「仙台雪菜」は、当地方のいわゆる伝統野菜です。
雪の降る厳寒期にも寒さに強く、葉は濃緑肉厚で甘味とほろ苦さのある旨い野菜です。ビタミンAやカルシウムなども豊富と言われています。小松菜に似ていますが、小松菜よりも葉が丸く肉厚です。当地方でもよく作られる雪菜と紛らわしいですが、雪菜の方が若干小ぶりで縮みが多く出ます。それでこちらは「縮み雪菜」と言われます。山形県の米沢にも伝統野菜の雪菜がありますが、こちらは雪中に伸びたトウを収穫する全く別物で、私はテレビで見たことがあるだけで実物を見たことはありません。
「仙台雪菜」は普通にそのまま葉や茎もおいしく食べられますが、春になると伸び出すトウが大変おいしいので、私は茎立ち菜として作っています。ナバナ類の一つです。
「仙台雪菜」は普通にそのまま葉や茎もおいしく食べられますが、春になると伸び出すトウが大変おいしいので、私は茎立ち菜として作っています。ナバナ類の一つです。
台風19号襲来の数日前に播いたので、発芽や生育には最悪の条件となりました。欠株が出たり、生育も不揃いとなりました。同じように作っているかき菜と比べると弱く作りにくいですが、少し早くから穫れ、軟らかく食味は優れます。
暖冬のせいもあって現在ではたいがいの株は例年と変らないくらい旺盛になっています。防寒対策も特段していませんが、今年は黄色に変色した下葉もほんの僅かでした。
追肥に粒状の速効性肥料を施しました。
追肥に粒状の速効性肥料を施しました。
その後は土寄せを行います。今年は管理機を使わず鍬だけでやりました。水分状態が手頃で楽に出来ました。
台風でうまく発芽しなかったところに追い播きをしましたが、生育差は歴然です。小さい株が追い播きしたもの。
これではたいした収穫は出来ません。
順調なところはすでに沢山のわき芽が見えます。
大きい株ほど多くのわき芽が出て沢山穫れるので、私は通常より早まきです。
あと1ヵ月くらいで旨い「仙台雪菜」の茎立ち菜が食べられるでしょう。
仙台雪菜栄養があって、寒さにも強く、トウ立ちもおいしいとの事いいですね、台風の時期に蒔いたとのですが、良くできていると思います。
仙台雪菜は当地方だけの野菜かもしれませんね。雪菜、小松菜、ターサイなどと似ています。葉でもトウでもおいしく食べられます。