里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

鎮魂の日に捧ぐ 水墨画「フリージア」

2022年03月11日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3  


今日は鎮魂の日。
春の陽光を受けて咲く色とりどりのフリージア。敢えて明るい画にしました。
拙い画を捧げつつ、犠牲になられた方々に心より哀悼の誠を捧げます。
2011年3月11日午後2時46分。あれから11年の歳月が流れました。
我が県だけで犠牲者が1万人を超える未曾有の大災害です。
ハード面では復興が目に見える形で整備されてきました。
しかし、ご親族はじめ多くの方々の胸に未だ深い傷が残されています。
東日本大震災で犠牲になられた方々の殆どは大津波によるものです。
それは気象庁から出された警報の数値を遙かに上回り、想像を絶するものでした。
残された街の姿は正に戦場の焼け野原のごときものです。
逃げ遅れて犠牲になった方も多く、中には人災と判断されるような事象もなかったわけではありません。
しかし、主因はあくまで想定を越える天災であったことは紛れもない事実です。
天災はそれ自体を防ぐ手立ては未だ存在しません。
今、ウクライナで起きている事象は何でしょう。現代にこんなことが現実に起きているとは信じがたい。
これは天災ではない。100%人災なのです。
原因が100%人間の行為にあるのに何故防げないのか。人間自らが災難を引き起こしている。
良心のかけらもない、騙される方が悪いと言う世界。天をも恐れぬ愚かな行為を未だ人間は繰り返している。

本日、午後2時46分、改めて黙祷を捧げます。合掌。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿