里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「りんご」

2022年12月12日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙  

贈答にリンゴを頂いたので水墨で描いてみました。
木に成っているイメージで描きましたが、実際に見たわけではありません。
我が家ではリンゴを作ったことがないですし、近隣でも作っているお宅はありません。
ただ、市町村単位となるとりんご園はあるので見る機会はあります。
頂いたリンゴは「ふじ」。
今は早生から晩生まで様々な美味しい品種が出回っていますが、この時期になるとやはり「ふじ」の座はゆるぎないものです。
小生は果物は何でも好きで、特にリンゴはその一つ。
「ふじ」も世に出て半世紀以上経っています。昔はリンゴの品種は多くはありませんでした。
子供の頃、小学校の近くにりんご園があり、青い早生リンゴの「祝」や「旭」「紅玉」などが作られていました。
特に印象に残っているのが「旭」。何故なら、学校の帰り道にりんご園の方から1個頂いたからです。
丸かじりした「旭」は実に美味しかった。やや扁平がかった赤い丸いリンゴの印象です。紅玉ほどには真っ赤ではありません。
その後、「祝」や「紅玉」は何度も食べましたが、「旭」は食べた記憶が殆どないのです。
頂いて丸かじりしたリンゴの印象があまりに強すぎたからかもしれません。
食べるものが少なかったあの頃、本当に美味しく有り難さを感じる時代でした。






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4 コメント

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林檎の熟れが (アナザン・スター)
2022-12-12 18:00:41
水墨画。
単に描かれてではなく、作者の気持ちが籠ると、熟れた色に見える・・・

或いは、果実がその青さに、瑞々しさを感じます。

絵でこそ、視えてくる世界なんですね。

果物で、林檎大好きです。
おはなはんに記憶を呼び覚まされます。
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Unknown (kaz)
2022-12-12 19:42:23
アナザン・スターさんへ。
コメントありがとうございます。
過分なるお言葉です。
お褒めいただくほどの腕前ではないのでお恥ずかしい限りです。
申し訳ないですが、俄にはおはなはんには思い至りませんでした。
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おはなはん (アナザン・スター)
2022-12-12 21:40:14
おはなはん役の樫山文江さんが、夫となる高橋幸治さんと人力車に乗って、林檎の花の下を行くのです。
それは見事な満開の花で、林檎ってこんなに清々しいのか・・・
それがこの林檎に。

寒がりなので、北国には嫁ぎませんでしたが、あのシーンは鮮やかに覚えています。
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Unknown (kaz)
2022-12-12 22:20:25
アナザン・スターさんへ。
ありがとうございます。
そうだったのですね。
樫山文江さんのおはなはんはよく覚えていますが、毎度見ていたわけではないので思い至りませんでした。
そんな情景なら印象深いでしょうね。
勉強になりました。
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