プール育苗をするためのプールを作りました。
プール作りの基本は同じですが、色んなやり方が考えられます。専用のシートなども販売されています。
我が家は始めた当初はいくつか試行しましたが、大きな変更はありません。
プール作りは一人でも可能。しかし、二人の組作業なら大幅に作業がはかどります。
今年も助っ人がおります。そのための準備は整っています。

昔よりも育苗の枚数が大幅に減ったためハウスは利用しない部分の方がはるかに多く余裕ありすぎです。
そのかわり、通路を広く取り育苗箱2枚が並ぶ幅にプールを作るので作業は非常にやりやすい。
まずプールの位置に黒ポリマルチを張ります。
黒マルチをしないと草が生え出すので必須です。専用シートを利用するなら必要ありません。
我が家の場合、幅135㎝の黒ポリマルチがピッタリです。そのため両端の位置を決め引き延ばせば計測や目印の必要がありません。
これまでのマルチが張られた跡も残っているのでそれからも張る位置がほぼ分かります。
引き延ばした後、手前から二人で黒ポリの両側を適当な間隔に丸皿付きピンで止めていきます。

中央と両サイドの通路は約60㎝になるので一輪車が通れ、作業もしやすい。
次にプールの枠になる抜き板を立てます。
まず大まかに抜き板を配置しておきます。

黒マルチに合わせて抜き板を立てるとプール幅にピッタリです。

丸皿を外したマルチ止め用ピンで抜き板3カ所に刺して枠を立てます。

この枠の立て方は非常に効率が良く。我ながらヒットと自賛しています。
ピンも短期間の利用なので20年近く経っても殆ど変わりません。
次に透明ポリシートを2枚敷きます。ポリシート1枚では傷が付くと水漏れの心配があります。
以前は使い古しの透明ポリを下敷きにしていましたが、今は2枚とも新品にしています。
面倒でなく安心なので多少の出費増はやむを得ません。
ポリシートはマルチ用ポリではなく厚さ0.03㎜のトンネル用ポリを使用します。
この枠には幅が180㎝のポリシートがぴったりです。
まず1枚目を引き延ばし、手前から両側で所々を洗濯ばさみで仮止めしておきます。

その上にもう1枚同じ透明ポリシートを引き延ばし2重に敷きます。
仮止めの洗濯ばさみははさみ直します。

さらに透明ポリの周りを直管パイプで押さえ動かないようにします。

これでプール作りは完了です。

現在の方法にしてから20年近く殆ど変わっていません。
資材の選択や作り方は応用範囲が広いので、それぞれの条件に合わせ工夫することが可能です。