ではカボチャの1番果を穫り始めたところ。
品種は九重栗EX。
播く時は株間45㎝の1カ所1粒蒔き。
4月28日に我流の省力直播きしたもの。


昨年、一昨年と親蔓1本仕立てにしていましたが、今年は、若干の経緯があり2本仕立てに。
親蔓と子蔓1本の2本仕立てです。
伸ばした主枝のわき芽は全て掻きます。
出だしは遅れていましたが、ほぼ挽回したように見えます。
人工授粉は若干した程度で、蜂が飛んでいるためほとんどは自然着果です。
これらが1番果。


1番果は10~15節とバラついています。
10節目に着果した1番果が最も早く6月20日頃に開花したもの。
ほぼ45日と言ったところで、軸は褐色になり、ひび割れが多数できています。これが熟した証拠で青いうちは未熟。
大概はあと数日から1週間で受粉後45日になります。
このように、1番果が飛んだと言うか、最初の着果が20節目くらいになった株もあります。


カボチャは収穫した後、追熟して糖に転化してから食べるのがよいと言われます。
ある時、有名な産地の生産者が畑で完熟させるのが一番と語っているのを聞き、受粉後45日以上置いて穫っています。
親蔓と子蔓の2本仕立てなので、一番花でも開花の時期が違います。軸の変色をよく観察して収穫します。
この辺りが2番果の位置。


こちらが2番果。軸の変色が始まりました。2番果は良く留まりました。


ここから先(手前)が3番果。


今年は3番果も結構留まっているようです。ここだけで4個。


雨続きの時期もあったので予想外です。
主枝の長さは10mくらいに達しました。これがほぼ最後の誘引と整枝になるでしょう。


3番果の先には10枚以上の葉を着けてピンチします。
健全な葉が十分な枚数確保できれば3番果でも問題なく美味しいカボチャが穫れます。


10節目に着いた授粉後45日の九重栗カボチャを穫ってみました。


重さはちょうど2㎏でした。
このカボチャはいわゆる黒皮で緑が濃く光沢があります。
先が少し尖り、栗のハート形。最近は種苗各社このタイプのカボチャを出しているようです。
九重栗カボチャはホクホクの強粉質カボチャです。
試しに半分に切ってみました。濃い黄色になっており、完熟で問題ないでしょう。


こちらが、7月1日に直播きした遅穫り用のカボチャ。


誘引しました。今のところまずまずの樹勢です。


品種は「雪化粧」。
古種の「白爵」も播いてみましたが、「雪化粧」に比べると樹勢が弱い。1株だけ残しました。
遅穫りのカボチャは一昨年はゼロ、昨年は僅か3個と不作続きですが、今年はどうなるか。



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