里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春ホウレンソウの早播きは省力種播き

2024年03月03日 | 畑:葉菜類

春ホウレンソウの1回目の種播きをしました。
老朽化したハウスを解体した後、試行を繰り返し現在に至っています。
当地の露地の春ほうれんそうの種播きは4月に入ってからです。
それだと冬ホウレンソウとの間が長く空くのは避けられません。
しかし、当地でこの時期に播くとなるとハウスでなければトンネルが必要です。
ただ、トンネルを掛ける手間と時として降る重い雪で潰されるのが嫌でした。
そこで始めたのが我流の省力早播き法。
畑は半月余り前に元肥を施し、ロータリー耕耘しています。
種播き前にもう一度耕耘したいところですが、水分が多く断念。
管理機の逆転ローターで耕耘を兼ね畝立てすることにしました。
畝の中心位置に目印線を付けます。


管理機で畝立て。


鍬で手直しをして幅約60㎝のかまぼこ型の畝に仕上げました。


品種はトーホク種苗の「スプリングほうれん草」と「キングほうれん草ボーカル」の2品種。


この2品種にはかなり違った特徴があります。
春ほうれんそうの品種ではトウ立ちしにくいことがまず第一。秋冬ホウレンソウの品種は大概使えません。
品種は多数出ているものの絶対これという品種には出会えていません。
種播きは何時もバラ播き。基本間引きはしないので薄播きです。
見にくいですが、小さく赤いのが種で、両品種とも殆ど同じです。


種播き後、薄く鍬で覆土。ごろ土が目立ちますが、強粘土質の土壌なので何時もこんなものです。


くん炭を掛けました。


多少なり地温を上げる効果と土の締まり防止、酸性改良も若干期待しています。
水分はかなり多いので灌水はしませんでした。
不織布をべた掛け。


最後に透明ポリでマルチします。


トンネルを掛ける代わりにこれで地温と水分の保持を狙います。
マルチは発芽するまで。後は不織布のべた掛けだけにします。果たしてうまくいきますか。
これは収穫中の冬ホウレンソウ。


ホウレンソウは11月から6月までの連続収穫を目指していますが、どうでしょう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿