里山悠々録

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茎立ち菜の冬越しに向け追肥と土寄せ

2021年12月03日 | 畑:花菜類
茎立ち菜の冬越しに向けて追肥と土寄せをしました。
茎立ち菜はナバナ類の一つ。とう立ち菜と同じです。
我が家で作っている茎立ち菜は3種。
10月19日に種播き、先日最終間引きをして1本立てにしました。
ナバナ類には種々あります。広い意味ではアブラナ科のトウを利用するもの全てがナバナと言っていいのかもしれません。
茎立ち菜(とう立ち菜)という言い方も相当曖昧。
秋に種を播き、冬越して春先にトウが立ってきたものを利用するのが茎立ち菜。
秋冬期に穫るアブラナ科野菜を放置しておけば春にはトウが食べられます。
これも広い意味では茎立ち菜。
こちらが仙台雪菜。


仙台雪菜は当地方のいわゆる伝統野菜で、このくらいの大きさで葉物として美味しく食べられます。
これを我が家では冬越しし、茎立ち菜として作っています。トウが柔らかく大変美味しい。
まず畝の両側に追肥。


生育がやや進み加減なので、今年は緩効性の肥料にしました。
適当に降雨があり土が湿気っているので、鍬だけで土寄せしました。


仙台雪菜は弱く、放置しておいてはまともなものが穫れません。

越冬するにはやや伸びすぎの傾向ですが、大株の方が明らかに沢山穫れます。


こちらは「かき菜」。


丈夫で作りやすいので昔から作っています。
「かき菜」は在来アブラナの一種で、関東での呼び名。
類似のアブラナは各地にあるようです。
同様に追肥。


土寄せ。


仙台雪菜と違って、このまま食べるのには向きません。
春にトウ立ちした新葉を利用します。


こちらは「三陸つぼみ菜」。


「かき菜」と同類で、よく似ています。
少しだけ「三陸つぼみ菜」の方が葉色が淡い。
当地方では、こちらの方が馴染みがあります。
追肥。


土寄せ。


昨年、他よりもはっきりと早くから穫れるのが分ったので、今年も作っています。


今、ナバナ類の一つ、アスパラ菜と寒咲花菜を盛んに収穫しています。
これらと違い、茎立ち菜の方は同じように作っても同様には穫れません。
十分な低温に当たらないと花芽ができないからです。



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