画仙紙 半切1/3
リンドウは当地の野山にも自生しており、昔は彼岸の墓参り用に探しに行ったものです。
昨年、たまたま土手の刈り払い中に偶然見つけました。日当たりの悪いところで遅い時期です。
自然のものは花数は少なく丈も短いので見逃してしまうことが多い。
店に出回っているリンドウは花数が多く丈も長くて立派です。
栽培されているリンドウは品種も豊富で夏から晩秋まで出荷されています。
花の色は青紫が定番ですが、白や赤、ピンクなども見られます。
かつてリンドウの産地として有名な岩手県の安代(現在は八幡平市)を訪ねる機会がありました。
長く町ぐるみで品種開発まで行ってきたのですから素晴らしいの一語。
りんどうはエゾりんどうの系統と、ササりんどうの系統に大別されるらしい。
エゾりんどうは花の先端が蕾のまま開かず、ササりんどうは開くと言います。
我が家の土手で見たリンドウは花が開いているのでササりんどうと言うことでしょうか。
リンドウを描くときは大概青紫のリンドウですが、今回は白いリンドウを描いてみました。
店に出ていた白いリンドウは花が開かないのでエゾりんどうの系統なのでしょう。
白いリンドウもいいものです。
昔は、草も手刈りでしたから、残していましたが草刈り機で薙ぎ払いますね。
農薬も、直ぐにかけますから、近年は見かけません。
土の状態や湿り気にも関係するのか?
紫も、濃いのや淡い彩がありました。
白は実に少なかった。
桃色もあるんですよ。
でも翌年には消えます。
丈は20㎝位で、10㎝平方の場所に咲く様は真に愛らしいもの。
鉢に仕立てる者が掘るので、絶えて仕舞いました。
育たないのに・・・
子どもの頃の風景を、瞼の奥に焼き付けています。
環境破壊で、失う心の豊かさですね。
コメントありがとうございます。
そうですね。リンドウもごく普通にあったのですが、少なくなりました。
やはり環境の変化なのでしょうね。
小生は自然の白やピンクは見たことがないです。
それでも我が家周辺は自然豊かなので自然の花がまだまだ愉しめます。
ようやく異常な暑さからは解放されそうですが、ご自愛ください。