里山悠々録

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サヤエンドウとソラマメの冬越し対策

2021年12月04日 | 畑:豆類

サヤエンドウとソラマメの冬越し対策をしました。
今秋は全般に気温が高く経過しましたが、最近はさすがに気温が下がっています。
氷点下に達する日が出てきたので、防寒対策が必要になってきました。
サヤエンドウは10月末の種播き。品種は蔓ありの赤花絹莢えんどう。


先日間引きし、2本立てになっています。


発芽、生育とも良好。


やや進みすぎの傾向です。
防寒対策には不織布を掛けますが、その前にまず株元に粒状の殺虫剤を施します。


我が家は無農薬栽培ではないので最小限の農薬は使います。
不織布は外から来る虫に対しては予防になりますが、内側に虫がいると逆に増殖を助長します。
特に豆類ではアブラムシがウィルスを媒介するので大敵。
次に追肥。


当初、今年は生育が進んでいるので追肥はやらないつもりでした。
が、せっかく土寄せするのでと、気持ちが変化。緩効性肥料を畝の肩に少々。
次に土寄せ


間引きする時にやるつもりでしたが、土の状態をみて遅らせていました。
適度な雨もあって土が軟らかくなり、鍬のみで容易に土寄せできました。
根元にしっかり寄せて、風で動かないようにします。


次は防寒対策に不織布を掛けます。
あまり早く掛けると軟弱徒長し、よくありません。
越冬野菜は徐々に寒さに当たることで耐寒性が増します。
氷点下の日が出るようになってからでも大丈夫。
目安は最低気温0℃。当地に近いアメダス地点の平年値は12月10日。
里山なので、例年その数日前です。今年は若干早め。
不織布(パオパオ)をべた掛けします。


べた掛けは容易で、風や雪も気にする必要がありません。
注意する点は、ピンと張らず余裕を持たせて緩く張ること。


不織布の中でエンドウは冬の間も少しずつ生長するので、だぶだぶに張ってちょうどです。
昔はよく笹やわらを株の根元に立てて防寒や風よけにしました。
それでも寒さが厳しいと欠株や芯止まりが出たものです。
不織布のべた掛けをするようになってからは、そのようなことはほとんどなくなりました。
こちらはソラマメ。


10月半ばに直播き。品種は昔ながらの河内一寸。
そもそも作る予定はなかったのですが、スペースが空いてしまったための消極的動機。
しばらくぶりで作ります。
場所的には少々日当たりが悪く条件は良くありません。
発芽、生育とも良好。少々伸びすぎの傾向です。
エンドウと同様に粒状殺虫剤を株元に施し、少しだけ追肥。


土寄せ後に不織布を掛けました。


要領はエンドウと全く同様です。


昔は、ソラマメも欠株や芯止まりがよく出たものです。
雪腐れと言っていましたが、寒さよりも風の影響が大きかった気がします。
強い北西風でもまれて傷がつき、積雪が多くなるとそこに雑菌が入るようです。
不織布のべた掛けが効果的な対策となりました。




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