里山悠々録

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トマト連続摘芯栽培'23~好事魔多し大ショック

2023年09月03日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは囲わずとも害獣の侵入がなく、順調に収穫が続いてきました。
近年は収穫期にネットで覆いをするのが常となっていたので、今年は管理が頗る楽です。
すでに予定していた捻枝は終り、おまけの基本枝も捻枝。おまけの花房まで着けています。
後作の関係で10月下旬には片付ける必要があるため逆算すると9月早々に咲いた花房が限界。
今が芯止めの時期になっています。
今年は最初の花房が本葉9枚から12枚とバラバラで、捻枝の開始が2通りになっています。
現在の全体の姿。


反対側から見ると。


裂果は大分出ていますが、ちょっと見、特に変わったことはなさそうに見えます。
この辺り、本葉10枚までに第1花房が着いた株は例年同様第2花房から連続摘芯しています。


こちらが第2基本枝側で第4、第5花房と収穫終了、第6花房もすぐ終了です。
一番左の株はすでに第6花房は終了、おまけの花房を穫っています。
上から第4基本枝が垂れています。第10、第11、第12花房ですが、着果はよくありません。


こちらが第1基本枝側で上から第3基本枝が垂れています。第7、第8、第9花房と着けています。


第7、第8花房が収穫期になっていますが、青い果実は大幅に減っています。理由は後で。
この辺りが第1花房が本葉11、2枚で着いた株で、第1花房から連続摘芯を行っています。


こちらが第1基本枝側で上から第3基本枝が垂れており第6、第7花房は終了。
第8花房が穫れており、下におまけの花房も着けています。
反対側の第2基本枝は第3、第4、第5花房と収穫終了。


上からは第4基本枝が垂れており、第9、第10、第11花房におまけの花房があります。さらにおまけの基本枝も。
しかし、青い果実は大幅に減っています。
今年は全体的に着果良好と思っていた矢先、1週間ほど前、異変に気付きました。
これです。


オオタバコガです。
完熟で収穫しており、裂果が多くなってきたのは天候の関係でしょうがないと割り切っていました。
しかし、穫った中に穴のある果実で気付きました。
改めてよく見直してみました。第7、第8花房までの被害は僅か。
それ以降の花房に取り付いていました。うかつにも見過ごしていたのです。
オオタバコガの被害は他で見たことはありますが、我が家では初めて。
摘果して潰し処分するしかありません。
赤くなったものには殆ど付いておらず、大概小さな未熟な果実に付いています。


数十個処分したでしょうか。まだ残っている可能性もあります。


よく見ると花や新芽が被害を受けているのも確認できます。
これまで害獣防止にネットで覆いをしていたのが害虫防除にもなっていたのかもしれません。
今年はネットなしで害獣もやって来ず、よく穫れていたので大ショック。


多少の裂果は自家用にはそれほど支障なく食べられます。
ここに来てとんだ伏兵。この後の収穫はガクンと落ちるでしょう。



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