里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のイネは順調、雑草の1回目刈り払い終了

2021年06月11日 | 田んぼ

今年のイネは、田植えをして約1ヵ月。
順調に生育しています。


5月の天候は総じて好天の日が多く、気温も高く経過しました。
ただ、連日風が強く、田植え後は多少葉先の変色が見られました。
今は青々とし、清々しい田んぼの姿になっています。
この時期はイネの茎数が増える分けつの最盛期。
1株の目標茎数は25本。
今、平均的な株の茎数は10数本になっています。


浅水を保ち、分けつを促進させる管理が大切です。
今月中には間違いなく目標本数を確保できるでしょう。
おそらくは例年より生育が進んでいるのではないかと思われます。
こちらの田んぼもかなり茎数が多くなってきました。


しかし、生育が進むのは喜ばしいこととばかり言えないのが難しいところ。
西日本はかつてない早い梅雨入りのようですが、こちらも入梅は近い。
そうすると当地方では常にヤマセによる低温が問題となります。
生育が進むと穂の基となる幼穂が出来る最も大事な時期に低温に当たるリスクはかえって高まります。
こちらの田んぼは茎数が少ない株もありますが、今の時期はそんなに生育が進んでもらわなくていいのです。
昨年も一昨年も同様な感じのハイペースでした。


ここまで、雨が少なく気温が高いため藻が発生している田んぼがあります。
雨で水が入れ替わると水が綺麗になり藻も解消するのですが。


今どきの田んぼの主な作業というと周辺雑草の刈り払い。
年に3回やるのが普通です。
暑い中、1回目がようやく終了しました。
このような畦を刈るのは楽勝ですが。


幹線道路の法面も側の田んぼの所有者が刈り払うのが暗黙の了解事項。


里山ではこのような大きな土手が沢山あります。

この刈り払いがなかなか大変。


道路の法面もこのように大きくなると容易でありません。


法面の所有者は市町村。
都市部なら自治体でやるのが普通でしょうが。
私は無農薬栽培者ではないので、必要最小限の農薬は使います。
除草剤も電気柵の下などに用います。
しかし、土手や法面に除草剤を使い雑草を枯らすと、雨に弱くなり崩れてしまうので使えません。
そこで利用しているのが、この抑草剤というもの。


草を枯らさず伸びを抑えます。
作業のしにくい大きな土手や法面に用いており、十分効果があります。
ただし、使えるのは今回だけ。
2回目の7月中旬には害虫対策のため全ての刈り払いをする必要があります。



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