里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のカボチャは2本仕立て

2022年07月05日 | 畑:果菜類

今年のカボチャは2本仕立てにしています。
親蔓と子蔓1本の2本仕立てです。
品種は九重栗EX。
播く時は株間45㎝の1カ所1粒蒔き。
4月28日にトウモロコシや蔓なしインゲンと同様の我流省力直播きです。
種播き直後から気温が下がって発芽までの日数が長くかかったものの9割の発芽率。
ここ2年は親株1本仕立てにしており、今年も当初はそのつもりでした。
しかし、連日の強風で傷められ、極端なダメージを受けた株が出てしまいました。
そこで、今年は不良な株を間引いて半分にし、親蔓と子蔓1本の2本仕立てにすることにしたもの。
その後も生育は例年より遅れていましたが、大分回復。蔓を伸ばすスペースをロータリーで耕耘し、蔓を伸ばしました。
一度整枝しただけで放置していたため、蔓が偏り重なってきました。


カボチャの仕立て方にはいくつかあります。
畝間、株間との関係で決まり、親蔓1本仕立て、親蔓と子蔓1本の2本仕立て、親蔓と子蔓2本の3本仕立て、親蔓をピンチし子蔓の2本又は3本仕立て、さらには半放任まで。
そもそも我が家は省力の直播きを行っているため発芽率70~80%を想定し、適当な間隔に間引いて親蔓と子蔓1本の2本仕立てが基本です。
ですから結果的には、元の仕立て方に戻ったともいえます。
伸ばす蔓を主枝として適当な間隔に誘引していきます。


長く伸びた方が親蔓で短い方が1本伸ばした子蔓。


収穫期が適当にずれてくれるのがメリットと言えるでしょうか。
収穫期を揃えるなら、少し遅れますが、親蔓をピンチして子蔓の2本仕立てにした方が良いと思います。
伸ばした主枝のわき芽は全て掻きます。なかなか手が回らないことが多いのですが。


今回搔いたわき芽はこのくらい。


全体的に遅れているものの、高温続きで少し挽回してはいます。
1番果が着果してきました。


雄花を採って人工授粉もしますが、蜂が飛んでいるのでたいがいは自然着果しています。
蔓の伸ばすスペースは十分あり、最大限利用します。


1番果を着けた後、蔓を伸ばし2番果、さらに3番果まで穫るのが目標です。
これが2番果になります。適当な間隔に着いているので、うまく着果してくれればベスト。


2番果、3番果がまずいと言われるのは、蔓先の未熟果を穫るからです。
健全な葉が十分確保されて完熟していれば美味しいカボチャが穫れます。
こちらは、遅穫り用のカボチャを直播きしたもの。


7月1日に種播き、気温が高いのですぐ発芽してきました。
冬至カボチャにもする貯蔵用です。
今年の品種は「雪化粧」。それと古種の「白爵」も播いてみました。
同じ白皮系ですが、「雪化粧」は灰色、「白爵」はほぼ純白。
昨年は僅かに3個穫れたものの一昨年はゼロ。
思うように穫れていません。今年はもう少し穫りたいもの。